今日、お日柄もよく

心浮き立つ遊びがしたい

君もザ戦にハマってみないか(HiGH&LOW THE 戦国)

ザ戦こと戦国時代活劇「HIGH&LOW THE 戦国」が円盤になりますよ~!続編も決定しましたよ~!🐚 ブォー!!

この1~2月、ありがたいことに星組雪組もアテプリも見ることができまして、全部楽しくてウキウキでした。3ディマの俺のペテルブル”ク”を聞いて涙し、ムラで客席降り中の礼さんとありちゃんと目が合うというミラクルも起きました。最高かよ。しかし!そんな私が今一番何に夢中かと言いますと…

もうぶっちきりでザ戦。どうして…?

そもそもHiGH&LOWシリーズについてはうっすら履修済みくらいの浅い知識しか持っていませんでした(ザワが好き)。勢いでどうにかするタイプの脚本と、それを補ってあまりある特濃のキャラクターたちがオモロなシリーズだな~というフンワリした好意を抱いていたに過ぎず。なのでザ戦に瀬央さんとマイティーが出ると発表された時はさすがにビックリしたものの、自分ではチケットを取らず、友人に誘われてものすごく軽い気持ちで観劇に赴いたのですが…ですが…

蓋を開けてみたらば、ドハマりでございました。

観劇(1階上手後方)&訳のわからない衝動のままに乃伎国主従と白銀と吏希丸のブロマイドと乃伎国クリアファイルを購入→ザ戦のことしか考えられなくなり、リセールを連打の末ゲット(3階センター前方)&湧水様と弦流のアクスタを購入→当日券チャレンジに勝利!(1階下手前方)&乃伎国コラボドリンクを購入→ライブ配信視聴という綺麗な沼落ち1週間をキメました。もう乃伎国のことしか考えられない。

もうとにかく1人でも多くの人にザ戦を観てほしい…!布教です!しかしネタバレなしで語るのが難しすぎるので、ネタバレありとなし(核心はついてないと思いますが…)で感想分けました笑 

ネタバレなし感想

主従っていいな

ザ戦は架空の戦国時代を舞台としており、乱世における君たちはどう生きるか的各国主従のバディものです。厳密に言えば、全部が全部完全な主従ってんでもないんですが…作中メインで登場するのは砂の国・須和、火の国・尊武、水の国・乃伎の3ヶ国で、三者三様の巨大感情をお楽しみ頂けます。どれかしらは刺さるだろうて!HiGH&LOWシリーズって、2番手からトップへのはちゃめちゃ感情が発端でコトが起こりがちだと思ってるんですけど今回も本当にそんな感じ!

乃伎国

そんな中でも、私は乃伎国主従(アクスタのお二人)にめろめろ…!でございます。

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湧水様(水美舞斗さん)

若くして父親を失い、領主として厳格に振る舞わなければならない。しかし内心はその重圧に疲弊しきっており、人を裁いて罪人を殺める度に涙を流している。でも部下に同胞殺しの重荷を背負わせないよう心を鬼にして自分で斬っているのでかわいそう。国を治める立場にいることをめちゃめちゃ自覚しているので、自分より民を思って行動するタイプの王様。

弦流のことは幼馴染みの親友兼側近としてとても信頼しており、大事な判断をする時には意見を聞くし「俺はお前に依存しているな」とか言ってしまうのでたいへん罪作り…

ダンスはなめらかで軽やか。衣装がひらひらするのがトキメキ度を爆上げしてくる。水の国の舞らしく、クルクル回って流れるような動きが特徴的。でも蹴りや刀の扱いは激しくて、そのギャップが好き~!(うちわ)抜刀した刀をブン!って振って血を振り払ってから、目をつぶってスチャッと鞘に納めるのがスーパーかっこよくてめろめろになる。

宝塚の男役がリアルメンズに混じったらどうなるんだ…!?というオタクの杞憂をぶっ飛ばして有り余るカッコよさ。私は一番カッコいいと思ってます。地声が低くて誰よりも叫び声の声量があって最高でーす! 湧水様~! ついていきまーす! とにかく水美舞斗さんがちょっとでも好きなら、気になるなら、ぜっったい観た方がいいです。包容力がすごい。統治者としての責任感と、繊細な自分とのギャップを的確に表現されており、まじで輝いてるよマイティー!!!!好きー!

弦流(藤原樹さん)

元は他国の生まれだが、幼い頃に湧水の父親に拾われ、湧水の幼馴染みとして過ごすうちに親友になる。そして彼に対しスーパークソデカ感情を抱えるようになり…芝居でもダンスでも常に湧水様のお側に控えているのでマジお付。あーほんとにずっと一緒にいたんだね~となる。

湧水が人を斬る度に泣いていることを1人だけ知っている。根を詰めがちな上司にちゃんと休んでほしい部下。普段は湧水様呼びだけど、友としての意見を求められた時だけ「君」呼びになるのでオタクは全員死ぬ。

とにかく舞台上でずーっと湧水様のことを見ています。彼を思うあまりの行動に見てる方は胃が痛いけど、気持ちわからんでもないからしんどい。でも一度落ち着いて深呼吸してみてほしい。(ハイロー世界において比較的)頭がキレるタイプのやつがクソデカ感情のためにあほになるの、皆好きじゃないですか?

顔面が儚げで美しすぎるのに反して、殺陣やダンスががっつり重心低くてバキバキなのでもうめっちゃカッコいい!とにかく顔が良すぎて宝塚の男役みたい…!!(?)いや中の人の藤原さんはごりごりのダンサーだし筋肉すごいはずなんだけど、なんか繊細~に見えるんですよねすごいな…衣装のおかげなのかな?

乃伎好きかも!と思ったら下の動画を観て頂いて、冒頭のダンスでグワーッとなったら絶対に円盤を観てください笑 しかしここをド頭に持ってくるのマジで需要わかってるな…!

 

尊武国

玄武殿(RIKUさん)

まさにバーサーカー!な戦いぶりの、ポニーテールがかわいい総大将。主君である影森様の言うことしか聞かない狂犬ちゃんという感じなんですが、パンフレットを見たら通り名が「餓狼」でビックリ。ちなみに作中で1回も呼ばれません笑 よく考えたらここもなかなかのクソデカ感情主従だ…!

天上天下唯我独尊yeな性格をしており、余計なことをするな!俺に指図するな!とあらゆる人をボコっている間違いなくヤバい人。殴り方斬り方殺し方全てにスピード感と力強さがあり、とにかく強いからなんとなく見ていて安心感がある。しかし完全に享楽的な性格というわけでもなく、心の奥底では他人に強く求めているものがあったり、かなり人間らしい情を持ち合わせてもいるので私の周囲のオタクにたいへん人気です。もうずるいですよ玄武殿は~! 時折「生きて絶命!」とかわけわからんことを言うのもかわいいね。

ずーっとアクロバティックな動きをして汗をたくさんかくからか、お衣装がわりととんでもないことになっている。もはや布というか網…? 1人だけお着替えシーンがあります。なんで? やっぱりスタッフが玄武殿の鍛え上げられた肉体美をお見せしたいから?

RAMPAGEのボーカルであらせられるので歌が、歌が、うますぎる。LDHにあまりに無知だったので正直びっくりした。玄武殿のキャラでそんなに?というほど甘い歌声で切ないメロディーを歌い上げるので、ギャップがすごいのよ。なぜか私は彼の歌唱中、礼真琴は外部に出たらこういう人たちと戦わねばならぬのか…!と謎の闘志を燃やしかけました(大迷惑)

白銀くん(浦川翔平さん)

戦場を駆ける玄武殿の強さに惚れ込んで、ひたすら彼の後を追っかける忠犬タイプの下っ端武将。作中随一にボコられており、その割にいつも元気に走り回っているのでぶっちぎり体が丈夫なものと思われる。背が低いのとぶかぶかめの衣装が少年みがあってとても好きですね~! 私は少年みのある男(役)に弱いんだ…黒に赤の混じったウィッグも良い。

「玄武殿!」と呼び掛けるバリエーションが豊富すぎて喜怒哀楽全部表現できててすごい。そして玄武殿が全然自語りをしてくれないもんだから、彼の過去やら何やらを逐一説明してくれて、なんかとても強火のオタクみたい…全部影森様に教えてもらったんですか? 

やたら下っ端と言われてる割には誰にでも意見が言えて、かつとてもまっとうな感覚を持っているので、HiGH&LOW界隈においては貴重な人材なのではないでしょうか。ハートも強いんだと思う。それなのに決して自分がトップに!とか思わず、とにかく玄武殿にいいリーダーになってほしいと願う気持ちがとてもピュア。

なお尊武国テーマソングのINFERNOではラップパートを担当されており、これがとっってもかっこいいです!Make it loud now. Make it make it hot now!!!

INFERNO

INFERNO

  • RIKU × MA55IVE THE RAMPAGE
  • J-Pop
  • ¥255

驚異的な身体能力を誇り、そんなに回転しながら殺陣ができるもんなんですね!と人体の神秘を見せつけてくれる。そして彼もまたお衣装がすごい。ぶかぶかというよりもはやガバガバである。なんだそのベルトは。今2月だけどお腹寒くないの!?というような露出度なので、やや心配笑

これはRIKUさんが翔平さんを見てニコニコしてるだけの動画です。何…?どゆこと…?(愛)

 

須和国

黄斬(片寄涼太さん)

悩める僕らのリーダー!決め台詞「生きろてめぇら!」を叫ぶメイン主人公。それ故か他2人のトップに比べて、かなり親しみやすそうな性格をしているのがいいですね。皆に名前呼び捨てされてるのが当たり前、みたいな。戦闘中の部下にも「黄斬!助けてくれ~!」とか言われてたし。これが乃伎なら不敬だっつって弦流が叩き斬ってしまう(ド偏見)

須和国は内乱状態なので国としてはまとまりに欠けてるんだけど、メンツは一番わいわい賑やか楽しそうなので、やっぱりリーダーの持つ雰囲気は大事だよな!玄武殿聞いてますか。王族の血を引く吏希丸が「お前が王になれ!」と推す人材なので、器が大きいのでしょう。実は物理的にも一番背が高いんだけど、これは初見ではわからなかった…180cm!意外と他の人が小さめなのねRAMPAGE。

夢の中でやたら織田信長とリンクしているが、その意味とはいったい…? 

カテコでのご挨拶を見るに、ご本人はきっとすっごい真面目なんだろうな~! 毎回何も悪くない瀬央さんに「瀬央さん!」って律儀にキレ絡みしてくれるの、親友!って感じで愛を感じます。

NO FEAR NO MORE

NO FEAR NO MORE

主題歌かっこよくて好き☺️

吏希丸(瀬央ゆりあさん)

瀬央さんがイケメンだってこと私知ってたはずなのに…毎回新鮮にときめいてしまいます。こんな…こんなイケメンな金髪前髪が似合うなんて最高~!!!彫りが深くてとにかく目が大きい~! まるでハマグリのようだぜ。どこかつかめない雰囲気の立ち姿が、つり目も相まってとっても猫ちゃんぽい。少年ぽいキャラがなんだか新鮮に感じます。宝塚でもこういう役、絶対やろうや!

綺麗な顔してひどいこともオモロ宝塚ギャグも言うよ! いつもオノハヤさんのギャグの犠牲にもなっていて、面白かわいそう。そして敵を殺す時、結構悪い顔をしているのが癖です。頭だけ動かして攻撃を避けるのもかっこいい~! わりといつもクールで、こういう瀬央さんが見たかったーが詰まっています。新鮮! しかし彼の優しさはかなり身内専用な感じ。

彼のことはネタバレなしで語るのが本当に難しい。彼もまたクソデカ感情の男なんですよ…

(以下、ネタバレ感想です!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレあり感想

脚本全体の感想

ワケわからんくらいはまり倒した身からすると、全体通して見るとめっちゃ楽し~!観て良かった~まじ通う!でした。HiGH&LOW特有のぶち上がって最後まで楽しく見れちまうパワーは健在で、かつ行動の解釈がいくらでもできるキャラがいることによりめちゃくちゃ噛みしめがいが増してしまったよ…

なんですけど、やはり肝心の龍と封印の設定が結構わかりにくいよ~!😂 初見弦流が「我が従うは…愛ッ!」って水晶玉をぶったぎった時、何が起きてるのか全然わかりませんでした…とばっちりで呪われる玄武殿かわいそう! でもそれもまた糜爛の策略なんですよね? しかし彼、最後までなんで呪いにとりつかれたのかわかってなさそうでは…?

その土地の出身者が強い気持ちを込めて龍(の力の宿る玉?)を斬ると社の封印が解かれて、呪いが刀の所有者に宿る…ってことなんだよね。出身地縛りは、他国に攻められた時力を渡さないのための保険的な感じと解釈しました。しかし正直呪いがデバフすぎて全然願い叶ってないじゃん…! たぶん5つの呪いを解放して初めてすごい力が手に入るのでしょうし、糜爛はそれを使って何かを為そうとしていたのかな? なんか高杉晋作みたいなこと言ってたけど覚えてない。

そしてたぶん糜爛以外は誰も正確な知識を持ち合わせていなかったよね!? 刀を持ち出し禁止にしてた影森様くらいかしら。刀持ち歩いてる湧水様も知識どの程度あったのか。ある程度知ってそうな颯斗も全てを把握してる訳ではなさそうで。全国的に都合のいい伝説として伝わっていたんだろうか。皆!どんな気持ちで社を守っていたんだい。尊武国とかもはや食糧庫にしてるし(弦流が「考えましたね」って言った時、どこを評価してるんだ?となった)

ほんとさあ、弦流も吏希丸も、いくら思い余ったとはいえフンワリとしか理解できてない怪しい力にほいほい手を出すんじゃないよっ!!!(魂の叫び) 最後概念の2人が説明してくれるけど、生きてる時にそれ知ってた?ねえ!と毎回なります笑

また、戦国時代なら別に同性愛は現代より禁忌じゃないんではとも、そもそも同性愛は今も禁忌じゃねえ…!法制化はよとも思うので、その辺はもう少しアップデートしてもいいんじゃないかなー、上演してるの令和だもの。弦流は「愛したこと」じゃなくて、「愛した結果やらかしたこんなこと」について謝ってくれたらもっとモヤモヤしないで見れたなぁ(そういう文脈とは思いますが!)。物語の展開上亡くなるのはやむなしだが…もう禁断の愛が産んだ悲劇ではなくて、ハッピーな同性カップルも見とうございます。いやまぁ2人の関係性はめちゃめちゃ好きなんだけど、だからこそ立場ゆえに好きって言えない主従LOVEで良かったんでないのかとは思っちゃいます!

そもそも女性キャラが舞台上にいないから、正直あんまり禁忌感もないしな。次はうちの娘役さんも出して頂いて(若手は専科にいないけど。小桜ほのかさんとかなんでもできますよ…!)でもLDHが男性同士の恋愛をハッキリ描くとは思っていなかったので、その意味では小さいけど一歩進んでるのかも。

あと、マルチバース設定にはビックリ。てことは本当に氷室=弦流なんですか…!? とはいえさすがに後付け設定だし、氷室は普通に楽しそうだし、もう1人くらい同じ顔の人いても良くない? でもザワクロ世界のアナザー湧水様にめろになる氷室は観てみたい。

序盤あれだけ匂わせるなら最終的に織田信長森蘭丸がもっと絡んでくるのかなと思ったけど、特になかったですね。やっぱゲームコラボのための描写だったのかな。でもあの信長パートを割いたら、もうちょい別のシーン入れられなかったでしょうか…! 須和国の過去編とかさ! そして黄斬より玄武殿の方が性格的に信長っぽいのも気になった。まあ見た目は真田だが…

そしてとにかく展開的に全員で戦をさせねばならぬのはわかるんだけど、湧水様の参戦理由が結構飲み込めなかったっていうか。乃伎って今栄えてそうだし、現状維持で衰退するくらいなら…みたいな理由で戦争を選ばなきゃいけないことありますかー!? でも戦わなきゃ死ぬのが戦国時代ってことなのでしょうか…これはHiGH&LOWシリーズ通してかもしれないけど「守る」ってなんだろうなと思います。

演出について

とにかくアクロバティックなダンサーさんたちがすごくて! 尊武国の人間階段みたいな動きとか、もはや人間を超越してたよ…須和と尊武のダンスバトル、KADOKAWA DREAMSもRAG POUNDも超カッコよかった。アンサンブルがこんなに大事な舞台も早々ないだろうというご活躍ぶり。ダンスのおかげでよりHiGH&LOW感が増すというか。影森様が殺されるシーンも(呪殺なのかな?)、人間ってあんなに小刻みに動けるもんなのね…!

