今日、お日柄もよく

心浮き立つ遊びがしたい

サパサパサパータイム(君はいい人、チャーリーブラウン)

あの犬が出ると噂のミュージカルですよ。大人が子供を演じる芝居なんてたくさん見てきたはずなのに、キャラクターものとなるとなんか一気に不安。中川晃教の犬。全然想像つかないぞ。いや~はまれるかな。もう本当にぶっちゃけ絵面に乗れるかしら…というのが一番の懸念だった。フォロワーさんの「犬が楽しそうにしていていいですよ!」というお言葉を胸に、どしゃ降りの中いざシアタークリエへ。あの日傘を貸してくれたタクシー運転手さんありがとう…。


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結論から申し上げると…追いハピしました!!悔いなし!!

ストーリー自体は、思ったより何も起きなかった。というか一貫した筋は全くない。4コマ漫画を並べただけみたいな、ある意味キャラクターありのソングサイクルミュージカルみたいな作りなのに全く飽きない。親指をしゃぶりながらライナスが歩いてきて、「味がしなくなってきた~!!」としょんぼりしながら歩み去ってハイ次の場面!みたいな、ちょっとしたことが起きて特に解決されない…という繰り返し。人生ってそういうもんだからさ、とさらっと言われているような気持ちになった。ぶっちゃけ良い出来事はさほどないのに、なぜか多幸感があって超好きでした!子供だからかけろっと忘れて次に行くけど、子供だから小さなことに心を痛めていろいろ考えたりする。大人が観てもかなり楽しいけど、ファミリーミュージカルみたいに子供に見せてもいいのかも?

 

それにしてもチャーリー・ブラウンは友達たちからの扱いがなかなかひどくて、原作通りだけどやっぱりかわいそう。でも皆ともそれなりにうまくやって?いるし、別にそこまで悲観しきっているわけでもない。そもそもほぼ全員、他の皆に「なんやコイツ…」って思われる孤独な、もしくは単に1人の場面があったので、取り立てて1人だけ浮いてるなとは思わなかったのかも。(ルーシーはアンケート、サリーは哲学ソング、ライナスは毛布ソング、シュローダーは合唱練習、スヌーピーはそもそもわりと1人)皆クセはあるけど、ほどほどによろしくやってるよ!というややドライな関係性がいいというか。

ともあれ、結構散々な目にあっているチャーリー・ブラウンが「あなたはいい人ね、チャーリー・ブラウン」とルーシーに(そう、ルーシーに!)言われて、嬉しそうに微笑むラストシーンはこの作品を象徴しているなと。明日になったらまた何かしら問題が起きて、ランチタイムはまだ残り何千回もあって、野球チームはやっぱり勝てなくて、それでもきっと少しはいいことがあるよ。だって、幸せは君が愛せばどこにでもあるのだから…というメッセージを感じました。

 

当初不安視していた大人のキャストきついんじゃね説はあっさり払拭され、新たな推し候補も見つけてしまいました。岡宮ライナスかわいいよー!!僕の毛布と僕で「ランラララ…」と歌い出した時の声の低さにたまげたし、歌がうまい。皆うまいけど。舞台写真付きのハピネスチケットは、集合写真とちょっと迷ったけどライナスにしましたー!!王家…観るか…?(推しが出てるのに全然観る意欲がない)

とにかくどのキャストも、衣装といい髪型といい表情といい、どんどんキャラクターに見えてくる。

 

それにしても、まさか終盤ルーシーとライナスに泣かされるとは思わないじゃないですか!!!

