アナスタシア観劇編、ついに最終回です。我ながら長かったけど、こうやって書くことで多少は自分の気持ちを供養できると信じて…。
前日夜に千秋楽の中止が決まったため、はからずも前楽が東京最終公演になってしまった。(しかもその後大阪公演が全て中止になり、本当の千秋楽に…)
今まで観たどの舞台も、きちんと全公演をこなして、すっきりと千秋楽を迎えて終わっていった。だから寂しくても「終わり」を感じて次に行けたんだけど。今回はぶつんと途切れた感じがあって、どうにも引きずってしまうし、そんなに簡単に割りきれない。もちろん全公演完走できなかった演目はアナスタシアだけじゃなく、そもそも公演できずに中止になった演目もたくさんあるんだけど。早く「普通」が戻ってきますように。
そもそも、当初の予定がこんなに狂ったのは初めて。
3/1ソワレ(葵・海宝)初日 → 中止
3/10マチネ(木下・海宝)
3/13マチネ(木下・海宝)→ 中止
3/28マチネ(木下・内海)千秋楽 → 中止
これが、結果的にこうなった。
3/10マチネ(木下・海宝)
3/23マチネ(木下・相葉)
3/23ソワレ(葵・内海)
3/27マチネ(葵・相葉)→ 千秋楽に
マジで3/10取っといてよかったな。そしてだいぶ内訳変わったなぁ。結果ばちトリ2回も観てるし笑 でもやっぱりアーニャディミトリ全員観てよかった!
今回は、13日に涙を呑んだ友達と一緒に観劇でした。再演も絶対行こうな…。
・遠山グレブ
すっっっごくよかった!!なんといっても声が良い。声量が豊か! "Still" "The Neva Flows"どちらも高音の伸びが素晴らしかった。イポリトフ伯爵の時もやたら歌うまい人がいるな~と思ってたんだけど、もっとこの人にソロを歌わせてくだせぇ…。次はトリプルキャストでもいいんじゃないかな。アンサンブルキャストのアンダー制度とか、よく分かってないから詳しくなりたい。
(実年齢を存じ上げないのだけど)ぱっと見アーニャとそこまで年が離れていなさそうで、一目惚れだとしても違和感なく観ることができた。グレブの年齢設定わからないけど、ディミトリの対になるなら30代前半くらいなのかなと勝手に思っている。
アーニャを呼び出して説教(という名の脅し)する時、堂珍グレブは謎のステップを踏み、山本グレブは何もないところでこけるドジっ子アピールをかましてアーニャと客席をおびえさせていたのだが、遠山グレブが何してたか思い出せない…。そんなに変なことしてなかった気もする。
最後にアーニャと対峙するシーン、本当に泣いているんじゃないかと思うほど迫力があった。と同時に、こいつ絶対引き金引けないだろうな感もすごかった。
本日はご観劇頂きありがとうございました!
— 遠山裕介 (@tohyamayusuke) 2020年3月27日
早まってしまいましたが無事に千秋楽を終えました。
初日ぶりのグレブ、ゲロ吐きそうでしたが、無事にやり遂げました!!
大阪公演出来ることを願ってしばしゆっくりします!