金ピカの風船龍はかわいくてなんか笑ったけど、迫力はやっぱりないかな。あと思った以上に客席降りが多くて、嬉しかったけど通路を爆走していく演者さんは大変やな…と。ハンドマイク持ち歌唱や突然の背景歌詞は正直最初笑ってしまってダメだった。回を重ねて慣れましたが…バラード三連発のあたりとかは、完全に舞台というよりはちょいちょいライブが挟まってる感じを受けました!

主従が俺を狂わせる

いやちょっとほんと…HiGH&LOWお得意のクソデカ感情をドバドバぶちこまれて大変なんですけど!!!! どこの部下も主を好きすぎる…! ゆえにしんどい! 様々な愛の形をお出しされて、選り取り見取りであった。そして誰か亡くなるとかあんまり考えてなかったんですけど、まさかの2組も死別してしまいかなり凹みました。まあそりゃね、戦国だしね、刀だしね、高校生ヤンキーの和解できる殴り合いとは訳が違うしね…

続編では残り2ヶ国が出てくると思うんですけど、これ以上一体どんな主従を見せてもらえるというんだ…!? まだ出てない感じだとすれば、ものすごく殺伐とした主従とか…? LDHの主従バリエーション、怖いです!(まんじゅう)

乃伎国

姫川弦流

弦流~!!!!!ちょっともうほんと弦流のせいで情緒がめちゃくちゃになったじゃん…!(地を這う低音) 

お察しの通り推しです。私基本的には光属性のオタクでして、ミュージカル界で三大推し男性キャラを挙げるならロナン(1789)、ディミトリ(アナスタシア)、アルマン(マタ・ハリ)なので、まさかここに姫川弦流が食い込んでくるとは思わなかった…なんでこんなにハマったのか知るために歌舞伎町の奥地に向かいました。いやー、でもこんな切ない想いを秘めてそれ故に暴走してしまう人間、好きにならずにはいられなかったですね…! 

湧水様の呼び方が「湧水様」「あなた」「君」「湧水」と細かく別れるのがほんと好き。白銀と同じくらい「湧水様」の言い方にバリエーションがある。色々な気持ちを抱えているのがわかる芝居の細かさよ。糜爛に「湧水が先頭で帰還するなら、俺は殿。いつも一緒にいるわけではない」って呼び捨てで言うところギャンッとなりましたが、いやいつも一緒にいろや…!(キレ)

「あなたは私を斬るのでしょうか…」で毎回(絶対斬らねぇよ!)って思ってたけど、湧水様からしたら規律のために斬らなきゃいけなかったのかも…そうすると好きになってしまった段階で弦流としては詰んじゃっててキツくて、気持ちを捨てられない以上どうしようもなかったから、糜爛の甘言に乗せられてしまうのもわかる。このまま一緒にいても恋心は抑えられそうになくて、未来が見えなかったんだよねと思うとしんどいです。それにしてももう少し警戒心を持たないか。展開の都合上秒で悪の道に転んでたけど、あなた一応知性派では!?

弦流の行動原理ってすごく考察のしがいがあると思うんですが、湧水様と両思いになりたい!と、湧水様をこれ以上苦しめたくない!のバランスって最終的にどんな感じだったんだろう。糜爛に「龍の力を使って新しい世界で告白しないの?(意訳)」って詰められた時に「そんな馬鹿な真似はしない」って言ってたけど、湧水様と今生では結ばれないから、性を超えた世界が欲しかったっていうのは紛れもない本音だったと思っています。(糜爛は一度否定されているのに「やはり神洲崎湧水と…!」って果敢に再確認してくるから笑ってしまう)

でも弦流としては糜爛を連れてきたものの、本当にこれでよかったのかずっと悩んでたと思うんですよ。だから湧水様に断ってほしくて「楽になってほしい」と本音を吐露するけど、湧水様は国のためだし友の意見だしってことで策に乗ることを決めてしまい…弦流としては思い通りの展開のはずなのに、もう止まれなくなったというすごく辛そうな感じが忘れられない。

その果てに「望みはなんだ!」って聞かれて躊躇いなく「あなたです」って言って、開き直りかもだけどじりっと近づいちゃうくらいだから、まあ下敷きはやむにやまれぬクソデカ恋心ですよね。でも彼の根本にあるのは「癒してあげたい」だったり「優しい湧水様がこれ以上苦しまなくてもいいように、怒りも悲しみもない真っ白に浄化された世界を差し上げたい」であって、何よりも湧水様のために起こした出来事であると信じたい。3回目の観劇時が下手で、仮面の下で涙を拭う湧水様を見つめる弦流がよく見えたんですが「そんな顔をしないでくれ」から「これ以上そんな顔をさせたくない」に至るまでの決意が見えるように思いました。やっぱり最終的にはそこが起点であってほしい! 愛は世界を回らせると信じたい光のおたくなので…

とは言うても「強い乃伎の国が民を守る。弦流、お前のこともだ…」で察せられるように、湧水様が守りたい乃伎国民のぶっちぎり筆頭は他ならぬ弦流だったんじゃないかと思うので、はたしてその真っ白な世界を湧水様が本当に欲しがるか?までは思い至れなかったところはやはりエゴですよね…

コロスに「そいつの首を寄越せ!」と言われ「なんだと…?」ってブチギレたり、「そんなことできるかぁ!」と敵陣に突っ込んでいく湧水様に「あなたを守りたいんです!わかってください!」と絶叫したり、まぁ間違いなく弦流のせいでピンチを招いているわけだけど、本人としては至ってピュアに湧水様のことしか考えてないところが本当に好きですね。めちゃくちゃエゴだけど、紛れもなく愛だよ!

このように愛とエゴが渾然一体なのが弦流の良さだよな。後悔しつつも結構やりたいように全力で暴走しちゃった印象があるけど、なんか責められない、ずるい! 好きって言えないくらいなら、いっそあなたに斬られたい…が発端で、結果全力で愛してますって言えてるから、ある意味めちゃめちゃ本懐も遂げてるもんな良かったね! でも立場上言えなかったかもだけど、湧水様は普通にずっと側にいてほしかったと思うよ。いや弦流もほんとは一緒にいたかったはずなんだけど…どうして…時代と制度が悪いと思うけど、でもそれって結局のところ人が悪いのよね(ちょっとラグタイムのコールハウスを思い出すなどした)

吏希丸と違って正直そこまで積極的に死ぬつもりなかったはずなのに、結果的に命を落としていて余計しんどい。生きてて欲しかった…亡くなる前の大立ち回りがライトの演出も相まってかっこよくて美しくて。1本だけ残った青い光が消えていくのやばかったな。いろいろあったけど最後は愛する人を守ってその腕の中で想いを伝えて両思いで死んでいく…ほんっとにおいしいお役。そりゃスペシャルカテコでもおいしいおいしい連呼されるわな! でも愛してしまって申し訳ございませんは湧水様にだけ言ってくれれば大丈夫です!笑 カテコのハグ、泣けました。良かったね。続編にはやっぱりいないのか…? 他国で育った同じ顔の性格の違う弟とか出てきたらどうしよう。でもやっぱり、過去回想でいいから弦流にいてほしい…

お写真ありがて~!!!!!!!

アーカイブを残してくださる神。

神洲崎湧水様

弦流が推しと言っておきながらあれですが、私の初観劇後の最初の言葉は「マイティーかっこいい…」でした。いやほんとかっこいい。弦流は藤原さんなのでそりゃもうありえん素敵さなんですが、その彼が心酔するに足る大変なかっこよさよ。かっこいいうえにめちゃくちゃ美しいんですよ。私もお仕えするなら湧水様がいい。お顔が凛々しくて鼻筋がありえんほど通っていて長髪が素敵…てかそもそもこんな人が自分の前でだけ雰囲気が柔らかくなったり困った時に頼られたら、長いこと一緒にいたらそりゃ好きになっちゃうよ…罪! いや湧水様も大変だと思うんですけどね! 特に「私はお前に依存しているな(苦笑)」は絶対めろになってしまうので、弦流が好きになるのはしゃーない。その後の行動が悪い涙

父上のことはそこまで掘り下げられなかったけど、「領主が変わってから厳しくなった」的なことを颯斗が言っていたかなと思うので、代替わりしてから厳しい政治を行うようになったのでしょうか。民が全然出てこないので、どう思われているのかすごく気になるな。恐怖政治とまではいかないと思うけど、厳しい法律でもあるんだろうか。

すぐ眉間にしわが寄ったり苦渋の表情を浮かべていた印象が強くて、マイティーが特番で「弱い(そして弱さを認める強さがある)」って言ってたのもさもありなん。でも、儚く見えこそすれ決して弱弱しくは見えなかったな。参りそうなところをぎりぎりで耐えている人という印象でした。しかし戦に出ていざ戦うと意外と好戦的だったり、芯は強いと思うのよ。

さて湧水様は「愛しています」に渾身の「わかっていた」で答えるくらいだから、弦流の気持ちには気づいていたけど禁忌だから気づかないふりをしてたってことでいいんでしょうか。でも逢いことばや何たる者の歌詞を読むと、あれ湧水様も実は弦流のこと好きでしたか…?ともなるので解釈がいくらでもできてしまう…時折二人の振り付けがシンクロするの、ほんとは同じ気持ちだよーってことかと思ってました。

弦流がコロスにぶちギレてるのを見ながらフッ…と笑うのは、この男は国を裏切っても決して自分を裏切ってはいないのだとわかったからですよね? 直前まで刀を抜いてた相手に自然と背中を預けて「二人で切り抜けるぞ!」って言えるところに長年の信頼関係が見て取れて涙。

一回断腸の思いで置き去りにしたもののたまらず駆け戻って、力強いバックハグからの「お前にトドメを刺せるのは俺だけだ…!」は、湧水様からの精一杯のラブ返歌だと思ってます。そしてその時何を囁いたのか一生考えていられる…!「始まる前に終わる恋とはこの事か、さぁどうやって納めようか!」で弦流が泣きそうな、でも晴れ晴れとした顔で大量の敵に向かっていけるんだから、さすがに振ったんじゃなくて「愛している」とか「来世で」的なポジティブワードだったと思います。お願いだからそうであってくれ~! Twitterで「両想いだってわかったのに、自分はもうすぐ死ぬだろうから始まらない恋」って解釈を見つけて、なるほどな~!と膝を打つなどしました。

死に際の弦流を優しく抱き止めるシーンの泣きそうな笑顔がほんと美しくて…ここで改めて、やっぱり湧水様も弦流のことが好きだったんだろうな~と思いました。少なくとも一番頼りにして弱みを見せられる大事な存在であって、もしかしたらその先もあったかも。弦流が湧水様を見てると思いきや、結構湧水様も弦流を見てますよね、絶対気づかれてないけど。自分からは言えないけど、側にはいてほしかったんですよね! それはそれでずるいけど、でも言えなかったよね~そして弦流は我慢できなかったよね~人間だもの…

でもよく考えたら、最後龍に「何に従う?」って聞かれて、大分覚悟の決まった顔で「愛ッ!」って叫んでるからやっぱそこにあったのは愛なんだよな。お互い知るよしもないけど似た者主従。しかもラスト「愛する者を奪い!」って怒りを炸裂させてたし、いやもうそれさすがに愛ですやん!「楽に死ねると思うなよ?」も確実に愛だな。というわけで私の中では両片想いでFAです。余計辛いよ。弦流、思いきって相談してみたらワンチャンあったかもしれないよ…会話大事よ…稲清水くんを無視して「俺は…何ですか!!!!」って開き直って鬼詰めしてくれよ!

乃伎国では亡くなった人(罪人?)を確か海に流すんだよなと思ったら、弦流が彼方に流れて消えていくまで一人で見送る湧水様のことを考えてしんどくなってしまった。後世にはたぶん大罪人として伝わりますよね彼…今後どんだけ玄武殿や黄斬や稲清水くんとワチャワチャしてる湧水様を見ても、(この人ってなんらかの形で弦流を見送ったんだな…)と思うとほんと弦流~!!!! 湧水様を一人にすな~! ねえ~!

スペシャルカテコで「私はもっとLDHを感じたい!」と仰せになってから、あの重たそうな衣装のままバキバキに踊り出されてオタクはもうダメです。唇に指を当てて片目を閉じて観客を黙らせるイケメンしぐさもすごかった。私は礼真琴より先にマイティーのアクスタを買うことになるとは思っていなかったよ…続編にも絶対出てください。そして弦流の名前を呼んでほしいです。二人のスピンオフが欲しいよ~なんでもいいから。

ここでさっきの動画を見返してもらうと、「愛されて夢を見て幸せになるために」の歌詞で2人が抜かれているのがほんとに辛いでございます!

稲清水鉄湯(櫻井祐樹さん)

しばらく岩清水君だと思っていて非情に申し訳なかった。常にへっぴり腰でぷるぷるしているけど、さりげなく白銀に対抗できたり、そもそも乃伎国の3番手なのでそれなりに実力派なのでは?と思わせる。だってあの湧水様が重用してる?ってことはねぇ…? 元盗賊でお側に上がれるってことは、よほど前の主がビビッときたポイントがあるのでしょう! よく考えたら他国の孤児と元盗賊をお付きにしてるの、なかなかのチョイスだな。

弦流がいなくなってしまったので、今後は稲清水くんが片腕として湧水様をお支えするんだと思ってるんですけど、なかなかその穴は埋まらないだろうな~。でも弦流がこれから見られない湧水様との関係性を彼が作って行くのか…しんどい! 湧水様が本当は優しい人だってことは正直全然わかってなさそうなので、徐々に気づいて行くのかな。続編でメチャクチャ活躍しそうなので期待です!

尊武国

玄武殿

なんかしれっと1人で呪いを解いて戻ってきたのが面白カッコよすぎてずるいですね!! こっちは解き方よくわかってないから、ちょっとその瞬間を見せてほしかった感もあるが!! これから白銀くんと絆を育んでくれ。もうここだけはお願いだから最後まで一緒にいてください(激重)

影森様似のコロスを斬って成長したのはちょっと笑っちゃったけど、自分の中に残っていた影森様を振り切って周囲を見れるようになったということかと。追いかけてももういないから、生きてる人と向き合わないといけないんです。優しげに見えて影森様は元ヤンだと信じてやまないんですけど、玄武殿をフィジカル的にも鍛えてたりしたのかな。師匠?

ソロ曲の「わからない 触れさせて 愛の輪郭」って歌詞が、見終わった後だと重いですねー!! めっちゃ愛に飢えていたねー! 強く見えても実は寂しい迷子のような精神状態の彼が自分の道を見つけられたんだね、よかったねえ…白銀くんの「強さとはなんだ!」にもちゃんとアンサーをくれるので、成長したね玄武殿…! 「んが!」の言い方がかっこよくて癖になる。助けに来てくれた後、ぴったり背中合わせで戦ってくれるのも信頼が見えていいですね。性格がやや更正された結果若干のツンデレぽさが出てきましたが、続編ではどういう活躍をしてくれるんだろうか?死なない?(怯え)

スペシャルカテコで宝塚の歌を歌ってくださるのは完全に我々へのご褒美でした。この方絶対もっとミュージカルやった方がいいよ! 花村想太枠で行けるんでは? 帝劇に出ないか…?

白銀くん

今作で一番報われたのは彼なのではないでしょうか…!どんだけ殴られても吠えられても絶対に玄武殿から離れず体を張り続けた結果、最大のピンチに助けに来てもらって「感謝する白銀、よく生き延びた!」とか言われたらもうたまらんでしょ。這いつくばる白銀くんの後ろから顔を見ずに話しかけるあの構図、いいよね~! 君たちだけでも一生一緒にいてくれや…あの玄武殿に「あなたは弱すぎる!」って臆面もなく言えるのすごいけど、ハートとメンタルは白銀くんの方が圧倒的につええからな。

他の2組と比べると、ひたすら側にいて自分の気持ちを言葉で一生懸命伝え続けるのがどれだけ大切かが超沁みますね…諦めなくて偉いぞ白銀! 後の2人は相談しないで突っ走っちゃったからね…ばかやろう…スペシャルカテコでスパダリ認定されてたのにはちょっと違和感を感じたけど、LDH的にはこれがスパダリなんかしら。どう見ても絶対忠犬じゃん。

三国の協定が結ばれた後、颯斗たちがせーの!してる時に間を割ってスタスタ歩いてきたり、平時は生真面目天然ボケの気があって良いですね。なんとなく湧水様と気が合いそうな気がする(弦流が悔しがる)そして誰よりも戦局が読めているので、続編ではスーパー軍師を目指そう! お前が天下を取るのだ!(吏希丸げきおこ案件)

ちなみに演じる浦川さんのキャラ、ふざけてそうで実はめっちゃ真面目そうなところが、私はかなり好きですね…!