強制アンケート(笑)でサリーにぶったぎられた後、「私が今までやってきたことは皆を不愉快にさせてたの?!私なんて生きている価値がない!あるなら教えて!」と泣くルーシーに対し、「あるよ」「1つには、お姉ちゃんを愛している弟がいるからかな」だなんて。時にあんなに理不尽なのに、姉を心から愛しているやんけ…(号泣)。ルーシーは確かに横暴だけど的を射ていることも多いし、ライナスは理屈をこね回して姉をイライラさせたりもするけど優しいし、なんだかんだ仲良し姉弟なんだなぁ。ルーシーの圧の強さと、ライナスのちゃんと考えているのに子供っぽさが抜けない凸凹姉弟感よかったです!ハピネスでの「幸せはきょうだいがいて」「パンを分けっこ」「仲良く」の歌い分けもズルい!!推す!

 

アッキーさんたっくん以外はお初なキャスト陣だったんですが皆良かったなー!

チャーリー・ブラウン(花村想太)

いや、歌…上手すぎません?オープニングの「空高くあの凧飛ばしたい」、手の動きといいキャラに似合わずかっこよすぎる。凧の歌もめちゃくちゃ難易度が高いと思うのに、さらっと歌いこなしている!この人知らなかった!恥!と慌ててRENT2020のPVを観て、なぜか甲斐ロジャーにときめきました。なんでや。

ルーシーがライナスに嘘を教えまくるシーンで、あんぐり開いたままのお口が可愛かった。何をやってもうまく行かないキャラクターを、大変うまく演じられていらっしゃいました。サパータイムではアッキー先輩のアドリブに毎度しごかれていて大変そうだった。でも毎度「どうやったら止まるんだぁ~」とか気の利いた返しをしていて、見ているほうは面白かったです。パンフレットの対談でもボケをスルーされていて、がんばれ!って応援したくなった。またカテコでのダンスがあまりにキレキレでかっこよくて、次はダンサブルな演目にもぜひ出てほしいな。

イープラス貸切では、図らずもご挨拶を聞くことができました。「劇場の灯を消さないようにしたい」と仰っていて、観客もちゃんとするからね…とマスクの下で思いました。YGCBはギリギリ完走できて、本当によかったね…!!!

・ルーシー(宮澤佐江)

顔芸振りきってた!チャーミングだった!片足をトトトトトッと足踏みしてイライラするシーンとか漫画そのもの。「私は皆を、どなりつける!(バァーン)」が好きです。

困ったちゃんなのは間違いないけど憎めないよなぁ!

サリーと仲いいのかわいいね。スヌーピーの歌でタンゴ?を踊っていたのを観て、なぜか宝塚を思い出した。

・ライナス(岡宮来夢)

先ほども書いたけど推せる!明瞭なセリフ回しと、ぺカーッとした絵顔が好きです。メイクでチークをすごく強調してたのは、子どもっぽさアピールなのかな。ライナスは賢いのに、普通に子供っぽかったりルーシーに騙されるところがかわいいんだよね。ただ雪や虫や草の件は、本当に騙されているのか?!と若干疑問だった。あれくらいのこと本に書いてあるやろ…。読書感想文で、ソロパートが終わっても背後でずっとしゃべってる場面が好きでした。なんて言ってたのかな~。

追加した前楽カテコでは、大変萌える一幕がありました。スヌーピー大先輩の愉快な後輩しごきにより、花村くんが即興「夜の当日券が少し残ってて、一度観てくれただけでも嬉しいけど夜も観てくれたら追いハピ」の歌を歌わされていたんですよ。即興とは思えぬ完成度でした。それを笑って見ていた岡宮くんが「夜は君だよ」っていきなり言われてええっ!ってなってて、私は…私は…どうしよう?!(どうすんだよ)ってなったのでした。今思えば勢いマチソワもありだったかなぁぁ。即興聞きたかったなぁぁ。

・サリー(林愛夏)

これまた振りきってた!地声・がに股具合が本当に幼女に見える!ウサギとりで虫取網を手に突撃する構えかたと、マイフィロソフィーのキメポーズが好きです。シュローダーとわりと仲良しに見えるけど、ルーシーとしては気にならないのかしら。

・シュローダー(植原卓也)