それまでにコロナが落ち着きますように。
皆様もお気をつけて。#アナスタシア pic.twitter.com/Ssrr7yt7OW
とても初日ぶりとは思えないパフォーマンスでした。友人も「あの人すごいよかったよね?!」と申しておりました。
・朝海リリー
お声が特徴的!で他二人との違いが明確に分かった。リリーと皇太后の関係、もっと深掘りしたいなぁ。単に召使いと主人というより、ある意味友達みたいなものだよなぁ。気難しくてしょっちゅう使用人をクビにしてた皇太后が「愛するリリー」って呼んでずっとそばに置いているし、リリーも酔って愚痴を言ったりせず、ウラドと比べて迷ったりしなさそう。「はい、陛下。彼はクズです」だし笑 シスターフッドを感じます。
最近宝塚時代を拝見して、あまりの美少年(青年じゃないよね?少年寄りのビジュアルだよね?)ぶりにときめきを感じました。"The Press Conference"でキビキビ動いてるのかわいかった。「どこで何してた~♪」っていう記者たちとの掛け合いのメロディーが好き。庭園で各リリーがヴラドにアピールするしぐさがそれぞれ違ったそうなので、今度観る時は確認してみよう~。
・リトルアナスタシアたち
気がつけばコンプリートできていたんだけど、まだ子役ちゃんたちそれぞれの違いが分かるほどの観察力がなく。早着替えで弟のアレクセイもやってたんだなぁ。アレクセイと言えば、序盤で転んで皇后が助け起こして一瞬不穏な雰囲気になったのは何だったんだろう。病弱ゆえに、皇后がラスプーチンにのめりこむきっかけになったとかだったと思うけど…。成長して、いつかこの中から将来のアーニャが出てきたら素敵だね~。
事前に千秋楽の中止が決まったこともあってか、キャストからは熱を感じたように思う。そして観客もやっぱり気合入れてたはず。私もありがとうの意味を込めて、とにかく拍手したつもりです。
相葉ディミトリとわかーにゃは、一番身長差がある組み合わせ(のはず)。クールぶってるけど実は熱くて感情豊かなディミトリと、その心をちょっとずつ溶かす太陽のようなわかーにゃ。この組み合わせもよかったな。なんたって例のトランクキスがものすごく映えるからね。フィナーレで相葉ディミトリがわかーにゃをぎゅっと抱きしめた瞬間、私はだーだー泣いてました。あそこ、一回そっとハグしたあと、確かめるように強く抱きしめるのが感情の発露感あって好きです…。
わかなちゃんのご挨拶の後、最後のカーテンコールは二人で登場。お辞儀のあと、ばっちが腰に手をまわして、寄り添って手を振りながら幕。あっさりしていて少し寂しくはあったけれど、このご時世では何回もカテコはできないだろうし、精一杯のことをやってもらえたんだろうな…と噛み締めながら劇場を後にしました。
それにしても、この短い公演期間でプリンシパルキャストを全員観ることができたのは、本当に幸運としか言いようがない。そもそも全員が舞台に上がれたのもすごい。しかも、ダブルトリプルキャスト誰に当たっても満足度がとても高かった。そんなわけだから、初めてミュージカル見る人にもおすすめしたい作品だった。本当なら誘いたかった友達いたのに~!LEDもきれいだし、次回はチケ難になることを祈ってます。
結局4月には、大阪公演が開幕できないまま全公演中止になってしまった。そして4/18のエア大千秋楽で、アナスタシア初演は一応の一区切りを迎えたのでした…。
#アナスタシア のテーマである
— ミュージカル アナスタシア 日本公演 (@AnastasiaJapan) 2020年4月8日
home, love, family
それらを守るためにも今回は残念ながら公演中止となりました。
カンパニーは直接顔を合わせることなく、終わってしまい、作中の皇太后の台詞
『どれが最後のさよならになるか、私たちにはわからないのよ』を身にしみて感じます。 pic.twitter.com/w34HPxqaH8
公演は予定の回数を実現できませんでしたが、上演できた貴重な14回を胸に、
— ミュージカル アナスタシア 日本公演 (@AnastasiaJapan) 2020年4月18日
日本初演公演は本日で一旦終了です❣️
これからは、また皆さんにアナスタシアをお届けできる日を目標に再スタートです🤩
応援してくださった皆様に感謝を込めて❤️
エア大千秋楽‼️笑#anastasia#大千秋楽 pic.twitter.com/E1DV4p5t8O
…いや私は全然すっきりしてないから!再演一生待ってるから!!!
アンケートにも書いたけど、版権クリアしてなんとかCDは出してください…!できればライブ音源で。なぜならMy petersburgのラストのハモりがほしいから!!!!あそこが好きなんだよ~。そして日本語の歌詞知りたいんで!ほんとよろしくお願いします!!!!!あ~私が石油王だったら喜んで個人投資するのによぉ…(歯ぎしり)。
梅芸方面に向かって五体投地しつつ、深い祈りを捧げる私であった。(完)