ふたりはしょへいつ!(勉強しました) せおまいの名前を入れてくれるの、愛…!

【追記】このインタビュー超良かった。確かに白銀くんはメチャクチャ早口だけど驚くほど滑舌よかった!!演者がザ戦ロスなのありがてぇ…

須和国

黄斬

ぶっちゃけめちゃめちゃ難しい役じゃなかったですか…? 吏希丸や戎や颯斗が惚れ込む“二手三手先を読んで皆を導くかっこいいリーダー”時の様子が一切描写されないまま、いきなり呪われて思い悩む姿が続いたので、片寄くんには相当なキャラメイク力が要求されたんじゃないかな~と思ってます。でも1人だけずーっと煙管で戦ってるところは、よく考えたら戦闘力高い現れ?

乱世の平和主義者って設定自体は特異性があってすごく主役っぽいし、書きようによってはもっと覚悟の決まったキャラとしても書けたんじゃないかなぁ。やっぱ言うてもヒャッハー戦闘男の玄武殿や、衰退するよりはと戦争を選ぶ湧水様よりは、一番現代に生きてる私たちと同じ感覚を持っていると思うし。内乱で親しい人を斬ったらそりゃ後悔もするだろう。もっと共感したかったよー!! あと、弱腰と言われようとも都度民の声を聞こうとする姿勢はいいなと思いました。

正直、玄武殿ばりに吏希丸との出会いやら過去の内乱の様子を描いてあげて欲しかったな~! 須和国はどうしても全部説明台詞で済ませようとするからなあ。兄貴分とのくだりとか、かなりドラマじゃん! あと、黄斬が通り名で本名は劔黄伊右衛門なの、よほど吏希丸より王族っぽいよ。そこの設定どうなんすか。

メイン主人公だし、ほんとはラストに来るここの友情主従に一番グッと来たかったんだけど、もう少し描写が欲しかったよ。吏希丸ともすれ違ったまま戦わなきゃいけなくて、しかも自分で殺さなきゃいけなくて…改めて書いてみるとめちゃくちゃかわいそうだな! でも悩んで悩んで一番辛い決断を下して、最後自分の手で相棒の敵を取るのは主人公っぽくていいよね。とはいえ、なるべく戦争をしないという意識は捨てないでいてほしいな…

続編は本当に歌舞伎町編の偽タイトル「黄斬の復讐」なんですか? え、シスなのか…!? また闇落ちしてしまうのか。とにかく吏希丸が何を考えていたのか…ってことをとことん深掘りしてください。でもその上で優しいままでいてください。お願い。

吏希丸

3回観たけどさ、私は正直まだ彼の本意が掴みきれてないんですよね…! てっきり最初は蘭丸の記憶があって、かつて信長だった黄斬をなんとかして今度こそ戦乱の覇王にしたくて動いてるのかな~と思ってたんだけど、全くそんなことはなかった。自分の方が王族の血を継いでいるのに王位に全然執着がないのって珍しい気がするから、黄斬に惚れ込んだエピソードがもっと欲しかった!!!!

2回目見ると序盤から挙動が怪しいこと怪しいこと。5組+専科のネタも、颯斗に「なんで黄斬はあの刀を持ったんだ?」って聞かれたのを誤魔化すためだったり、そもそもヴィランが襲って来た時にアイコンタクトしてたり、せおさんのお芝居細かくてGOOD。コロスの首に刀を突き刺しての「べらべらとしゃべりやがって」で目がバキバキなの、殺意が高くて好きッ…! あそこ返り血塗れですよね?

でも彼もまた龍の力のなんたるかを全部は把握してなくて、とにかく国のために黄斬を強くしたくて力を得させようと刀を持たせて封印を解放したら、まさかの呪いをかけちゃった…(すごいやらかし) そして、そこから解放すると同時に覚悟を決めさせたくて自分を殺させるように仕向けた…ってコト? 颯斗の説明を聞いて顔が強ばっていたように思うし、呪いの詳細を知っていたらわざわざデバフを掛けないと思うんだよねぇ…この辺いつかちゃんと解説ほしいなぁ…

しかし「言ったろ、俺はお前を裏切らないって」の割に裏切ってるじゃん!と見えて、実はどこまでも黄斬のことを思ってる…かと思いきや、黄斬本人の意思はそこまで尊重しておらず。お前を強くするためなら俺はいくらでも犠牲になってもいいよ、俺がいなくてもお前が強ければ国は安泰というクソデカ感情で動いているけど、そんなわけあるか~! 勝手に託される黄斬の気持ち考えたことありますか…なさそう! 

そんなに天下って取らないといけないもんなのかよ!と思うけど、戦国時代の人に夢と言われてしまうと引き下がるしかない現代人私。やっぱそこは主の血を引く者として譲れないポイントだったのでしょうか。「俺は天下を取る男の隣にいる」とか「それがヴィランなのか?」って聞かれて「そうだ」なんて言ってたけど、ヴィランなんかどうでもよくて絶対黄斬に須和のリーダーとして天下を取って欲しいんだよね。お前ならそれくらいできる!と固く信じているのはめちゃくちゃアツい友情で、瀬央さんに友情の人の役が来たのは素直に嬉しい。しかし黄斬のためなら本当になんでもやるので、仲間を敵に献上したり暗躍してる…覚悟が決まりまくってしまってる…湧水様に問われた時の答えを、いつか教えて欲しいな。

須和国をどうしたいかってところはきっと二人の間で平行線で、だからこうなったのもわかるけど、やっぱり対話がもっと必要だったと思いますよ!(この話本当にそればっかり)でもずっと一緒にいても、なかなか伝わらなかったから諦めたのかな…えーんやだしんどい。一緒にいい国作って行こうねって言ったじゃん!(幻聴) 黄斬には君が必要だったのに。主題歌の「銘々に掲げた愛の欠片」でいつもクゥ~!となる。銘々に掲げるな一緒に持て!

三途の川のほとりで、弦流とやっちまったね対談でもしてくれないとオタクは気が休まりません。2人は同じく裏切りキャラだけど、方向性は結構違う印象を受けますね。そもそも見てるのが一個人か国かで、規模感からして違ってたな。でもお亡くなりになったからってなんだ! 続編出たいですか? 出たいですよね、ねえ瀬央さん!!!(CV片寄)

 

颯斗(小野塚勇人さん)&戎(うえきやサトシさん)

力尽きて来たので主従に比べて明らかに分量が少なくて申し訳ないけど、2人ともお芝居うまくて大好き! 「雨~!雨よ降~れ~!」からの「歌いまーす!」を初めて観た時はたまげたが、今思うと序盤の貴重~な癒しであった。アドリブのギャグセン毎回高くてすごい。東宝や宝塚はぜひ見習ってほしい!

この話における元盗賊ってやたら多いので、どういう立ち位置なのかもう少し知りたかったのはある。ノリは軽いが戦闘シーンはスピード&パワーという感じでカッコいい! 小野塚さんの刀を回すモーションはいいぞ! この世界の片隅に、楽しみにしてます! 黄斬を気遣う優しさも好感度高かったです。うえきやさんはあんなにいかついのに、カテコで泣いちゃって影森様のお衣装に隠されてたのありえんスーパーキュートでした♥️ いつも小柄な人とニコイチなの愛おしいな。

2人とも、続編では吏希丸の裏切りをどう捉えていたのか絶対に教えてくれよな…! 思うところたくさんあると思うので…そして2人はずっと仲良くいてほしい。これからの黄斬には君たちが絶対必要なんやで…!

 

わー、語った! いや全然まとまってないが! これだけ書きましたがまだ咀嚼できてる気がしないよ…Twitterを見てはいろんな解釈を味わって新鮮にしんどい日々です。あなたが湖に落とした弦流は、自分のために封印を解きましたか、それとも湧水様のためでしょうか…!? 

ほんと、観に行く前はこんなことになるとは思ってなかったんだよな…乃伎国が刺さって抜けません助けてくれ。でも一番わからないのはやっぱ吏希丸なのかもしれないな…千秋楽後はぶち上がりすぎて、生まれて初めて考察同人誌出したい気持ちになりました。そして他の人の解釈をまとめて読みたいから誰か本を作ってくれ…アンソロジーでもいい…

発表時には、正直どうなるか不安だったコラボでした。でも蓋を開けてみたらカンパニーの雰囲気はいいし、ファン同士の交流深まってるし、何よりお互いのいいとこ取りができているからとてもいい異文化交流だったのではないかと…! ヅカオタとしては歌劇団には企業として本当に本当に恥ずかしくない姿勢を見せてもらいたい気持ちは常に胸に刻みつつ、今後もLDHさんとはいい関係を気づいていってもらいたいなと心から思いました。個人的にもちょっとRAMPAGEに興味が出てきたし…冠番組観始めてるし、脚本家の配信見たいからCL?に課金しちゃいそうな気がするし…ザ戦の写真集とかサントラとかたくさん出ますように~! お願い!

とにかく円盤と続編がありがた楽しみすぎるので、今年も元気に!生きろ、てめぇらっ!!!!

あなたは私の宝物(アナスタシア2023観劇記録)

明けましておめでとうございます!

そして特大遅刻ですが、ミュージカルアナスタシア、東京・大阪全公演完走本当に本当に本当におめでとうございますーーーーーー!!😭 途中ちょいちょい休演者が出てどうなることかと思ったけど、2020年のリベンジができて本当によかった…!

再演決定した時から、今年はアナスタシア(と星組1789)に全力投球と思っていましたが、まあ…はい…そうなりました!!!!開幕前から2桁チケット買ったことなんて今までなかったので、やっちまったか!?と心配になったのですが、むちゃくちゃ幸せでした。全然飽きなかった~!アフトクでも、稽古がめっちゃサクサク進んで何回も通しができた的な話がありましたが、本当に初日から完成度が高くて!ごくごく水を飲むみたいな感覚で楽しく観続けられました!(まじでどんな感想?)

東京公演は15/34公演、大阪は3/18公演を観まして、人生初の18/52公演観劇。自分でもびっくり。でもこんなにいっぱい観てもさあ、3年経つと全然思い出せなくなるんだぜ…切ない…

というわけで、皆さん懲りずに梅田芸術劇場のアンケートに音源化のお願いを書きましょう笑

とりあえず各回の思い出をまとめていくよ~。作品、キャストの感想はまた改めて書く!いっぱい書きたい!


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東京公演

1.木下×内海1回目

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My初日!!!!!ディミよし海宝グレブ初日!!!もう感無量でございます。ディミよし大好き…!の気持ちを新たにするし、海宝グレブ新鮮…!だし、はるーにゃは優勝…!!!!そして虎党の私、閉幕したら阪神が優勝していて情緒がどえらいことになる。シアターオーブでいろんな意味で半泣き。

2.木下×海宝1回目

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もしも平日ソワレが観られなかったら気が狂う…という不安に襲われ、突然の当日券で立ち見。弾丸旅行直後だったので腰が死ぬのではと危惧したけど、楽しく観られました。自分、まだ立ち見やれます…!海宝さんは今日も絶好調でした(絶好調でない時などあるか?)

3.木下×内海2回目
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アフトク回!トリプルキャストダブルキャストについて「めっちゃ仲いい」って声を揃える晴香ちゃんとあきよしかわいすぎた。本当に仲いいんだな…(ありがたくて泣く)

はるーにゃから見たディミよし、ディミトリの中で一番年が近いからか「自分は普段怒りを爆発させないからキャラクターと距離を感じていたけど、自然にいらっとさせてくれる。ディミトリとして小憎らしく振る舞ってくれる笑」って言われてて「悪口?!」「褒めてるよ!」とかきゃいきゃいしてた。カワイイ。

ここまででグレブ3人達成したけど、やっぱ海宝さんが一番一目惚れしてるぜ。お芝居ってそんな単純じゃないと思うけど、ディミトリ兼役してるから、よりアーニャに恋する感じ出てたりしませんかね…

4.木下×海宝2回目f:id:MyPetersburg:20231006012402j:image

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海宝さんってまじディミトリが似合う。好き。海宝ディミトリはパリに着いた段階ではまだ恋を自覚してなさそう。あきよしのが自覚してそう。

5.木下×内海3回目f:id:MyPetersburg:20231006013732j:image
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R席ではないけどほぼR席みたいな位置でした。近い、全てが等身大…(?)アナスタシア初見フレンドを伴って、開演前にサンドイッチも食べちゃって、ウキウキでした。フレンドが感動して号泣してくれたので私はとても嬉しかった!ディミよしは最高だろう?ディミよしを好きになれ!(圧)

6.木下×海宝3回目f:id:MyPetersburg:20231006013831j:image

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今日の海宝ディマめっちゃ絶好調では?(いつもだよ)

全部好きなんだけど、In a Crowd of Thousandで「痩せて、汚れて」って言われて自分からアーニャにうりゃうりゃとくっつくところ、Paris Holds the Keyで踊りながらも目線がキョロキョロそわそわしている顔、皇太后とアーニャが抱き合うのを見つめる切ない顔(私これ初演気づいてなかった説あるな)、Everything to Winの最後そんな悲しそうな笑顔すな~!からの、「俺は君の王子さまじゃないよ、アーニャ」の時の、振り向いて精一杯の笑顔~!

【結論】海宝直人の表情がむちゃくちゃ好き

田代グレブが休演。東宝が無理な起用するから!!!

7.葵×内海1回目f:id:MyPetersburg:20231006012453j:image

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ちょっとディミよしさん!はるーにゃの時とだいぶ感じが違うじゃないですか!はるーにゃとはツンツン、わかーにゃにはわりと早く打ち解けてるような…?初演ですごく好きな組み合わせだったんだけど、今季イチオシかもしれん…!

あきよしFCのミートグリート回だったんだけど、あまりにキュルキュルしてて、なんか発光してんなぁ!と感動してしまった。お稽古、本番、いろんな話を聞けて嬉しかったし、ご本人も嬉しいって言っててホッコリした。しかしミトグリの詳細は事前に知りたかったぜ!

8.葵×相葉1回目f:id:MyPetersburg:20231006012523j:imagef:id:MyPetersburg:20231006013107j:image

マチソワマチソワの1回目。はるーにゃと田代グレブが休演で、はからずもお初の組み合わせ。わかーにゃ、棒を振り回して威嚇する時間が長くて良い。ばっちが「危ねえな…!」ってつぶやいててわろた。ばちトリはやっぱり背が高いので一番大人っぽく見える。顔の良さと背の高さが相まって、ダンスの時の王子様具合がすげーんだよな…葵×相葉は初演の千秋楽ペアだから、なんか感慨深いな…

あとやっぱり相葉ディミトリはパリまで恋心自覚なしタイプだと思います。アーニャを小馬鹿にしてる度合い高め。In a Crowd of Thousandsで顔のあたりえいえいってされて、「俺の顔が汚れてるってこと?」みたいに手のひらをほっぺたに当ててたのもよかったな。あと、アーニャの横顔ひたすら見てるの良すぎた。好きなんだな…とニコニコしてしまった。

9.葵×海宝1回目f:id:MyPetersburg:20231006012536j:image

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ロシアのネズミは、で肩にトコトコやる海宝ディマ!

わかーにゃが腕組みして聞いてるのを見て、にかっと笑って自分も腕組みしながら歌う海宝ディマ!!

犬かきする海宝ディマ!!!

わかーにゃから棒を奪い取り、「危ないだろ!」ってぼやくディマ!!!!

ぜーんぶ好き!!!!

全てを勝ち取るためにで涙をぐっとふく海宝ディマ!

アーニャと皇太后が抱き合うのを観てる時は慈愛というか寂しいけど良かったよね、みたいな顔してて…そんでトランクを持って出てくる時ちょっと笑ってるのさぁ~!😭

でも「素敵な王子様と…」って言われた時はぐっとこらえる顔してから、精一杯笑顔を作って振り向くのがほんとさあ~!

10.葵×内海2回目f:id:MyPetersburg:20231006012549j:image

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R席センター!やったー!!!!今日のディミよし、オルゴール渡した後の「開けて?」がときめき大賞。

『My Petersburg』はやっぱり座って歌ってる時顔が険しかった!あと!「来いよ!」と「アーニャ」の間が空いてるのがこれこれ~!って感じで好き!!!!!ちゃんと呼び掛けてる感じが。

『In a Crowd of Thousands』ではアーニャのこと切ない顔して見つめてて、目があって誤魔化すか?と思ったけどそのまま見つめてて、逃げずに良い…!となった。ベッドに腰かけて喋るディミよし、「私のことそう思ってるの?」「ああ」の後自分からハハ…って笑ってムード崩しちゃうのちょっと切なかった。

アーニャと皇太后のシーン、ガラス越しのディミよしを観る気満々だったんだけど、R席まさかの2人にドンかぶりで観られず…!そしてトリプルカテコでフォー!ってはけてくのかわいすぎたな~!