クリエでたっくんなら私はワーナーが観たいんですぅぅぅぅ!!!というのは置いといて。身長高いからか、一番大人が子供のお芝居してますよ感があった。イントネーションの問題かなぁ。青年役の方が素直にハマりそう。ロビンフッドの吹っ切れてるところは好き。あと、ルーシーに対しての嫌そうな顔も。

どうしても、『シュローダー』や『ベートーベンデー』でピアノのイントロが流れるたびに、脳内の凪さまが「不幸な人間たちが重荷を背負ってあえぎあえぎ…」と唱えたり、望海さんが踊りだしてしまうのでちょっと困った笑

スヌーピー(中川晃教)

御大。やっぱり1人だけいい意味で技量が飛び抜けていて余裕があって、何をやっていても安心感がありました。サパータイムの全力お遊び感がたまらん。ステッキと帽子の仕掛けは初見見事にびっくりした。巻き舌全開!髪型が初演から変わってた…のかな?ちゃんと犬に見えました。

ウサギ狩りでサリーに言う「はいはい仕方ないね」みたいなセリフがすごい好きだったんだけど思い出せない。やる気出な~い…から狩りへの、やるならやるぜ!という切り替え感がよかった。

あと、オスマー先生はどこで出てきたのかわかんなかったよ~!全部サリーの声真似だと思ってた…。それと、カテコで桑原まこさんが出てきたときすぐわかって、自分の成長を感じました笑

 

 

youtu.be

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入口にサインが飾ってあったの、終わってから気が付きました。チャーリー・ブラウンスヌーピーは撮れなかった…。
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予想以上に楽しくてお気に入りの作品になったから、もう少し短いスパンで再演していってほしいなぁ!音源化・映像化はないと明言されているので!若手発掘にはかなりいい演目だと思うので~!

女友達とパイと友情(ウェイトレス)

3月に観劇したものの、そこまではまらず個別の感想は特に書いていなかった作品です。でも、大阪公演を観た友達と話していたら無性に書きたくなってきた!

キャストに推しがいるわけでもなく、知り合いに薦められて観に行きました。せっかくだし、機会があるならいろいろ観てみないとね。原作映画は未見だけど、不倫が題材らしいから果たして見終わった後ハッピーになれるのか?とやや危ぶんではいた。そういえば宮野真守を生で観るの初めてだわ。メインビジュアルかわいいから、いい感じにまとめてくれるんだろうななどと思いつつ開演。

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…が、正直序盤がちょっと本当に眠くてどうしよう…となった。いや、幕はベリーのパイ模様でかわいいし、あんまり覚えてないけど開演アナウンスもいい感じだったし、高畑充希の歌は期待どおりうまいんだけど、話に入りにくくて。ダイナーでおじいちゃんと会話するくだりとか長いな~って思っていた。トマトのことしか思い出せない。(しかしこの人最終兵器だったね!!粋なことするのでちょっと泣いてしまった。最初はトマトトマトうるさいなと思ってたけど、めっちゃ良い奴だった)隣の席の人も心なしかうつらうつらしているような…。あかん、このままでは…。
そんな私を救ってくれたのが、おばたのおにいさんであった!!まったくノーマークだったんだけど、彼が出てきた瞬間の劇場の沸き具合よ!!ええ…歌も想定外にうまいし顔も動きもうるさいし、現地のギャグを完全にモノにしていますよ!!オーディエンスのハートをわしづかみ!『君は僕と離れられない♪』のアホさ具合が最高でした。

オギーは当初ストーカーすれすれだけどめっちゃ性格いいし、ドーンにはピンポイントで刺さって幸せそうだったから、2人はずっとハッピーでいてください。メインカップルの2/3がW不倫なので、正直1番推せる2人だった。いやまぁ不倫は犯罪ではないんですけど…本人たちも「いけないこと」って言いまくってるし笑 なかでもベッキーとカルはでしょうね~!って感じ。これからもずっと付かず離れずなのかな。でもお互い伴侶のことは愛しているのか…そうなのか…。