11.葵×相葉2回目f:id:MyPetersburg:20231006012611j:image

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ばっちお誕生日おめでとう回でした!「目を閉じて」でムッとしたばっちディミトリが手をシャッターみたいにスーッと滑らせて目を閉じる時、アーニャが素で笑っちゃっててがんばれ!!と思った笑

ばちトリって、こう詐欺師ぽさが強いのよね!!カラッとしてて。海宝さんの方がしっとりしてる(しっとりしてる??)やっぱり電車でガンガン他のお客に話しかけてた。子役ちゃんが口の動きでたぶん「パリ!」って答えてたから「どこ行くの?」的なこと聞いたのかな?

初演の時も思ったけど「ばあさん!」が一番強いんだよね。それだけアーニャのために怒っているというか…ここでディミトリが怒るのってある意味お門違いで、そもそも自分が発端ではあるんだけど、それでもその気持ちが皇太后を動かして、彼自身も最後報償金を断るくだりに繋がるからいいんだよな。

あとやっぱり私はわかーにゃのお芝居が好きだ!!!!「いいわ、開けて」の言い方が良い。「笑顔で行こう!(よし!)」もかわいい。

マチソワマチソワはチケット取った時やらかしたかな…と思ったけど、悔いなしです…!アナスタシアは最高!

12.木下×海宝4回目f:id:MyPetersburg:20231006012616j:image

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ラストR席!フレンドを再び伴いまして…キャストの違いを楽しんでくれたようで何よりだ!!!

うるさいだまらっしゃい!がめちゃくちゃ芝居がかっとる。あと、そしてでぶだった🎶で太ってるジェスチャーしてた。ロシアのネズミとことこは変わらずだったけど、全体的にちょこちょこ芝居が変わってて、何回みても楽しい。これがお芝居うまい人ということか…

やっぱり海宝ディミトリは皇太后とアーニャが抱きあってるのを見つめる時は寂しそうだけど「よかったな」みたいな感じだし、トランク持って出てくるときもちょっと笑ってるんだよね。この一連の表情がめちゃくちゃ好きで、ああ本当にご褒美をもらったんだな、自分が思っていたのと少し違う結末になっても、彼はアーニャの幸せが嬉しいんだなって思えて、よかったね…になるんだよね。

あ!あと堂珍グレブのネヴァ河リプライズ、「ま⤴️た春が来る」のま、がすごかったんだよな~、初めて聞いたあの感じ。

13.葵×内海3回目f:id:MyPetersburg:20231007014023j:image

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ディミよしと海宝グレブの楽!ああ…ディミよしが本当に好きすぎる…!やっぱり「開けて?」が最強なのよ。ダンスで足を踏んでわりぃわりぃっていうディミよし!初めて観た!好き!!!!

「開けて?」もヤバかったんだけど、背中をさすりながらの「俺たちは大丈夫だよ」が過去1で優しくて、も~絶対!!絶対この段階で好きだね!!からの、「お前は失恋するんだな」の顔ももう間違いなく恋してるね!

やっぱり私はディミよしの「来いよ!」と「アーニャ」の間に溜めがある呼び掛け方が狂おしいほど好きです!

どこでおぼえたんだすごいな!が一続きなところ、特徴があって良い。本当にビックリして言葉が出た感じ。「オレンジの香り…!」を観てるディミよし、口はへの字に引き結ばれてるのに、最後ほんの!ほんの一瞬だけ笑うけど、水が染み込むように消えて捌けていくのつら。

海宝グレブ、「あいつらのせいでロシア人でいることが恥ずかしい!!!」と「遊びは終わりだ!!!」「パリは善良で…」が音量ばかでかくて好きだよ。ここで一気に感情が溢れるのが。あと!!「ネ!(フスキー)」って言いかけてからハッとして部下を追いやるグレブ観たかったからうれちい。

カテコご挨拶はなくて、トリプルカテコ万雷の拍手の中、わかーにゃにキラキラ✨と水を向けられたディミよしはガッツポーズして、わかーにゃにもキラキラを返して、最後ははけ際に投げキスして観客大喜び。

14.葵×海宝2回目f:id:MyPetersburg:20231008101906j:image
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わかーにゃ&海宝ディミトリの楽!今日のmypetersburg、オーブを破壊しかねないよ…

今日もロシアのネズミは元気にトコトコわかーにゃの肩の上を歩いてるし、わかーにゃが腕組みしたのを見て真似っこもしてくれる(これ、他の人に呼応して細かくお芝居を変えられることの象徴ぽくて大好き)。そして列車では寝たふり。「否定されるの嫌いなの!」「俺もだよ!」でぶん投げた本が結構強かったのか、「危ないなぁ…!」ってプンプンするわかーにゃかわいいし、黒板はめちゃめちゃ強めに当たっててしばらくさすってた。

なんか、海宝さんがディミトリやるのって限りなく今回いっぱいかなって気がしてるから、最後まで新しいことたくさん入れてて感動するし、観てて幸せいっぱい。

2階だったから、ネヴァ河リプライズの堂珍グレブのグレーの目が真ん丸になってるのがよく見えてよかったし、怖かった(いい意味で)

トリプルカテコはお互いにキラキラ~✨を送りあい、わかーにゃのガッツポーズ!海宝さんもガッツポーズ(確か)からのハイタッチ!

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はるーにゃ&ばちトリの楽!にしてようやくこの組み合わせ観られました!やはり作画が似ている気がしますね。トリプルカテコでばちトリが突然はるーにゃをお姫様抱っこして捌けてったので、観客は大喜びでした。いやーぶっ込んで来るな~!完全にいつものキメ顔エスコートだと思ってたよ…!写真ないんですか!ねえ!

「悪い子だ🎵」でばちトリがニヤッと笑いかける→アーニャがムッとする→ばちトリが知らん顔する→アーニャがもう一度睨む…の流れが新鮮すぎてとっても良かった。この回は威嚇するアーニャから棒をもぎ取る際に「貸せ!…あぶねぇな」だったと思う。

あと初日以来の田代グレブ、机バーン!の時「フンッ!!」みたいなこと言ってて、なんか声色といい発声といい1人だけ北斗の拳みたいな作画でビックリしてもうた笑

原作映画ファンの友達と一緒に観られてハッピー!ラスプーチンの歌が一瞬使われてるのにもちゃんと気づいててさすがだよ!!

大阪公演

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大阪来たよアーニャー!!ばちトリは東京で観劇数少なかったし、再演いなさそうな気がするし…!と諸々理由をつけて滑り込みで観劇!観てよかったです!

ばっちは結構トランクシーンはツンツンしてて。やっぱりお兄さんぽいディミトリだと思うんだけど、意外と感情表現が素直だなと思った。それってディミトリの強がりやプライドでもあると思うし、詐欺師だったディミトリが、アーニャの前で素直に感情が出せるようになったってことなのかな?とも思ったりして…

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ディミよし見納めでした。惜別の祈りのところ、最後の方眉毛と唇が震えてて目も潤んでて、表情がわななく感じがいよいよ泣いてるみたいだった!

最後にしてようやくネヴァ河リプライズも声聞きとれたよー!!「死に絶えた~!」の「あ~!」がめちゃくちゃ聞き覚えある声で嬉しかった!!!!そしてやっぱり「開けて?」が最強なのよ。

君が女の子じゃなかったら~!で下ろしてからもハグしてたり、パリ鍵で走りながらわかーにゃの背中をポン!ってしてて、今日のディミよしは好き度が高いな??となってました。わかーにゃも調子が戻っててとても嬉しかった…!わかーにゃの強さ好きなんだよな。

イカれた女と同席かよ!」にディミよしと禅ヴラドが「ハイ!」「ですよね!」って笑って誤魔化してた!

海宝グレブはどうしてもディミトリの面影を探してしまう…結ばれなかったifみたいでただでさえ切ないんだけど、今日の「私にはできない…」「私は、信じている。君は…アナスタシアだ」の声のかすれ具合が沁みました…(しかし爆速で走り去る皇女)

トリプルカテコでディミよしが投げキッスしたので、わかーにゃもアワアワしながら投げキッスしてくれて、観客は死んだ。

18.木下×海宝5回目(My楽!)
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My楽そして誕生日観劇でした~!!再演決まった時に絶対はるかいほーで誕生日!と決めていたので達成できて嬉しいぜ。

そして楽にしてフィナーレでたまげたことがありまして。ディミトリとアーニャは未来を見つめるように前を向いていると思うんですけど…なんと海宝さんが、最後の最後ほんの一瞬目だけ動かしてはるーにゃを見てたんですよ!!!演技に(恐らく)鬼のこだわりがあるであろう海宝さんが…!ディミトリとして見たのか海宝直人として見たのか…!どっちなんだい!(永遠に答えの出ない問いかけ)

アワアワしたまま迎えたトリプルカテコでは何をしてくれるのかなと思ったら、海宝ディミトリがはるーにゃに跪く!!!!嘘やん!「皇女様」じゃん!夢!そして向かい合ったはるーにゃはゆっくり優しく両手で大きな投げキッスを送り、2人はニコニコと捌けて行かれました…うひょー!尊いぜ!(オタク)

これです!海宝さんは最初ヤキモキさせるけど後半になるにつれてどんどん神写真投下してくれて、まじオタク心わかってる。ありがたすぎる。

 

結果、それぞれの回数は下記の通り!

わかーにゃ…8回

はるーにゃ…10回

ディミよし…7回

海宝ディマ…7回

ばちトリ…4回

禅ウラド…9回

大澄ウラド…9回

堀内リリー…6回

マルシアリリー…7回

朝海リリー…5回

うん、なかなかいいバランスじゃない?

 

あとはがんばって各キャストの感想をちゃんと書きたいですね!!各回の感想どうしてもアーニャとディミトリに片寄っちゃうんだけど、ウラドグレブリリーアンサンブルどのキャラもキャストの違いがとっても楽しかったんです今回!今から再再演が楽しみ…!もうこれは梅芸鉄板演目になったでしょ!何卒よろしくお願いしまーーす!!!

時々思い返してはロスに陥ってるけど、今回気合いを入れて観まくったので後悔はそんなにないかな…!(仕方ないとはいえあきよしの最前列を手放してしまったのは本当に悔しいが…)

あっでも、さっきカウミュコンではるかいほーの『In a Crowd of Thousands』が台詞ありで流れた時はスーパー大興奮してしまったので重症かもしれないですね、ロスです笑

しかし正直マチソワには体力がいるなと思う時もあったので、筋肉つけて今年も力いっぱい観劇楽しむぞー!うおー!

 

 

 

ディミよしはいいぞ!!!!(アナスタシア2023)

そこのあなた!ディミよしを!!観てください!!!

今、ミュージカル『アナスタシア』の内海啓貴さん回チケットを追加しよっかな~どうしよっかな~と悩んでいる人のために書いています。

結論から言うと、ずばりディミ(トリを演じるあき)よしは最高なのでぜひ観てください!!!!!だって!!!次回の再演にまたいる保証なんてないから!(悲しいことに再演も別に保証されてない)どれが最後のさよならになるかなんて、私たちにわかるはずがないからぁ~!!!

※海宝さんもばっちも大大大好きなんだけど、ディミよしが東京公演残り3回という事実に衝撃を受けて慌てて書いています。

 

現在、渋谷は東急シアターオーブで大絶賛公演中のミュージカル『アナスタシア』。

私の推しであるところの内海啓貴(うつみあきよし)さんが、詐欺師の青年ディミトリを演じているんですけどね…この役が私はもうめちゃくちゃ好きなんてすよ!!

すごくいいソロ曲2曲に加えデュエットもあるし、出番多いし着替えもあるし、最初はただ詐欺の道具としか見ていなかったアーニャと触れあっていくうちに、彼女のことを思う気持ちが変化していく様子が見えるすごくいい役でして…!

ちなみにネタバレしないで役の魅力書くのなかなか難しいからある程度ネタバレ含んでます!!自己防衛してください!!笑

 

で!!!!あきよしくんがまあはまり役なんだこれが!ディミトリはペテルブルグで生き抜いてきた孤児なんですけど、史実とか歌詞とかからオタクがこねくりまわした結論としては28歳くらいのイメージ(アーニャと2歳差なのは確定)。あきよしくんはドンピシャ世代なんですね。だから役とマッチした青年感がリアル。もともとお顔がフレッシュなもんだから、体格はいいけど少年ぽさが残ってて、またツンデレ感と相まってたいへんいい具合にクソガキ感があるんですよ。なお公式ハンサム設定だしそもそもお顔が天才です。

見て!顔がいいよ!

 

初演の時からアーニャに対するアタリが最初きつめの役作りだなと思ってたんですが、再演ではよりツンケンしている気がする!個人的に対晴香ちゃんの方がよりお互いにツンツン、わかなちゃんとは打ち解けるのが早い気がします。アーニャ役の2人とも年齢が近いからか、やっぱりアーニャをからかったりしても、完全に上からというより同世代感というか、よりバディ感が出ると思う。そこがたまらなく好きなんだよな~!「おるご~る✨」の茶化しかたとか、ちょくちょく調子乗ってるところも年相応にかわいくて好きです笑

 

作中で「ペテルブルグの王子」ってバカにして呼ばれる場面があるんですけど、正直そんな王子感はないんですよ。必死にたくましく生き抜いてきた青年だから。そもそも蔑称だし…ずっとペテルブルグから出られないことを揶揄されているのかなと。(ちなみにおロイヤル過ぎて王子感半端ないから、もう蔑称としての効力なくない?なのがばっち)ちなみにこの場面、オフマイクでアーニャに「大丈夫、大丈夫」って言ってるのがときめきポイント。

でもそんな「ロシアのネズミ」の彼が、生まれではなく心で「王子様」になっていくのがたまんない…!ので詳しくは本編を観てください!

 

ディミトリは出番が多いので見所を挙げてくとキリがないんですが、やっぱり1幕メインソロ曲の『MyPetersburg』は外せません!とりあえず下の動画見て頂いて!!

ハイ!良!!!!!!ロングトーン良すぎ!!!あきよしくんのちょいハスキーな声ってすごく魅力的だし大いなる武器だよなぁ!

初演の時から歌唱力に定評があったと思うんですけど、この3年間でますます歌がうまくなっており…!俺ペテはFC配信とかでも歌ってくれたりして、たぶんご本人も思い入れが強いんじゃないかなぁと。動画でもちょっと映ってるけど、ロシアのネズミは賢くなけりゃ死ぬだけ、のところで当時を思い出すのかマジ顔になるところが好きです。ここ個性出ると思う。 

単に好きという言葉では言い表せない、家族が亡くなったり辛いことがあったり、でもずっとここで生きてきた、だから俺のこの街を見て欲しいという気持ちがびしびし伝わってくる…自分の過去や好きなものを共有するのって仲間意識の現れとも言えるかなと思うので、ディミトリからアーニャに心を開いた瞬間なのかな~!私が観た回でちょっとショーストップぽくなってて嬉しかった!

これは福井さんに歌唱力を褒められてて嬉しかったブログ。

 

いろいろあって一行はパリにやってきて、ウラドから「この計画が成功して彼女が本物だと認められたら、身分違いだからもう会えないぞ」って言われるんですけど(マジでこの時のウラドどんな気持ち?って聞きたい)、それに対して「黙れよ、あんたに何がわかる」「あんたの言うことは相変わらずわけわからん」とか言って見せるんですけどその時の顔!!!!パリ来た段階で絶対恋心自覚してるっしょ!!!!!ここめっちゃ好き!!!!(ちなみに個人的イメージでは海宝さんは半分くらい自覚、ばっちは言われて気づいたと思ってます)

なんか、ディミよしって少年感溢れてはいるんですけど、その分時々すごく大人びてる時があって、ギャップがいいんだよな…!この恋心自覚するのしないののくだりといい、最後の橋のシーンでのセリフの言い方・表情といい…あ~ここはさすがにネタバレするの憚られるから劇場で観て頂きたい…!

 

2幕もそりゃもう見所たくさんなんですが、私が再演ですごく好きだな~と思ったのは第2のソロ曲『Everything to win』!ついに皇太后に面会したアーニャを待ちながらソワソワと歌うこの1曲。最初は詐欺計画の駒として選んだだけのはずだったのに、お辞儀の記憶のあたりで本当にアナスタシアなのだと確信して、バレエの場面では彼女に「Home,Love,Family」を取り戻させてあげたいと思うようになって。でもそれが果たされた時永遠の別れが来る…ということを繊細に歌っていて、聞いていて切ない。後にアーニャがリプライズするのが、二人の思いが漸く通じたことを表しているようですごく好き。歌の後の皇太后とのやり取りも熱量が凄まじいので本当に観てください!!!!!

ネタバレになるかわかんないけど、アーニャと皇太后のシーンを観てる時の表情も大好きです…もうほんと全シーン好きだよ…!

 

私こんだけ熱く語ってますが、初演ディミよしを観たのはなんと1回のみ!!!!笑 

自分でも複数回観た気になっていて笑った。しかしその1回でドはまりして出演作を片っ端から観るようになったので、やはりあきよしくんは素晴らしい役者さんだと思います。これからもっともっとでかい役、いっぱいつかめ~!!!!

 

というわけで!!!!!!ディミよしが観たくなったそこのあなた!!!!とりあえず明日のマチネがあるぜ!!!!!当日券で観に来な!!!!!オタクからは以上です!!!!!!よろしく!!!!!!!

やっぱりアフタヌーンティーがお好き

お茶、大好き~!ここ数年で行ったヌンをまとめました!しかし前に書いてからもう3年も経っていてびっくり…そこそこの数行っているので、今後もちゃんとまとめていきたいな。

リストランテマンジャーレ伊勢山(横浜)

おおお横浜にこんな穴場が!マリアージュフレールのお茶が飲めるのがポイント高し。私はベタにマルコポーロの香りが大好きなのです。失礼ながらそこまで期待してなかっただけに、フードにすごく満足感ありました。特においしかったのはエキゾチックオペラ。濃厚なチョコをフルーツであっさりさせて、いくらでも食べられそうでした。また食べたいな。

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ORIGAMI/ザ・キャピトルホテル東急(赤坂)

ちょうど行った直後にリニューアルされていたので、いいタイミングで行けました。この時食べたもちもちな珍しい食感のスコーンがとても好みだったんだけど、写真を見る限り普通のスコーンになっちゃったのかな?

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そしてなんといってもこの!お重!かわいい~。食べやすかったかと言われると微妙なんだけど、もうお重で食べられないのは残念だ…

しかも、最近またさらにリニューアルしたのかな?着いていけてない。ちょっと行かないとすぐ変わってしまう…生き馬の目を抜くアフタヌーンティー業界よ…

ステラート(白銀台)

とってもコスパが良いと思います。この華やかさで当時3,000円くらいだったっけなぁ。白銀台という場所柄を考えても、かなり良心価格なのでは…?あまり写ってないけど、下段にタルティーヌがあるのでしょっぱさと甘さのバランスもいい感じ。

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そしてここは、なんといっても雪組ワンスのポスター背景撮影場所なのね!!行った時は全然知らんかった!!正直全然店内からワンスみは感じなかったのだけど、まさかイケコが選んだのだろうか…ガラス天井なので、晴れてると少し眩しいくらいだった。

椿山荘(目白)

やっぱり大好き椿山荘。全体の佇まいが良すぎて、何度行ってもしみじみと好きですね。駅から歩くだけあって、都心にあることを感じさせないロケーションは、なかなか他のホテルだと味わえないなーと思います。いや~しかし、この薄緑色のゼリーと羽の組み合わせがかわいすぎるでしょ!

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ゴダールコラボで香水がもらえました。洋梨の香りだったかな?

SUZUMUSHI CAFE(芝公園)

ザ・プリンス パークタワー東京の夕涼み企画です。2017年くらいからやっているの、全然知らなかったな~!浴衣レンタルサービスは既に埋まっていたのですが、なしでも充分楽しかった!

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これはクリームソーダのカクテル!炭酸はそんなに得意じゃないんだけど、かわいくて思わず飲んでしまった。蒸し暑い夕方にびったりでした。

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映えるフードたち。味の方もレベル高し!特にサーモンのロールクレープが、あっさりしつつ濃厚でおいしかった~!実は上記のゴダールアフタヌーンティーの後に弾丸で行ったので、このくらいの量で助かった…笑

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夏~!!思い出!!コロナ禍で夏っぽいお出かけが全然できなかったので、ここで満喫しました。

帝国ホテル(日比谷)

アガサ・クリスティーコラボのアフタヌーンティー!作品内のあんなメニューやこんなメニューが楽しめる。本の中の食べ物描写が大好きな私にとってはたまらん企画です。ときめく!しかしバズっていたためか、お茶のプランは瞬殺。執事つきも瞬殺。そう、帝国ホテルには執事がついてくるプランがあるのです。すごい。でも宿泊つきプランならまだあるぞ!ということでお泊まりしてきました!コロナ禍で計画していた旅行全部なくなったし、えいやっと勢いつけて行きましたが、さすがにお値段ドキドキした。

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夜はワインとおつまみ片手に宝塚鑑賞会。オーシャンズ11をBSで観てから真風へのときめきが止まらないという友人に『Ray』『HOT EYES』『神々の土地』『星逢一夜』を連続で見せまくり「2番手でも、真風が1番カッコよく見える~!」と叫ばせたので満足しました。

HIGASHIYA GINZA(銀座)

和風アフタヌーンティー!見た目がかわいい~~!おいなりさんがついてくるのが新鮮。お茶菓子はわりとミニサイズなので、めちゃくちゃおなかいっぱいにはならなかった…と思う。

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お茶はこんな感じでサーブしてもらえます。ガラスの器に茶葉の緑がかわいいですね。お茶の葉をずらっと並べて選ばせてもらえるので、悩む楽しみもあります。説明を読んで味を想像するのが面白かった!

セルリアンタワー東急(渋谷)

このトレイがかわいい!そしてしょっぱいメニューがどれもレベル高い!特に左のフラン(茶碗蒸しとは書きたくないじゃないですか)的なものがおかわりしたいくらいおいしかった。

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甘いものも食べやすいサイズ感。

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高層階だけあって、眺望がめちゃくちゃいい!タッチパネルで注文式でした。

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ホテルインターコンチネンタル東京ベイ(竹芝)

開業25周年記念の、アフタヌーンティー付きお泊まり女子会プランを利用しました。SABONのお風呂セットがついていてそこはかとなく贅沢感。リバービューでバシバシ写真を撮りました。

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これは夜にバーで飲んだクリスマスカクテル。

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椿山荘(目白)

クリスマスっぽいことがしてぇ…と行ってきました。好きすぎである。私はヌン歴が浅いからかもしれないけど、たくさん行くとリピートするところって結構限られてくると思うんだよね。こうして振りかえってみると、椿山荘はかなり自分の中で高評価なんだな…トマトのサンタさんがクリスマス気分をいやが上にも盛り上げる!バーンと景気のいいローストビーフは椿山荘ならではでいいよね。

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お庭では雲海も楽しめました!

ウェスティン東京(恵比寿)

憧れのウェスティン!なんかヌンが好きなら一度は行っておくべし…みたいな登竜門めいたところありませんか?事前情報を得て昼をほぼ抜いて臨んだにも関わらずたいへん苦しかった。ボリュームめちゃくちゃあります!これから行かれる方はお気をつけて!途中で個包装された焼き菓子のサービスがあって嬉しかった。しかし食べられないので持ち帰り一択なのよ…

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ホテルニューグランド(横浜)

念願のチョコ尽くし。しかし、かわいい見た目に反してとんでもない濃厚さで後半大変だった記憶しかありません笑 本気でチョコが好きな人にぜひ食べてほしい。

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アンダーズ東京(虎ノ門)

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もうめっちゃ映える~!!さくらモチーフってとことんかわいくなるよね。ドリンクも思わず東京タワーと並べて撮っちゃった。正直ルーフトップバーは少し寒かったけど、換気はばっちりだったと思います笑 近くでお花見して帰りました。

3年前とかのものも結構あるんですけど、写真を見返すとかなり当時のことが思い出されるな…コロナ禍初期のマジで外出できなかった期間のことは、たぶん忘れてはいけないんだろうなと思います。かなり緩和されてきてるけど、病気自体が変わってるわけじゃないから、今後も一緒に生きていかないといけないんだろうけど、負けないぞ!茶をしばいていくぞ!

改めて、2~3時間ゆっくりおいしいもの食べながら友達とダラダラおしゃべりする時間って本当に楽しい!ということで、今後もいろいろ攻めて行きたいなー!押忍!

 

推し(演目)で推し(トップコンビ)が推し(カプ)を演じる件について

うわぁぁぁぁ待ってたよオランプちゃぁぁぁぁ~~~~~ん!!!!(お茶目な秘密警察ばりのクソデカ大声)

https://kageki.hankyu.co.jp/sp/revue/2023/1789/index.html

出た~!ついに出ましたよ星組1789の一部配役がよぉ!!なんか体感ではすごく待った気がするけど、そんなことないのかな?兼ねてからの願い通り、舞空瞳様はオランプでしたほんとに嬉しいー!!!

いや、なこアントワネット様が観たくなかったとは言わない。幕開き板付きバカでかルーレットドレスにあの白いカツラは正直観たかった。曲も好きだし。なこちゃんは最近王族など高貴な身分続きなので、アントワネットは間違いなく似合ってたと思う。

でも!サブタイトルが「バスティーユの恋人たち」なら、私はトップコンビにロナンプを演じて欲しかったんです。なんたって東宝再演が親の女で、推しカプなので…特に直前の別箱なぜか離れてるし…

ともあれなこちゃんが演じるのであれば、オランプもきっとマリーに負けない存在感の強いヒロインとして描かれるはず。トップコンビは並び立ってなんぼだと思っているので、「あなたの行く道を~」とか台詞は一部アップデートさせてねイケコ…

つらつら述べたのも本音なんですけど、まあ正直もう先行画像がもうめっちゃくちゃにかわいいので、こんなん圧倒的ヒロインでしょ!!!文句ありますか!!!(誰だよ)よく見たらベール?的なもの被ってるし、これは教会のシーンの衣装なのかな。でもあのシーンは喪服だよねぇ。ということはサイラの場面かしら。衣装心底期待してるよ…

ヒロインが変わったということは、月組版とは明確にストーリーにおける比重が変わってくるのかな。ソロが復活するといいし、なんなら新曲とか来たら嬉しい。イケコならどうにかしてくれるでしょう!貴族としての身分を捨て民衆に加わって敬愛する王妃と敵対するという、なかなか複雑な立ち位置のヒロインだと思うので、彼女の苦悩や個性が掘り下げてもらえたら嬉しいな。書いてたらすごいオスカルみがあるな?

先行画像を見るに、礼真琴ロナンは龍真咲ロナンよりシックな色合いになるのかな? 東宝の紺色とも、龍さんの黄色とも違って新鮮~!それにしても礼真琴のロナンは…もうなんか観たことある気がするくらい。観る前からハマり役なのは間違いないと思うので、観て殴られたーい!!!圧倒されたい!本当にこちとら2019年からずっと待ってたんですよ…ホンマ…最高の奴をお出ししてくれるって信じてるよ真琴…!!!推し作品で推しトップコンビが推しカプを演じる。我がオタク人生にいっぺんの悔いなしです。んもう超絶通います。チケット取れます(言霊)

その他の配役も早く出ないかな。やっぱり役替わりするのかな…?とりあえずここまで来たらマリーは有沙瞳でよろしくお願いします。もうそれしかないだろ(いや小桜ほのかでも観たいが)。そして、それならもう番手無視してマジで瀬央フェルゼンが観たい!ことなことせおみほをドーンと並べたい!!!(こっちはたぶんキワミかあまとかな…)欲目はつきませんね…

 

最近もうひとつ嬉しかったこと…それは大好きな朝月希和ちゃん様がインスタを開設されたことです!!嬉しい~!退団同期の皆様はわりと早めに始めてたので、正直やらないままフェードアウトとかしちゃうのかな…?と思っていただけに喜びもひとしおです。今後雪組観劇レポとか読めちゃうのかな!?メイク動画とか、お気に入りコスメとか好きなアイスとか教えてくれるかな!?あと一番気になってるのは雪組100周年イベントに出てくれるかどうかです。このタイミングということは…頼む!ルポァしてくれ!だいきほが出るなら、ベラドーヴァも行けるやろ!

今年もいいことたくさんあるように、徳を積みます!徳を積めば人生どうにかなると思っています!

俺たち2人でシティーハンター!(雪組『CITY HUNTER―盗まれたXYZ―』 )

大遅刻です。まさかお披露目公演の感想をアップする前にトップコンビが解散するとは、去年の私は全く思っていなかったんだぁ~!きわめてマジで本当にさみしいよ~!!!もっと二人の演目を見たかったよ~!!!とにかく、希和ちゃんのご卒業までに全作品の感想を上げたい所存!がんばるぞ。ということで当時の感想に今の気持ちを織り混ぜて書いております。よろしくお願いします!

 

さーて、さききわの大劇場お披露目公演を観てきましたッ!!!!トップお披露目本当に本当におめでとう~~~~!!!!

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これ、やりたかったんですよ…
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初見はマチソワして、正直めちゃくちゃいいじゃん!と思いました。トップコンビのお披露目公演としては、2人はこれからもずっと相棒だよ!!!というハッピーエンドは最適解。宝塚らしからぬ少年漫画のもどかしい恋愛感もかえって良かったと思います。欲を言えばもう少し二人きりでいちゃついてもらってもよかったけど、オタクは行間を読めばある程度は補完が可能なので…。2人の目線や声色でお互いを大事に大事に思ってることは充分伝わりましたので!ラブ!詳しくは後述!

 

ただ、これは私がある程度シティーハンターをわかっていたからであって。脚本はいろいろぶっこみすぎて完全初見殺しだな…とは後から思いました。

まず、槙村が死んでから香が相棒になる場面が、回想でもいいから欲しかったな~~。初見の人、絶対「秒で死んだ~!え、妹?」ってなっていたのでは?笑 香がどんな人なのかももっと掘り下げていいと思うんだ。正直相棒になってどれくらいたってる設定か知りたかったよ~!その辺が曖昧だから「お前はパートナー失格だ」って突然怒る冴羽獠に感情移入できなくなるのよ!!あそこ、言葉足らず過ぎて獠が香に求めているものがなんなのかわかんなかったな~!聞いてっかヨシマサ~!危険なことに巻き込みたくないのか、それとも一人前のパートナーでいてほしいのか、恋愛なのか庇護なのかなんなのさ~!解釈次第と言われたらそれまでなんですが!

また2番手の役としてミックが出てくるから、獠と香を奪い合うんだ…!と思ってたら最初から知り合いみたいだし。とりあえず惚れてる設定はちゃんと残ってて良かったです。ありがとうミック。どういう経緯で惚れたかは詳しく知りたかったが…しかし普通~に原作のミックエピソードで、二人の絆が強まる感じにしたら良かったんじゃないかなー?

あとぶっちゃけ初見時、お披露目なのに香にもないキスシーンがゲストヒロインにはあるんか!?と憤ってました。マジごめん演者には何の罪もないのよ~!いやこれはバイアスがめちゃくちゃかかっていると思いますし、ラブだけがトップコンビじゃないし、いろんなお披露目の形があると思うけどさ…!シティーハンターという作品の特性上、ゲストヒロインにはおいしい見せ場があるのはやむなしと思うんだけど、トップお披露目公演であんまりほかの娘役さんと絡ませる脚本はどうなんだ劇団~!!WonderLandのデュエットがなかったらヨシマサをしばいているところだった。まぁあの曲があるから、獠→←香の双方向の矢印が見えていいんだけど…

終盤の流れも結構違和感あった…香がジェネラル殺しちゃったけど、原作どうだったっけ?って思ったもんな。やっぱり撃てない銃の細工の話はあっても良かったと思う。ただのギャグ描写で終わらせちゃうにはもったいない設定だよ!キンコンカン、みたいな乱発音のテンポはよかったけどね!原作では人殺しをさせないためにわざと照準をずらした銃を渡していたけど、ちゃんとした銃を渡して相棒として認める…みたいな流れでしたよね。香を巻き込みたくないのに、兄の敵を取らせてしまっていいのか。フォローはその後抱き締めるだけでよかったのか…原作者監修つきだから、その辺りは原作サイドからOKが出たってことなんだろうけど!