ストーリーとしては、DV夫アールとの生活に悩みながらも自分1人では生活できない(と思い込んでいる)ジェナが、赴任してきた新任医師とひょんなこと(たいした理由なかったような)から不倫してしまい、かつパイ作りコンテストで優勝したら離婚しようと決意する…というもの。恋愛と生活(仕事)をどうするか?がメイン軸なので、確かに悩める現代女性を応援!みたいな売り方はわからなくもないかな。

正直、アールはクズ夫だからベッキーが言うようにさっさと別れちゃえばいいと思うけど、全く愛がないわけでもないのかな。「親が死んだときに~」みたいなことがさらっと言われていた気もするし、何か可哀想な過去でもあったのか?少なくともジェナが結婚するくらいのいいところが?そうなら若干かわいそうやな…と思いつつ反省しないし変わる気もないからこいつは捨ててヨシ!

そしてポマターおまえ!!!!妻がいたんか!!!!恋愛初心者ですみたいな顔しやがって!!!!最初に「僕には妻が!」と言わなかったので、私の中では嫌なやつになってしまった。宮野さんはうるせ~~!って感じの顔が良かったです。とても。結構あられもなく致すシーンがあるので、観るなら高校生くらいからかなー?キャストのためか、結構大学生ぽい人が多かったような

最終的にアールもポマターも切り、娘と友達と楽しく暮らすエンドはよかった!ジェナが街を出ていく必要なんてないんだよね。もとのままで安全に暮らせなきゃおかしい。ずっとキャストボードの「ルル」って誰?と思っていたので最後スッキリ。しかし出番少ないね!!産んでみたらこの子のために生きようと思えた、母は強し!!!ってオチだったんですけど、ちょっと違和感覚えちゃった。いや、この子のために人生変えなきゃ!は大事なことだし正しい選択だったけど、ジェナはもっと自分を大事にして~!

結局この作品は女子の友情ものとして観るべき。ベッキーとジェナの「あなたと浮気しようかな」「あたしたちはそんなんじゃない、一生もんよ」のやりとりが大好き。いいキャラだよなぁ。私が観たのは浦島りんこさん回でした。あと、デート用にパイを作ってもらったドーンの「あなたって優しさと思いやりの国の女王ね」も、結構大袈裟かもしれないけど良かった。エマちゃんとても似合ってたな!BW版音源にかなり似てた。クソ亭主のいるジェナ、人生微妙に行き詰まりのベッキー、恋愛経験のないドーン、3人ともお互いの陰口言ったりせず、言うことは言いつつ仲良しで友達思いですごく好きだった。カテコではポマターよりドーンとベッキーが後になっていてよかった!あんなヤブ医者ほっとけ!!!笑 ジェナの人生における重要度が違いすぎる!

ところで実際に舞台上で使っていた材料は本物だったのかな?粉が舞うたびにソワソワしてました笑 そこまで印象に残ってる曲はないんだけど、キャスト陣含め手堅くかつポップにまとまっていて、観て良かったなと思える作品でした!

博多座では実際にパイがご用意されたそうで!!素敵な劇場だなー!絶対食べたくなるよね。パンフレット買わなかったけど、ジェナの作ったパイ一覧とかあったのかな…。
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昨日4/23(金)また緊急事態宣言が出て、観劇がどうなるか再びわからなくなってしまった。観客としてはクラスターを出さないよう基本的なルールを守りつつ、いろいろ手助けしていきたいし、行き当たりばったりな対応に対してはちゃんと声も上げていきたいなと思います。劇場の灯は絶やしてはいけないので…。

劇団に足を向けては寝られない日記

突然ですが阪神ファンです。今年は必ず優勝だ。新井さんをずっと推してたし今も大好きだけど、ここ数年は北條くんに期待しつつ新たな推しを探し求めています。なかなかいないんだよねぇ、私好みのキラリと光るひと…(いい選手はたくさんいます!)。阪神タイガース宝塚歌劇団を愛しているので、阪神阪急ホールディングス様には足を向けては寝られないのでございやんす。

そんな私が咲ちゃんのために、昨日読売新聞を買いました。この私がである。意味もなく悔しい。しかし、咲ちゃんとのぞさん・凪様・希和ちゃんの関係を短い文面で的確にとらえており、非常にいい記事でした。買ってよかったよ。宝塚への愛は、巨人への対抗心に勝るのだなぁ。いい話だ!