Twitterでもさまざまな意見を見ましたが、あれはやっぱり香が撃ったんですかね…? 過保護にすることをやめて、対等な相棒になるために敢えて撃たせたのかしら。それとも香の中で決着を着けさせるために撃たせたことにしたけど、実はどっちかが殺してたのかしら…どうなんだサエーバ!ミック!(未だに「アドリブが過ぎたな…」の意味を咀嚼しきれていないオタク)あとヤボな突っ込みかもしれませんが、そもそも銃が怖い香を銃社会アメリカに連れてっていいのか~!笑

そして、作品内容的にセクハラ問題に触れない訳には行かず。「原作がそうだから」で済ませるのは正直安易だなと思っちゃう。描写をなくせというのではなく、これはやってはいけないことだってわかってますよ~という目配せがもう少し欲しかったかな。獠はそこそこ成敗されてるけど、教授はもっときちんとしばかれて欲しいなと!思いました!ブスって罵りあったり、お尻を自分から触らせる女性像ってのもいい気にはならないよ。セクハラって、人によっては嫌な思いがフラッシュバックすることもあるので、取り扱いには注意して欲しいなぁ。圧倒的に女性客が多いと思うしさ…ねえ。

あと、ラスト大団円なのはいいけど、獠が香のために何かしたからっていうよりは、完全に香が獠のこと好きだから戻ってきてくれただけじゃん…!もうちょい冴羽からのアクションが欲しかったし、これは幸せにしないと間違いなく兄が化けて出ますよ。

 

思うところがありすぎていろいろ書いてしまいましたが、上記の脚本は演出家及び劇団への批評であって、組子の皆さんは素晴らしい熱演でしたよ!!がんばって通ったよ私は!!さききわっていいな、雪組っていいなと改めて感じました!!以下、キャスト別感想に移ります。

 

・彩風咲奈

めちゃめちゃ好きなんだけど…軽さと真面目さのバランスがとてもよい。私は咲ちゃんには軽妙な役をやってほしいなと思ってたので、想像以上に冴羽獠がハマっていて嬉しかった!!オープニングの銃をクルクル~って回すところオシャレで好きです。紫色の謎シャツも見慣れてくるとしっくりとなじんできますわ。

なんだろう、からかってるうちに本気で好きになっちゃったけど、からかいすぎて素直になれなくなっちゃった感じがたまりません。だってどう考えても香を一番大事にしてるのに…!いろんな女の子に声をかけたとしても、何かあったら真っ先に目が行ったり追いかけたり名前を呼んだりするのは香なんだよな~…冒頭のベッドで香の隣に潜り込んでるのも、うなされてたから側にいてあげたためと解釈しています。えーい!素直に抱き締めろ!ハッピーエンドはお前なんだよ!!!!「獠ちゃん帰ったよ~ん…」の言い方ひとつで、普段の穏やかな生活が垣間見えるのがいいですね。書いてて思ったけど、いつも咲ちゃんの役は希和ちゃんのところへ帰るんだな…

とにかく私は咲ちゃんの「香!」の言い方が好きなんだな。「香に指一本触れてみろ!」は毎回新鮮にときめく。そんなの、めっちゃ…好きじゃん…本人のいないところではめっちゃLOVE出してくるじゃん…もちろん「あのバカ…!」も大好きです。うんうん心配だよねわかるわかる(脚本的には自分が煽ったからだが…)

中盤のくだりにはいろいろと思うところがあるんだけど、救出された香が出てきたところで何も言わずに背中合わせになって「あのな、シティーハンターってのは一人じゃないんだ」「俺たち二人で、シティーハンターなんだよ!」っていうくだりはマジで最高のセリフだと思いました。そうです!二人はトップコンビだから~!!!

あとstill love herが想像以上にぶっ刺さりましてね…!? おのれ冴羽~なんとか言え~!と思って観ていても、あの切なそうな寂しそうな顔で別れを告げられたら、ああ冴羽~!😭とほだされてしまうのであった。最後の手を挙げてからの表情はなんなんですかほんと。GET WILDも大好きだよ…これらが公式持ち歌の彩風咲奈さんつよい。ぜひいつかサヨナラショーで歌ってもらいたいもんである。泣きます。

さんざん脚本に文句を言いまくっていますが、「俺と一緒にいたら、命がいくつあっても足りねぇぞ」からのテーマソングからのクリスマスからのホトトギスからのあわやキス…からのイチャイチャおいかけっこの流れはすごい神だなと思ってます!!!「一緒に戦うんだ」は本当にいいセリフだよ。最後もおちょくって逃げながらも、背景のスクリーンではとんでもなく幸せそうな2人の写真が流れてるからね、もう冴羽がツンツンしてるくらいではなんとも思いませんわな。しかしあの映像(縛られて吊られるトップ…)、どっかでフル収録してほしいよ…観たいよ…

 

・朝月希和

めちゃめちゃ好き…(語彙力の喪失)

冴羽獠のヒロインは香しかいないし、文字通り背中を預けて戦える、二人で一人、唯一無二のパートナーをトップコンビに当てはめてくれたのが嬉しい。ゲストヒロインだったらどうしようって悩んでいたころが懐かしいぜ…ルサンクの脚本に「(彩風・朝月)の冒険はまだまだ続く」って書いてくれたのはとっても嬉しかったよヨシマサ!

原作の男役っぽいモテモテ女子というよりは、かなり女の子らしい(って言っていいのか)ボーイッシュ女子寄りでしたね。この辺のキャラ解釈はどうなってるんだろうか。衣装は最初観たとき阪神ファン?となったが違った。ハンマーを振りかぶってる時のピシッとしたポースが毎回素晴らしくて、さすが俺たちのトップ娘役!体幹の鍛え方がちげえや!!と誇らしく思っていました。体幹のことは何も知らんが…「そうはさせるか~!」からのドタバタ感あるテンポの良いお芝居と、WonderLandのようなしっとり感と、どっちもできてやっぱり好きだあと思いましたね。

オープニングで獠に寄りかかってかわされてこづかれて、(もう…)みたいな顔してるところがかわい~んだこれが!!大丈夫だよ心配しなくても冴羽は香ちゃんのことが大切だよ!!!獠にはキュンキュンしてるのに、イケメンのはずのミックにはまったく動じてないところがいい。「聞き捨てならねぇな」で嬉しそうなのが本当に冴羽を殴りたい…ミックの「結婚式」に対する反応は、東京公演のマジで初耳ですみたいな方が好きだな。あと、よく見たらもらった指輪を左手の薬指につけてるのね!それはミックも諦める!

実はかなり影を背負いし男・獠に、屈託なくこれからも一緒に背負わせてよ!と言ってくれる笑顔のまぶしさよ。これでもう全部許せる…ホトトギスの話をするとき目を合わせてないのもツボです。とにかくさききわは二人でシティーハンターなんよ!

 

・朝美絢

ミックエンジェル!!!の歌がすごく…脳内に残ります…

空港で獠が香に指輪を渡して去る時、ものすごく嫌そうな悔しそうな顔をしているのがツボ。獠が香を引き留めないのをいいことにアメリカに連れていこうとしても、結局香の気持ちが自分には向いてないことを悟ってるんだよね~。「結婚式の招待状は後から送るよ」ってかなり宣戦布告だし、よほど獠より素直に愛情表現していらっしゃる。しかしあんなにイケメンだし性格もわりといいのに負け戦…そこが萌えますね!

正直、やっぱり香に惚れたきっかけのエピソードは欲しかったな~!いや、希和ちゃんの香は好きになっちゃうけどね、かわいいもん。「嘘から出たまこと」の時の、笑顔だけど目がマジな感じがいいよね~。私はやはりトップ娘役はトップと2番手に取り合われていてほしいかもしれない。なのでミックにはとても好印象がある笑 ありがとう、ミックエンジェル!!!

 

・彩海せら

だ、大収穫…!!なんか完全に男の子でしたよね?高校のクラスメイトからこっそりモテてそうな感じでしたよね(?)え~~めっちゃ好きなんだが!!恥ずかしながら私は彼のカッコよさにここで気づきました。個人的には年齢の近いカップリングが好きなので、アルマの救出時にちょっとでも絡んでくれたら嬉しかったが…

お母さんの病気を匂わされての「どういうことだよ!」とか、ラストの「死んだら許さねえからな」とか、年頃のツン全開の男子みがすごかった。悪い男が似合う男役になるでこれは…!千風さんの女優も貫禄があってよかったな~!しかし走り方もかっこいいとは無敵ですわ。ぜひいつかトップになってほしい!月組でも頑張って!!!

 

・綾凰華

お兄ちゃんとてもかっこいいね!!!!グラサンとロン毛が似合うね!!!驚きの即死だったけど、ストーリーテラーとしておいしい役回りだったと思う。直接会話するシーンは前半ほぼないのに、獠と香に対する愛情深さがよく伝わってきました。WonderLandでの急なバレエには結構驚いたけど…すごいコンテンポラリーダンスかと思った。

カラ元気の獠に対して「やっぱりお前は阿呆だ」っていう声色の優しさが泣けるのですわ。しかし幽霊キャラは無条件に涙腺を刺激する。

 

・縣千

犬なんてもう二度と呼べない(当たり前や)

あがちんってそこまで身長高いわけではないと思うけど、めちゃめちゃガタイ良く見えて、ジェンヌの技術ってすごい!と感動しました。海ちゃんは救出時のツンデレ感がすっごくいいですね。BGMも相まって、なんか謎の説得力があった。

 

・彩みちる

すごい冴子だ~!!かつらが本当に似合ってる!そして美脚だ~!きりりと媚びないとこが最高。にわさんや姉妹たちとの掛け合いが絶妙。にわさんのようなお父さんが欲しいよ(そこ?)野上家は仲良し家族だったけど、あの3人が姉妹なのあまりにもキャラが濃いな…麗香だけじゃなく唯香にも、もう少し役にあった見せ場があったらな~全体を通して、とてもアドリブに強い印象。毎回かりあん演じる織田君との絡みもかわいかった。本科予科って夢があるな。月組に行ってしまうのか…さみしい。

ラストに槙村と再会できていたのが、夢だけどお祭り作品のエンディングって感じでよかったです!

 

・星南のぞみ

美樹さんはそんなにしょんぼりした女じゃないや~~~いと思いつつ、冴羽のことはマジでなんとも思ってない感じがとても良かったです。たぶん原作より精神年齢が高い? 香との宅飲みシーンは謎だったが、ベクドルテスト的にはありかな。

 

・野々花ひまり

こんなにはっちゃけがうまいとは!!!葉子さんは立ち位置がかなり謎の人だけど、舞台を盛り上げる力がピカイチでしたね。千秋楽の「おしりアターック!」があまりにインパクトあった。あと、絡まれていた劔会の男は今注目の聖海くんだったのですね。解像度上がったわ。

 

・諏訪さき

しゅわは小汚い男が似合いすぎ。あんなワケわからんかっこが似合うことありますか。あるんだなこれが。大好きな葉子さ~~~んに対して全く偉そうにしないところが実は好感持てる。ぶっちゃけ偽シティーハンターのくだりはやりたいことはわかるんだけど説明不足だと思ったよヨシマサ!

 

・夢白あや

香に助けられてパアッと笑顔になるところ、すごくかわいかった!!今にして思えばもっとこの二人の絡みが観たかったな…!お姫様の思いを知って悩む香とか、(結局サエーバはこの方のことが…)って大人になるアルマとか…!ラストのスピーチのくだり、一皮むけた演技がとても良かった。

 

・星加梨杏

毎回冴子に怒られるのがかわいくて…「織田、お前はワンコか!」「わん!」のくだりがソーキュートでした。てか、結城アナウンサーとはなんなの?ほんとに笑 北尾と喋ってるときに慌てまくってたり驚いてたりしたから、最初は冴子のこと好きなのかと思ってた。ヤクザの死体発見時、暗転しながら冴子と北尾に同時に怒られてるのがシルエットだけでかわいくてどうしようかと思ったわ。豊とお母さんの会話を聞いて涙をこらえている細かいお芝居も好きでした。

 

・眞ノ宮るい

足が、長い…スーツが、似合う…北尾は癖があるけどおいしい役ですね。「シティー⤴ハンターだぁ!」は笑ってよかったんですよね!?最後捕まってるときにシャツがはだけてるのがいかにも小物悪役って感じでよかった。

 

そういえば初めてくすのきでご飯を食べました!!意外と予約しなくても行けるものなのね。おいしかった!

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改めて見返すとツッコミどころは多いし劇団にはアップデートしてもらいたいところがあるんだけど、お披露目の勢いはすごくあって、通うのは楽しかったな!オープニングでぶちあがれる作品はいい。ヨシマサは本当にオープニングはいいんだからさ。ぶつぶつ。とにかく明るい雪組に衝撃を受けた思い出が懐かしい笑

とにかく、この公演を見て咲ちゃん希和ちゃんは素敵なトップさんになるでと思ったし、今もなおその気持ちは変わらないどころか増すばかりなので、さききわ体制の最後まで(そしてさきしろ体制のスタート以降も)追いかけ続けます!!!!さききわ~!愛してんで~!

 

 

大人をやっていくということ(ハリー・ポッターと呪いの子)

今年一(?)の話題作、呪いの子を観てきましたーー!!

率直にすごくおもしろかった!舞台機構や「魔法」の演出はもちろんのこと、ストーリーが「大人気作の続編」としてものすごくできが良く、戯曲で顛末を全部知っていたのにまるで初見かのように楽しめました。

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今回はSS席での観劇でした。オペラ要らずで楽しかった~!まさかのプールとか、迫力満点のディメンターとか舞台機構も楽しかったし、かなりアナログに魔法の表現がされていたけど、無理矢理に見えなくてとても自然に魔法として受け入れられて良かったなー!

 

子世代が主役なのにやたらとハリー推しな宣伝だよなーまあアピールするには仕方ないけどさ~などとやや苦々しく感じていたのですが、観た後改めて考えるとあながち間違ってはないのかも…と思ったり。親たちに振り回される子供たちの物語であることは間違いないのですが、私はかなりハリー・ポッターの成長譚という印象を受けました。ごめんよアルバス!スコーピウス!

序盤のハリーはもう本当にダメな親で、ことごとく息子のポイントを外しまくるわ視野がクソ狭いわなぜか高圧的な方向に振りきれるわと、かつての君はどこに行っちまったんだい!と言わざるを得ない感じ。そのボロい毛布もらっても別に嬉しくないよな!わかるで!とアルバスに同情しかなかったのだけど、後半の「ロールモデルがいなくて、手探りで親をやっている」という境遇が出てきてから、確かに…と妙に納得してしまったのでした。

ハリーって相当な巻き込まれ体質だし、すごいスピードで成長しないといけなかった分、内面は成熟しきれていなかったんだなぁ。ていうか冷静に考えるとトラウマでどうにかなりそうな人生過ぎて、そりゃなかなか払拭できないよなー。もちろん全然全肯定はできないし、37歳3児の父にもなってアンタ…と呆れるところ多々なんですが。

「若い頃は聡明・ステキ・カッコよかったのに、成長したらダメなやつになってしまった」キャラクターってなかなか難しい問題だと思っていて。うまく行かないのが人生だし、リアリティがないとそれはそれで文句をつけたくもなるものだけど、ダメさ具合の描かれ方次第では、前作への思いが醒めてしまうことって往々にしてあることだと思います。某・超大作全9章銀河超能力冒険映画とかね…ほんと親世代になったかつての主人公たちの衰え方ったらなかったね…でもハリポタの場合は、その問題をうまくクリアしていたかと。

なぜならハリーは確かに問題を抱えているけれど、最終的にきちんと問題を受け止めて解決へと向かっていけるので…普通だったらこのロクデナシ!と切り捨てそうなところ、「あの(いろいろあって大変だった)ハリー・ポッター」という小説・映画による丁寧な積み重ねがあるので、観客もかつての彼を思い出して応援することができる。ちゃんと大人になって、変わっていくけれど変わらないところも見せてもらえるのがよかったな~。なんといっても、すべてを変えることができる「あの日」に、敢えて何もしないことができる(ほんとにロンの言う通り)精神の強さと、裏腹に崩れ落ちて泣く繊細さがああ、ハリー・ポッターだなぁ…と。私そこまでハリーに思い入れはない人間のつもりだったけど、結構好きなのかもしれないな!?