雨のそぼふる中、読売新聞を抱えて嬉しく歩いていると、星組B日程の円盤が出るというニュースが飛び込んできました。B日程についてはかなり思い入れを込めて感想を書いたこともあり、友達に見せたくてたまらなかったので、とにかく嬉しくて嬉しくて。この恩を忘れはすまいぞ。任せといて!絶対買うよ、劇団!!!待ってろ友人諸氏。ご要望は無闇に出しすぎてはいけないと思うけれど、需要をダイレクトに伝える意味では、決して悪いことではないのではないだろうか。でもなんとなく気が引けて出したことがないので、東宝みたく公演時にアンケート設置してくれたらいいのにな。昔はあったりしたのかなぁ。

あまりにめでたい心持ちになってしまい、浮き足だって昼休みに回転寿司を食べに行きました。カンパチとえびの藻塩乗せで心が満たされる。えんがわをほおばりながら、魚のおいしい愛媛県を思うなどしました。宝塚を好きになると食生活も健康になる。8皿くらい食べて潮汁も飲んで大満足だけど、会計間際に雲丹が流れてきて悔しかった。メニューにあったんかい。次回は食べるぞ。

 

そして一夜明けまして今日。雪組シティーハンターの先行画像が出ました~!やったー!

フランス版実写映画みたいなトンチキコメディを想像していたんだけど、遥かにしっとりとオトナの雰囲気を漂わせている…!魔都新宿(?)!そして髪型といい衣装といい、かなりキャラクターのイメージに近くて嬉しい!!ここにあーさミックが絡むんでしょ?三角関係なんでしょ?楽しみだな~!ポスターはルパンみたいに明るくなるのかな?背景爆発しててほしいけど無理かな…。ハンマーはありますように!

新宿を舞台にスイーパー(始末屋)として生きる“シティーハンター”こと冴羽獠。彼が依頼を請け負うのは、美女絡みか、依頼人の想いに“心が震えた時”のみ・・・・。
獠の持つハードボイルドかつコミカルな魅力を、彼を取り巻く個性的なキャラクター達の活躍と共にドラマティックに描きます。
様々な魅力が凝縮された宝塚歌劇版『CITY HUNTER』にぜひご期待ください!!

コミカルって書いてあるからきっとコミカルにはなるよね。原作は序盤しか読んでないけどかなりコミカル寄りだと思うし…。シメるとこはシメる感じで、テンポよく作ってほしいなぁ。頼んだぞヨシマサ!私のようなド新規でも、皆が不安がるのはなんとなくわかるぞ!

それにしても、宝塚ファンってよくまぁあんなに毎日ブログを更新できるものだわと感心していたんだけど、書きたくなる気持ちが最近ようやくわかりました。新しい発表、なんでも嬉しいね!!!!明日もなんかいい発表あるといいなー!というか星組初日だ。やったー!おやすみなさい!

 

想像って無料だもんね日記

なんの気なしにお昼ごはんを食べていて、ふと思った。あれ?これ、よく考えたら宇和島の鯛飯じゃね?

宇和島って愛媛じゃね?

愛媛って…咲ちゃんじゃん!!!!!

彩風咲奈さん、雪組トップスター就任おめでとうございます!!!!

なんとなく魚が食べたいなと思って選んだメニューだったが、私の体は無意識のうちに咲ちゃんを寿いでいたというのか…めでたいもんな、鯛だけに!(情緒がメチャクチャ)

 

怒涛の千秋楽から一夜明けまして(この日記は12日に書き始めました)、キャトルのトップスター特集に始まり、公式サイトにも燦然と輝く咲ちゃんのお名前。正直退団者の皆さんへの喪失感は半端なかったので朝はだいぶ元気がなかったのですが、雪組トップに映るさききわのほのぼのした様子を見ていたらだいぶ落ち着いてきました。夢幻蜃気楼イェ~。

タカホの写真もまさかの大世界赤チャイ奈さんに変わったらしいし、そのうち観に行けたらいいなぁ。どうせなら希和ちゃんもチャイナで揃えてもらいたかったけど、そうすると明らかに1組だけセクシーになりすぎてしまうから砂の女にしたのかしらん。なぜタカホの写真って、微妙に衣装をずらすのでしょう。教えて詳しい人。

よく見たらサムネ直ってないけどふふふふふ。このかきあげ咲ちゃんの舞台写真買ったなぁ。

読むとがんばれ~ってなる。しかし私、いつの間にこんなに咲ちゃんを好きに。

礼さんがトップになった時は宝塚人事のじの字も知らなくて、「こないだまで2番手だったから、そりゃートップになるよね!わーいやったぁー!」という大変お気楽な喜び方をしていたわけですよ。で、それから1年、トップになるって大変なことなんだなぁとしみじみ痛感しました。皆応援してます…。

 

個人的にシルクロードの感想は書きやすかったんですが、fffは解釈が難しくていったんストップしています。本当はちゃんとゲーテやカントの本を読んだりした方がより理解が深まるんだろうなぁ。私が初見「ててて、天使…?」となった冒頭部分も、ちゃんと元ネタがあるみたいですね。Twitterで見ました。が、一度ふぁぼを忘れたら二度と見つからなくなってしまった。悲しい…。ご存じの方教えてください。

ここのところ感想を書くとどうしても思いの丈をぶつけまくって長めになってしまっていたので、今日は今しか書けない咲ちゃんと希和ちゃんにやってほしい公演と、だいきほの退団後に出てほしい公演をつらつら挙げていこうと思います。マジでただの妄想です。でも想像は無料だから…。ねぇふーはん…。

 

❄️さききわにやってほしい演目❄️

・ミーアンドマイガール

恥ずかしながら見たことはないのでイメージだけなんですが、ナンバーはあまりにも有名なので知っています。ブロードウェイのアルバムは一通り聞きましたが、すごい多幸感!カズノ・ハマーみたいな青年役をまた観たいので、ビルをやってほしい!個人的に咲ちゃんには軽やかでスマートな男役像を極めてほしいと勝手に思っています。しゅっとした爽やかさが魅力だと思うので!

さききわの海の見える町、ガート・インテリジェントがとてもとても好きなので、踊れる演目を充ててほしいです。ランベスウォークは絶対楽しいと思う!希和ちゃんと一緒に幸せいっぱいに踊ってほしい。

街灯によりかかっても聞きたいな~。なお咲ちゃんは明日海さんとなんとな~く雰囲気が似ている気がしているので、衣装を着たらあんな感じかな~と思っています。

ローマの休日

これまた宝塚版は観れていないのですが、去年観た東宝版があまりに最高だったので…(加藤和樹さんを全力で推しています)。ひらめちゃんのアン王女は優雅さとかわいさを兼ね備えていそうだし、あーさのアーヴィングも観たいな。マリオは…縣くん(あやなちゃんは裏で主演)。

ぜひ東宝版でやってほしい理由があります。YouTubeの公式映像にもどっこにも残っていない「それが人生」という新聞記者・ジョーの名曲がありましてね、そのチャールストンで歌い踊る様をね、観たいんですよ私は咲ちゃんで!!!!スーツで踊るのが似合うから!!!!船上パーティーでのわちゃわちゃ、びしょぬれのキスシーン、最後の挨拶からの別れも観たいから!!!!!