とまぁ、そんなハリーが最終的に息子に本音をさらけ出せるようになって、でも裏では「一緒に歩いて仲を深めようってことだろ?」「うげ~っ!」とか言われてる(もちろん愛はあるけど)のもリアルだし、急激に全てがよくなるのではなくて、ここから少しずつ良くなっていくんだよ、一緒に良くしていこうね、という終わり方がとても好きでした。

藤原竜也ハリーはお前絶対スリザリンやろ!!!(正直ハリーのキャスト3人ともスリザリン感がすごい)という第一印象を覆して、疲れきってて神経質で思い込みが激しくてめちゃくちゃズレてて不器用だけど、でも正しいことがしたくてがんばるハリーでした。「お前には得意なことがいっぱいあるぞ!!⤴️」のテンパり具合とか、いっそ愛おしさすら感じさせた。まじでジニーがいてくれてよかったね。

馬渕ジニーは原作からまんま大きくなった感じですごいカッコよかったね。ハリーとドラコを黙らせるシーンとか好きでした。卑下しがちなハリーに「あなたは誰のためにも、なんでもする人よ」というセリフを言ってくれてありがとう…さすが理解者…

話は変わりますが私は児童文学界隈で男女カプを見つけては萌え転がっているタイプのオタクなので、当然のことながらロン×ハーマイオニーは正義で至高で唯一無二なんですよね。特に原作の細かい描写にニヤニヤしていたので、映画で微妙に改変されたシーンとかには結構思うところがあったり(ロンはもっと気が利いてるし、ハーマイオニーのためにカッコよくなれる!ハーマイオニーももっと人間くさいところがある!)していたのですが、呪いの子は紛れもなく原作のロンハーが、そのまま大人になったな~!って感じでとっても嬉しかった!やっぱり児童文学でメディアミックス化してここまで成功したのってハリポタくらいしかない気がするから、後続作品たちも頑張ってほしいんだぜ…!!!!!

かわいいよね…ワーナー公式のまとめなんだぜ…

一時期ネット上に謎の破局説が流れて許さんぞと思っていたのですが、呪いの子では幾度世界が変わっても、どの世界線でも惹かれあってて、完全に運命じゃんと大満足でした。ツンデレ同士のケンカップルなどという簡単な言葉では言い表せないほど、二人は人間性の相性がいいのよ…ロンはハーマイオニーの優秀さを誰よりも誇らしく思って愛してるし、ハーマイオニーはロンのユーモアを愛している。

特に好きだったのは「離婚したいってこと!?」からの「結婚のリニューアルをしよう」からの「もう一度私と結婚したいの?」からのキス。そして飛び込んできたハリーのうわーみたいな反応笑 ロンハーのいちゃつきを見る時のやけに冷めてるハリーの反応、地味に好きです。別の世界線の二人だけど、逃げてって言われたロンがここにいたいって返すところも最高。スコーピウスのために自分たちが犠牲になることを瞬時に判断して、一緒に吸魂鬼に立ち向かうシーンは泣けた…

私が観た回は中別府ハーマイオニーと堅山ロンだったんだけど2人とも超良かったな。敢えて身長差の少ないキャスティングだったのかな?凸凹カップル感に萌えました。あとロンがドラコに敵意むき出しで威嚇してるときに「あなたの妻はあなたに戦っていただく必要はないわ」みたいに言うのも好き。時代にあっている。

大人キャストでいえばドラコ~!正直原作を読んでいるときは全然思い入れなかったけど、なんかいい感じに成長したね…彼をここまで変えたアストリアさんのことももっと知りたかった気はする。あとスコーピウスがとても懐いているのでハリーより子育てうまい説はあるけど、世の中を避けて3人で絆を育めたからだろうから、一概に比較しちゃいけないかな?みんな好きだろうけど「私はハーマイオニー・グレンジャーに指揮されることを楽しんでいる…フフ…」みたいなセリフいいよね!

あと嘆きのマートルの美山加恋ちゃんがやたらと再現度高くて驚いたり、マクゴナガル先生とアンブリッジ(先生はつけるまい…)が同じ高橋ひとみさんでこれまた驚いたり、原作ファンにはにやりとできるポイントが多かった!なお、ぶっちゃけ一番印象的だったのはホグワーツ特急の販売員の魔女です!あれはずるい!面白すぎるでしょ!!役者さんが「どうしてもやりたくてオーディションを受けた」というのもむべなるかな。

そして忘れてはいけないのにちょっと忘れてたセドリック!直接の登場場面は少ないけど、その短い出番でも善良さが伝わってきて、だからこそ死んじゃうのがかわいそうで、彼がいてこのお話ができたんだよね、と。自分がハリポタ続編を作るとして、彼をクローズアップするかというと全然思い付かないだろうから、すごいなぁ。ハリー・ポッターって結構なハイペースでキャラが亡くなりがちだからこそ、改めてその悲しみや喪失感に立ち返るのは良いと思った。

よし、ようやく子世代の話ができるぞ…アルバス役の藤田悠さんとスコーピウス役の斉藤莉生さんは、これでメジャーデビューだと!?という安定感のある仕上がり。すごいなぁ~。

藤田アルバスは劣等生だからコンプレックスもりもりで陰キャ街道をひた走っていたけど、これ成績が良かったら絶対陽キャだったでしょという素養を感じた。結構勢いで物事を進めがちで、中盤かなりスコピに対してめちゃくちゃ言うじゃないの君!と観客のヘイトを集めがちな気が。あんなに嫌っているのに、キレ方がハリーとそっくりだよ!でも悩んでいること自体は親の威光がすごすぎて自分がかすんでしまうという等身大のキャラクターなのでギリ許せるかな。弩級のやらかしをしてはいるが、人間ストレスたまりすぎると何するかわかんないよ~というリアルさがあった。

そして何より、あのファーストコンタクトでスコーピウスを友達に選ぶところが圧倒的主人公。「お葬式に来て」「もちろん」の即答具合が好き。スコーピウスにも文字通り命を懸けて復活させようとしてもらえているので、二人の友情は本当に尊いよ…スコーピウスを巻き込んで「君がいたから失敗したんだ!」とまで言っておきながら、最後に「君はおなかの底からやさしい、君みたいな子供はヴォルデモートには持てない」「君がいないと僕はうまくできない」って直球で謝れるところは素晴らしい。毛布にシミをつけるアイディアもかなり天才的だし、やっぱり主人公属性だわ。

最後ハリーに「スコーピウスは、僕の人生で多分ずっと一番大事な人だ」と言うのもいいし、ハリーが「それはとても大事なことだ」と返すのもいい。ここは深読みしてもしなくてもいいんだろうけど、元祖アルバスに対する匂わせかな?と思いました。デルフィーのことが初恋的に好きだったのは間違いないだろうし、もしかしたらバイセクシュアルなのかしらなどと思ったり。

逆に斉藤スコーピウスはどうあがいても陰キャ。あの謎ギャグとしゃべり方では友達がなかなかできるまい…でも本当に性格が良くて優しくて、もうすごく応援したくなってしまう。普通あんなに避けられたりむちゃくちゃ言われたら、100年の友情も覚めるってもんだけど、アルバスのことが本当に大事なんだよね。だって唯一の友達だから!「あの日」に再会したドラコに不器用に抱き着いてるあたり、素直でいい子だあ~。きっと3人で暮らしていた時幸せだったんだろうな。逆転時計を隠したと見せかけて破壊しようとする聡明さも持ち合わせていて、ローズ、好きにはならなくていいからなんとか友達にはなってやっておくれよ…アプローチは激しく間違ってるから無理もないけど…てかなんでそんなにローズが好きなの?笑 元気で明るくてパワフルなところに惹かれるのかな。

さて、そんなローズがメイン3人に入っちゃうと完全に親世代の再現になっちゃうからだろうけど、結構しどころのない役になっちゃってて、もう少し何とかならなかったのかな…もう少し好きになりたかった…ヒューゴに関してはほぼ存在してないし。ジェームズとリリーにも言えることだけど。

代わりに仲間ポジションに入ったのがデルフィーヌことデルフィー。実はヴォルデモートに娘がいたのです!という設定自体は意外性があっておもろいなーと思った!豹変具合もいい感じだったし。しかし、名だたるキャラたちを一人で相手取らないといけないから、パワーがないとダメなんだろうな。演じるの大変そう…回数重ねるごとにさらにこなれていくんだろうな!

呪いの子って最初はスコーピウスと見せかけてデルフィーのことなのかなと思ってたんだけど、誰のことかは明示されてない…ですよね?なんならハリー自身のことなのかもと思ったりしたり。

 

劇団四季以外で無期限ロングランってのがあんまりピンと来てないんだけど、今後メインキャストの追加とかもされたりするのかな~?石丸幹二がほかのミュージカルに出ないわけがないし、パレード再演してほしいし…

この浦井健治がマジで匂わせだったら笑ってしまうが、まあさすがにないですよね。

そして最近知ったけど、ホリプロステージのnoteでは舞台写真を提供してたり裏話が読めて面白い!フォロワー数を見て、もっと宣伝しなよと思った笑 ハリポタもそのうち来るのかなー。

有名作がいつでもやっているっていうのは新規のお客さんのためにも素晴らしいことだと思うから、うまく続けられたらいいな~!他の組み合わせでも観てみたいから、もう何回か観にいくぞー!

 

 

 

お前のことを待っていた星組1789再演

最近…私の希望…叶いすぎでは!?

こんにちは。梅芸アナスタシア再演に続き、愛する星組で1789が再演されることが発表され、メチャクチャ調子に乗るよりむしろいいんですか?私はどうなっちゃうんですか?というテンションになっています。2023年、激アツ過ぎるんだが…?

https://kageki.hankyu.co.jp/sp/news/20221011_002.html

未だに夢か…?と思って繰り返し観に行ってしまう。夢じゃない!!!!!!!!!

 

いやもうめちゃめちゃに嬉しいです…何を隠そう、私は帝劇の2018年再演をたまったま(ピガールのガブリエルの声で再生してください)観たことでミュージカル沼に転げ落ち、その後元気にこうなっているわけで。加藤和樹ロナンに出会って人生変わっちまったといっても過言ではないのですよ。責任取ってくださーい!好き!

初回観劇の幕間に(なんか…もう一度観ないといけないのでは…)とふらふらリピチケを買いにいき、ためらいながら加藤和樹の舞台写真を選び、初演CD2種と画質死んでるクリアファイルを買い、千秋楽追いチケしてDVD2種予約して加藤和樹ファンクラブに入って大阪に初遠征…という我ながら見事なノースプラッシュ入水をキメました。溢れるスピード感よ。こないだDVDを久しぶりに再生しましたが、画質とカメラに思うところはむちゃくちゃありつつも、懐かしくて楽しくて一気見しちゃいましたねぇ…

その後礼真琴をご贔屓するようになり、ロクモを観て「この人でロナンを観たい」という願望を抱き続けて今に至るという。Twitterさかのぼると2019年からしつこすぎるほどに星組1789を願い続けていたもんだから~!もう~!先日の謎別箱もこれでまあ勘弁してやろう!!!!!!!!!いややっぱり説明しろ!!!!!

1789は個人的に曲がドンピシャ好みで演出も派手で脇カプまで選り取り見取りいい感じで、マイベスト鬼リピ作品なんですが、どうも周囲のウケが悪くて…(小声)

まぁでもわかります、私もカプ厨とは言えサイラ後の無言キスタイムはなかなか恥ずかしいもんね。ロナンの「助けてくれたお礼だ」からの無理やりキスは意味わかんないし、もっとちゃんとオランプとひかれあう理由を作ってほしい。ラマールちゃんの仮装はそれでいいんかとか、フェルゼン入れた4人のデュエットのメロディーダッセーとか、アルトワ伯って本当にあんなギャグ要員なんかとか…

でもそれってイケコの演出のせいであって、作品の魅力はきちんとあると思うんだぁ~!マジでなんとかしろイケコ!!!!!!あと私はフランス版を見よう!!!ヒートアップしてしまいましたが本当の本当に楽しみな演目なので!何卒2023年版にアップデートしてね!よろしくね!

 

ただやっぱりというかなんというか、トップ娘役はマリーなのかオランプなのか問題が残っているんですよ。主役にガッツリ恋愛関係があるならトップコンビでしてほしいので、できればなこちゃんにはオランプをやってほしいです。絶対あの衣装や髪型が似合うと思うしね。そして有沙瞳の歌唱力で「すべて賭けて」を聞きたいんだぁ~!絶対かっこいいよ~!

でも見せ場はやっぱりマリーの方が多いし、階段からバァーンと登場するスーパー娘役なこ様を観たいという気持ちも抑えきれない。舞空プロはいつだってその努力で俺たちを驚かせてくれますからね。トップ娘役にはもっと見せ場をくれよ委員会。しかしオランプが若手娘役の役代わりで礼ロナンとくっつく方が、赤と黒を経たオタクの心臓にかなり悪そうだから、どうしたらいいのかわかりません…まぁマリーの派手さをしっかり残しつつ、オランプをもっと増やす方向で行こう!

 

というわけで、マイ妄想配役を書き連ねます。月組版は1回しか観たことがないから、かなり帝劇寄りのイメージです。

・ロナン 礼真琴

何もかも期待しかない。礼真琴は裏切らない。

・オランプ 舞空瞳

こうであってくれ~…「あなたの行く道を、踏みしめて行きたい」言ってくれ~…許されぬ愛を聞きたいし、気丈に振る舞うところやマリーとの掛け合いも観たい。いっそオランプも武器を持とう!地下牢の男装シーンも何気に楽しみだったりする。

※10/29追記 : TLで虚無舞台の話題が盛り上がってて、オランプのセリフは「後ろを歩いていく」感じがあって弁えてる感あるかも…とちょっと考え直すなどした。パートナーなら後ろじゃなくて、一緒に隣を歩いていって欲しいね。トップコンビがやるんでもそうでなくてもね。

・マリー 有沙瞳

観たい!これぞ悲劇役者の本領発揮!華やかさも歌唱力もどっちもある娘役さんなので、いい役をつかんでほしいんだ。あの白いカツラがすげー似合う気がする。

・デムーラン 瀬央ゆりあ

ロナンの親友、実直で真面目、そんなんせおさんやん…でもレグルスとかぶるからないかな~たぶんぴーさんな気がする。そして私はせおみほの民なので瀬央フェルゼンの夢を見る…さすがにないとはわかっていても…

・ダントン 暁千星

私の中でありちゃんはガタイのいい男役なのである。豪快な感じが似合うのである!乾杯だ~してほしいし、シャルロットをくるくる回してほしい。ソレーヌが誰でも、星娘との絡みは新鮮で楽しいだろうな~!

ロベスピエール 天華えま

誰のために踊らされているのかをぴーさんで!ぜひ!聞きたい!かっこいいよねあの曲。とはいえ珠城さんがやってたから、本命はたぶんありちゃんだと思うんですけどね。それもまた素敵だろうな。

・ソレーヌ 小桜ほのか

これは決まりでしょ~!歌唱力必須の役なので絶対似合うよ~!暗い色の衣装のジュディスを経験しているので、ソレーヌの娼婦衣装が似合うことはわかっているんだぞ。なこマリーでオランプうたち/るりはなちゃんの場合は、くらっちの可能性もあるかな。

・フェルゼン 極美慎

キラキライケメン貴族で剣の立ち回りする極美が観たくないやついる?

最近気がついたのですが、くらっちときわみは本公演でも別箱でも全然絡んでないんですよね。つまり新鮮で良いのでは…なこマリーとの組み合わせも「なこ姫💕」感が出て良いと思うけど、その場合はあまとフェルゼンな気もする。

・リュシル 水乃ゆり

瑠璃花夏ちゃんの役や!!!!と思っていたんですが、ゆりちゃんの役がないと思って変更しました。ホントはもっと踊る役があるといいんだよね~ちなみにデムリュシをせおみほで観たいと思っていたこともある。私はせおみほが好きすぎる。

・ポリニャック夫人 白妙なつ

いーちゃんもあるかな~と思ったんですが、なつ様の役がない…と思ったので。パレ~ロワイヤ~ル、パレ~!が絶対美声なのよ。

・シャルロット 詩ちづる/瑠璃花夏

最近の推され具合からして、たぶん2人とも役がつくと思うんですよね~オランプもワンチャンあるのかなとは思うけど、あんまり考えたくないからシャルロットをやってもらいたい。なぜならかわいいから…

・ペイロール 輝咲玲央

オレキザキには悪い男が似合う!(断言)ムチで礼真琴をしばくんや!まゆぽんさんも月組新人公演でやってらしたと聞いて、専科登板もアツいよね。

・アルトワ 朝水りょう

朝水先輩は、色っぺえ役をやらせたら星組1なのではないでしょうか!シンプルに観たい。しかし帝劇はともかく月組を観ると路線の役なのかなって感じもするので、その場合はせおさんかなぁ。大穴でありちゃんかなぁ。誰がやってもおもしろいことになりそう。

ルイ16世 大輝真琴

穏やかな慈愛の人が似合いそうなので…あとカワイイので…私は眩耀の部下が忘れられないのでございます。

・ラマール 碧海さりお

さりおを誰にするかめちゃくちゃ迷った!正統派も観たいけど、ベアベアが真面目だったからたまにはふざけたところも観たい。ラマールちゃんは最初大輝さんとオレキザキで悩んだ。ちゃりおはホントは革命家の誰かを取れたら強いと思うんだけど…1789って若手にやらせる役少ないな!