・ダディ・ロング・レッグス

宝塚で二人芝居なんてできるわけはないことはわかっているんです!!!!夢です!!!!でも、ひねくれ不器用ジャーヴィー坊っちゃんは咲ちゃんにはまると思うんだよね…。脚長に説得力がありすぎるところ含め。ひらめちゃんのジルーシャにまんまとしてやられるところを観たいんだよね。さききわは学年が近いからこそ、気安い関係や対等な感じの役をやってほしいんだ~。ケイレブみたいに初っぱなから恋人でもいい。

・パリのアメリカ人

四季でやってるから無理だろうけど、宝塚が大好きなパリだし、後半めちゃめちゃ踊りまくるし、ガーシュウィンの曲が好きなので。男役3人に大きな役があるし、娘2はマイロになるので番手問題もクリアかなと。これはアダム役が人気出るやつ。私にはわかる(誰だよ)

・ニュージー

パッと思いついただけだけど、新聞売りルックで踊りまくって欲しいから…。でも少年主人公は宝塚的にご法度かな?でもイケコ案件だし…。まぁこれはさすがにないかな。

・宝塚オリジナル作品

超絶ライトファンのため、最近の作品しかわからないけど、ご時世柄再演ものが増えるのかしら…。ヴェネチアの紋章も全く知らなかったクチなので。できればあて書きをたくさんやらせてあげてほしいなぁ。雪組だから一つくらい和物をやったりするのかしら?幕末太陽傳みたいなチャキチャキの江戸っ子ものをやってほしいな!

そしてこれまた今パッと思いついただけだけど、アイスのショー…ないか…(まかじぇともろ被り)。ぱちぱち弾けるサイダー!甘~いココアフロート!とろけるバニラアイスクリーム💕みたいな清涼感溢れるショーを…ぜひ…。

 

❄️望海さんに出てほしい演目❄️

ウィキッド

いつか絶対エルファバをやってほしい。絶対似合うと思う。そしてその時にはまあやグリンダが隣にいてほしい。(夢だけど咲フィエロも…)四季に客演なんてあるかわからないけど、真瀬さんみたいなことが起きたりしないかな~!!!!

・RENT

キャラじゃないかもしれないけど、モーリーンを…やってほしいんだ…。あの声量でTake me or leave meが聞きたいんだ…。望海さんコメディもできるじゃん…。あと、いつか、濱田めぐみさんと共演して音量で殴ってほしい…。

・シスターアクト

森久美さんとまぁ様とトリプルで帝劇デロリスやるでしょと勝手に思っています。オーブに望海さんはもったいないよ…。

メリー・ポピンズ

つんと澄ました表情が似合いそう!!!鬼滑舌のスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスが聞きたいの。恋愛色も強くない作品だと思うので、退団一発目にどうですかね…。

 

❄️まあやちゃんに出てほしい演目❄️

ミス・サイゴン

作品自体はそこまで好きじゃないんだけど、まあやちゃんの力強さはキムは確実にはまると思うんだよね。基本的にどの作品にも出てほしいから選ぶの迷うなぁ。

レ・ミゼラブル

エポニーヌ!絶対エポニーヌ!M!のコンスタンツェ同様、これはもうさすがに出るでしょ????枠。

・1789

ソレーヌをソニンから引き継げるのはまあやちゃんしかいない!!パン屋襲撃してほしい。てかソニンちゃん昆ちゃんふうかちゃんあたりのお役だいたいはまりそうだな…。MAとかすぐ出そうだね…。

キューティ・ブロンド

さーやの後にエルをできる人を勝手に探していてですね。風ちゃんとかあーちゃんとか(ピンクからイメージしすぎである)、もしくは田村芽実ちゃんとか林愛夏ちゃんとか考えてたんです。テンション高い芝居ができて、高音がよく出る人!ってことでまあやちゃんどうかなあ。

タイタニック

タイタニック大好き芸人です!!!ケイト・マクゴーワンの「なりたいメイドに!」を高らかに歌い上げてほしい~。弱いけど強い役なのでぜひ観たいな。

 

はい、以上私だけが楽しい妄想劇場でした~。自分が観てるものがまだまだ少ないので、出てくる作品が限られている…。きっと思いもよらない作品が次々出てきて楽しませてもらえることと期待してます!期待してますので!!!!