・ロワゼル 天飛華音

めぐり会いのルベルくんを引きずっています。柳生でも思ったけど、あまとはギャグかなり行けると思うんだよなぁ。アドリブを蒼舞先輩に鍛えてもらうのアリだと思うんだよなぁ。まあでも路線として妥当なのはフェルゼンなのかなぁ…革命家ではない気がする。

・トゥルヌマン 蒼舞咲歩

絶対観たことあるて。正直ロワゼルとの差異はあんまり覚えてないんで逆かもなんだけど、とにかく私はさきっぽに舞台上で喋ってもらいたいんや。なお天路ロワゼルとの組み合わせも良い。よみがえるオタマトーンの思い出@舞浜。

・ネッケル ひろ香祐

深みがある大人の役かな~と思うので。貴族から民衆に離反するし、結構難しい役だと思うんですよね。

・デュ・ピュジェ 美稀千種

決まり!!!笑 みきちぐさんは星組の父なので…オランプを暖かく包んでほしいんだなぁ。あっでも、ロナン父もありなのかもしれんな。とにかく父。

・マラー 天希ほまれ

帝劇版だと役なかったよね?確か…ヅカでは役があるなら、ほまれさんの台詞が聞きたいなぁ…番手的には朝水先輩とかなのかしら…印刷所チームは若手がわちゃわちゃして賑やかそうなので、タケルくんとか入ってそう。

 

めちゃくちゃ悩みました…ロミジュリみたいに役代わりしてくれたらいいのにと思いつつ、大変そうだからバシッと一役の方がいいのかな。とにかく来年の夏までこれでがんばれるぞ。先行画像早く来ないかな。ポスター楽しみだなー!!部屋に飾りたいからカッコよく作ってね、イケコ!そして帝劇版の再演も待ってるよ!

過去への旅へ、再び

皆さんこんにちは、お久しぶりです。

どうか落ち着いて聞いてくださいねいいですか…

梅田芸術劇場版のアナスタシアが2023年秋再演になりました!!!!!!!!!!!!!!やったぁぁぁ!!!!!!!ずっと待ってたよ!!!!!今宵は祭りだぁぁぁぁ!!!!梅田芸術劇場様!!!ほんっとーーーにありがとうございます!!!!あぁ生きてるって素晴らしい!!!!!!!時が!来れば!飛べる!!!!

(落ち着くのはお前や)

もうあの…このブログは溢れるアナスタシア愛を書き留めたくて作ったので、とにかく感無量でございます。梅田芸術劇場様!愛してます!!!!

梅芸新卒サイトで「アナスタシアはお客様からの評価も高く、当社にとっても思い入れのある作品。長く愛される作品になるよう大切に育てていくつもりです」と書かれていてグッときたし、スペシャルPVのラストに「until next time…」と記されていたのを心底心の支えにしてきたオタクなので…株を買えばいいのか!?

キャスト陣はさすがに全員は難しかったのかなと思いつつも、ほぼ続投で本当に本当に嬉しい。万里生グレブはナイス配役!なんかもはや観たことある気すらする(たぶんラドゥーのせいですね…)よっしゃ今回も全プリンシパル制覇するぞ!!!!わたくし来年の秋はオーブに住みます。渋谷のファントムと呼んでくれ…

公式サイトに舞台写真のページがあるよ~!2年前なので、結構ディミトリーズの顔が変わってる気がする…!f:id:MyPetersburg:20220909234529j:image

懐かしの2020年!!引っ張り出してきました。

(※これには言及しないと…と思ったので一応。ウクライナを巡るロシア情勢については全く許せないと思っているので、このタイミングで再演されるとは思っておらず余計びっくりでした。いろいろな意味で冷静に楽しみたいところ…!)

 

 

以下、再演を告げるキャストさん方喜びのツイート群。今日はこれらを読みながら寝ます。嬉しい。本当に嬉しいよ…

・木下晴香さん

はるーにゃマジで会いたかった。全力のJourney to the Pastに期待しかない。青いドレスも楽しみ。晴香ちゃんのインスタにわかなちゃんがコメントしててまじでカワイイ…!

葵わかなさん

俺のわかーにゃ!!!(俺のではない) 役にぴったりで明るくてかわいかった~!棒を振り回すアドリブまた観たいな。2020年はインスタをたくさん更新してくれて嬉しかったからぜひやってね💕

・海宝直人さん

まさかの海宝さんディミトリ/グレブ二役!!!!グレブもカッコイイ曲多いから楽しみですね!!!!はぁ~っ私幻の初演海宝ディマを観れた奇跡の人間なんですけど、あのオーブの屋根がぶっ飛びそうなMy Petersburgがまた聞けるのかと思うと本当に本当に楽しみだし今度こそソロアルバムに収録してくださいマジで!!!!あれは世に残すべきだから!!!あと、私このニ役にうっすらマタ・ハリを感じるので今度こそ円盤にならんかな…?

・内海啓貴さん

いや、かわいすぎんか!?(気が狂う)こんなん「ディミよし」「パン盗んで」のうちわ作っちゃうよ。さぁ好きなだけパンを盗むがいい!!アナスタシアは私にとってあきよしくんとの出会いの作品でもあるので、3年ぶりにますます成長したディミよしに会うのがもうめちゃくちゃ楽しみです!!!!またわかーにゃとの組み合わせで観てぇ~!あととんでもない上腕二頭筋にも期待!

相葉裕樹さん

2020年のばっちのブログエントリが悔しさとやる気に満ちていてとても好きだったので、出てくれてほんとに嬉しい!!一番王子ぽかったしすっごい似合ってたもんばちトリ…きっと深めてくるに違いないぞ!あと今度こそ禅さんとのツーショを!

・三井聡さん

大澄賢也さん

マルシアさん

・村井成仁さん

このまとめは随時更新していきたいと思います~!個人的には田代氏によるテンション爆上がりブログをとても楽しみにしているし、いずれ芳雄コンでIn a Crowd of Thousandsをデュエットしてくれるのも期待しています。するっしょ!!!!!

(追記)

・田代万里生さん

本当に熱量が高い!!期待しかない!

 

さて今回は宙組アナスタシアを挟んでの再演になりますが、演出には変更があったりするのだろうか…?

個人的に主役はアーニャでなければ意味がない作品だと思うので、宝塚のJourney to the Pastデュエットにはもにゃったクチです。そこはさすがにそのままだろうけど、真風涼帆用に書き下ろされた(今考えてもすげぇ)新曲は追加してもいいんじゃないかな~!それを考えると、皇后とディミトリのシーンも増えたら嬉しいな。原作アニメのディミトリが建物の外からお辞儀するシーンが好きなので…あとディミトリの後半の出番がちょっと増えるので…笑 変わっても変わらなくても楽しみです!!!!

 

本当に今日はこの解禁のお陰で一日中幸せでした。明日もいいことあるよね、ハム太郎♪とロコちゃんに言われたら「へげぇ!!!!!」と全力の野太い声で返事をしてしまいそうなくらいテンションが高いです今。我ながらどんな例えや。

でも本当に、こんな世の中だしコロナの脅威は2年経ってんのに全然抑え込めていないし舞台芸術は国からどういう扱い受けてんのかいって感じだし、チケット取ってもいつ飛ぶかわからない状況は続いてて、正直やってらんないなと思う日々だけど、生きてるって本当に素晴らしくて幸せは君が愛せばそこにあるんだよ、ね、スヌーピー!!!!これがワイらのサパータイムや!!!というわけで動物てんこ盛りでお届けしました。もう何言ってんのかわかんなくなってきたな。とにかく来年の秋まで俺たちも健康に過ごすからキャストも元気に過ごしておくれ~!おやすみなさい~!うぇ~い!!!!

心を解き放つとき(9/20 SMOKEソワレ配信)

内海海(ややこしいな)の千秋楽を配信で観劇しましたー!

2019年東京芸術劇場での〈超〉石井一孝〈海〉藤岡正明〈紅〉彩吹真央という組み合わせ以来2回目のsmoke。正直初見は「歌はめちゃくちゃいいけどストーリーが???」という感じで、リピートはしなかった。人の感想を漁って初めて「不遇な幼少期を過ごし、作品は周囲に理解されず、生きる場所を変えて収監もされた詩人が、一度挫折して再び立ち上がろうと心の中で葛藤する話」だというおぼろげな理解を得ました。

ただ、そう決めつけていい話なのかもよくわからない。明示されないものが多いので、人によって受けとる感想もかなり違いそう。それこそ煙のように掴めない話だなぁというのが率直な感想でした。smoke愛好家を愛煙家と呼ぶそうだけれど、まだその域には達せていません。でもこの曖昧さが癖になる気持ち、わからなくもないな…。

しかし今回は2回目ということもあり、上記のストーリーを頭に入れて見たので初見よりだいぶ楽しめました。あと、配信なので感想を書きつつ頭を整理しながら観られたのが大きかったかも!

キャスト…〈超〉山田元〈海〉内海啓貴〈紅〉木村花代

 

【ネタバレ多数の感想メモ】

・縛られてからずっと弱々しい紅が、超と対峙して「コーヒーでいい?」って急に切り替えるところゾワゾワする。全部お芝居だったの?花代紅は超に負けないようにしているし実際対等くらいの存在に見える。キューティーブロンドが懐かしい。初見はお母さんか?と思っていたのだけど当たらずとも遠からずだな。

・海は何も知らなくて、本当に子供みたい(主人公が責任を別人格に投げ与えて子供に戻った存在だからね…)

・「思い出すんだ、どんな関係だったか」自分で言わないで、思い出させようとするところに若干憎しみを感じるような。超もまた海なのだけど、彼の行動原理は「お前が自分でやれ、俺にやらすな」ってことなのかな。

・超も紅もゲホゲホ咳き込むんだよね(恐らく肺病の比喩)

・「全部削除しろという印だらけ」検閲のことを指してるのかな。

・しかしカメラワーク大変だな!!!3人を次々切り替えつつ、後ろで何をしているのか、歌を聞いてどんな顔をしているのかを写さなきゃいけない。

・戦う人が~のナンバー、すごく力が要りそう。なんて早口なんだ。

・「でも、終わらせることはできる」紅が海を苦しめるっていうのはどのことを指しているんだろう?辛い気持ちなんて忘れてしまえということ?

・「大人の中に子供の心を閉じ込めている」

・「海に行けば夢が叶う。そんなのは嘘だ」この辺の超が何を考えているのかよくわかんないところが怖いんだよなぁ。まあ最後まではっきりとした思考回路は明示されないのですが…。山田超の均整のとれた体つきと、序盤は表情を押さえている感じが人間離れしているからでもあるのかもしれない。

・「誰も僕の異常な作品を理解しない!」

・「やめろー!」

・狭い部屋の中にスモークが立ち込めて、壁に瞳が写っていたような?気のせい?

・超と紅の正体が(うっすら)露見する。君たちは僕だったのか。一気に不穏さが増していく。台詞のやりとり、連続する歌、すごい熱量だ。

・紅とのやりとりのBGMがかっこいい。ピアノがいいんだよなぁ。

・しかし、芸術劇場の鏡の表現とは全然違うような気がするなあ。あんまり思い出せないけど、同じ客席が取り囲む配置でも三方だけだったような…?少なくとも机にレーザーではなかったんじゃないかな。もっと大きな鏡で、紅がドンドン叩く姿が正面から見えたはず。

・とどのつまり、心の奥に引きこもる話なんだなあ。

・「お願いよ行かないで捨てないで」捨てないで、が紅が人ならざるものであることを想起させて、特に痛切に響く気がする。

・「僕の恋しい気持ちであり愛情であり憎しみであり憎悪の塊だった」

・「母であり姉であり、苦痛であり絶望であり死そのものよ(同時に夢、希望、命でもある)」

・「私を抱きなさい。抱き締めて生きていきなさい」

・紅は海が捨ててしまった袋、本当は大事に持っていないといけない感情なんだなぁ。だから紅は「私を思い出して」と言うし、超は「お前を傷つける」というけど、海は紅が誰だかわからなくて苦しんでいるだけのように見える。

・初見は超がすごく怖かった印象があったんだけど(ずっと怒ってる、最後まで海と対峙する、再度入れ替わろうとするから?)、今回は超も突然責任を押し付けられて困惑しているんじゃないかな…と思えた。山田超は責任とか義務の擬人化に見える。最初は海みたいに紅と元恋人なのかな?なんて思っていた時が私にもありました。

・超は海の「海に行きたい」という願いを無理矢理叶えようとすると見せつつ、本当にしたいことは自分が何をしたか思い出させたかったんだよね?でもその場合、紅にはいてもらった方がいい気がするから誘拐してきたと解釈しました。いや、全ては心象風景の世界の出来事なんだけどね…(再び理解がめちゃくちゃになる)

・「ごめんね、超」からの横に向かって銃弾を放つあきよしくんの表情がかっこいい!

・最初超を撃っちゃったのかなーと思ったんだけど、キムヘギョンは海の姿になっている。「もう一度入れ替わろう。今までいろいろ背負わせてごめんね、超」ってことかな。利き手が変わっているとか、全然気がつきませんでした。設定が細かい。

・ちなみに、海一人の場面で残りの二人はどこに隠れてるんだろう?現地じゃないとわかんないなー。

・「肺病病みの思想は危険ではないらしい」セリフ回しが、もはやおどおどしてた海とは別人のようですよ…。

・保釈だ!(唯一直接的な救いっぽい描写。史実とは異なるのかな…)

・「剥製になった天才」やたらと出てくるこのワード。天才になりたいけどなれない人に、たぶんこのミュージカルは刺さるような気がする。正直、思い当たる節がない人の方が少ないかも。つまり万人受けする話なのでは…?!(突然の飛躍)

・「僕は僕の夢にたどり着けるだろうか」このあたりから一気に高揚感が増してくる。独白のセリフだけでお客を惹き付けられるのはいい芝居の証。

・「私は翼がなくても飛べるだろうか」

・「青だろうか、それとも漆黒の闇だろうか」

・「行くと決めたら最後まで行こう」

・「君たちがいなかったら、僕は何も書けなかっただろう」

・「書き続けよう、理解されようがされまいが。僕たちだけでもそれを愛してあげよう」この台詞大好き。海は作品を蔑ろにしないことを誓い、超と紅を忘れず心にしまっておくんだなと思わせる。僕たち…。

・「ひたすら書き続けよう。焦らず、堂々と」前回観た時よりだいぶ刺さるなぁ。それだけ私が挫折を経たということかしら。多少ものを書くようになったからなのかしら。今回のsmokeは素直に観ていて自分も頑張ろうって思えるぞ。ちょっと自己啓発っぽい内容にかもしれない。

・一欠片のメロン、は正直「遠国に嵐~」が想起されてちょっと笑ってしまった。

・「人生の終わりに甘いものを食べたくなるのはパラドックスだから」そうなんか…。

・「アイロニーを実践してみるのもいいかもしれない」

・「翼よ今一度 僕に生えろ」

・「もう一度だけ飛んでみよう」照明がパッと落とされて、あきよしくんの顔がフッて消える瞬間がよかったな~~~~。

 

いや~、あきよしくんの海本当にはまり役だったな。変貌する役が上手いということがわかったので、ぜひいつかスリル・ミーの「私」を演じてほしいです。あ、その時加藤和樹さんは「彼」でお願いします!

短くてメロディーがきれいという意味では観やすいし、しかしストーリーが難解なので人に進めにくいな~と思っていたんだけど、思ってたより多くの人に刺さりやすい作品なのかもしれない。配信観るか迷ってたんだけど、観て良かったです。内海海で円盤出たら買っちゃうと思う。というか、感想書いててどんどん好きになっている気がするぞ。観るタイミングって大事なんだな…!

当たり前過ぎて書いていなかったんですが、キャスト3人とも驚くほど歌が上手いので、やっぱりそれだけで観る価値がある。ただ、曲は難解すぎて細切れにしか思い出せません。ずっと緊張感のある芝居だし、芝居の声では激昂しつつかなり早口で感情を叩きつけつつ、歌も全力で取り組まなければならない…ので、演じている側は本当に大変だと思う。でも観ている分には楽しいです。しんどいけど。今回は残念ながら都合がつかなかったけど、次回はぜひ現地で観劇したいな!

大きく羽ばたいて…!!!!

あきよしくんのご挨拶で、山田さん名前をド忘れする?事件がありました笑 そしてフルーツパーラーゴトーでコラボパフェが食べられるという素敵コラボをしていた!これは並びたくなる。またやってほしい。

推しが誉められていると嬉しい。

山田さん、もしかしておもろい…???

観劇したキャストじゃないけど、まさしさんのsmoke評がとても好き。

よしの浸透率たるや。

結局smokeの感想って、これに尽きる気がする。