 

 

 

大世界に住みたい(雪組 シルクロード)

脚の長いかっこいい人は好きですか?

私は好きです。つまり彩風咲奈さんが大好きです。

 

誤解のなきよう申し上げておくと、この宝塚ファン人生を捧げると勝手に決めたご贔屓は礼真琴さんです。(なんか、宝塚ってこういう仁義をきちんと通さないといけない気がするんですけど認識あってますか?)全組観劇する前に、私にはもうこの人しかいない!!!!とワケのわからん勢いでドはまりしました。お慕い申し上げております…。お誕生日の頃マイベスト礼真琴セレクションを書こうとしたんですが、バウ主演系を全然見られていないので、全部観てからガチでやろうと思います。

でも同じくらい咲ちゃんのこともメチャクチャ好きなんです!!!!!!雪担の友人がたくさん映像を見せてくれたのがきっかけで落ちました。ふわふわの髪、素化粧はベリーキュートなのに舞台だと殺し屋みたいにキレるお顔(組本のキメ顔がたまらなく好き)、抜群のスタイル(正直脚の長さで覚えたところはある)、スタイリッシュなダンス…。最初はカフェブレでのあまりの強火彩凪担ぶりに萌えていたんですが、壮さんちぎさん時代からどんどんシュッとして歌もうまくなりかっこよくなっていらっしゃる…。SV→コンタカ→GH→ケイレブ→ドS→ガトボニ→ルパン→ミュレボあたりを観ていって、銀橋で凪様に腕をスッ…と撫でられる場面で「アッ…好き…」となりました(そこ?)。

次期雪組トップスター就任が決まった時は本当に嬉しかった。心の底からおめでとう!!さききわ大好き~!!!!!(号泣) 余談ですがロクモ円盤にお稽古をニコニコ覗いている咲ちゃんが映った時、なんて俺得な1枚なんだと思いましたね。好きな2人が同タイミングでトップスターになるってだけで幸せなのに、座談会やらタカスペでトークなんかされたらどうしよう。情緒がえらいことになりそう。今年は星組が出られないから来年以降かな、絶対共演してね…(圧)とにかく何かしらでは絡むよね。最高だ。

 

昨夜、いよいよ大千秋楽か…と思って唐突に凪様のFOCUS ONを読み始めてしまい、だいぶメソメソしました。凪様がいないなんて寂しすぎる…。咲ちゃん好きな奴は凪様も大好きだと相場が決まっている。最近はさすがにお互いへの言及が取り上げられることは減っちゃったなと思って少し寂しいんですけど、彩彩コンビの絆は永遠だと信じたい…!前楽でもがっつり肩を組んでいたそうではありませんか…などと思っていたら千秋楽ライビュのMusic is my lifeで一瞬ハグするところが写ってもう…何も言うことはありません。凪様からハグしに行ったとか、組み子が咲ちゃんを凪様の元に送り出したってホント?!誰?!ありがとう!!!!!

また歌劇やgraphを読めば望海さんやまあやちゃん、あーさとの絆もひしひしと感じるわけで…。もちろん舞台を観てても十分伝わってくるけど、文章にされると格別に感じます。特に望海さんからあんなでっかい感情を向けられていることに改めて驚き感謝したりして…。こんな素敵なトップさんの下で2番手をしてくれて良かった。愛し愛されてるなぁ。そして海の見える町とDolly op .56がメチャクチャ好きな私は希和ちゃんが戻ってきてトップコンビを組んでくれることがこの上なく幸せ…というわけで、雪組も全力で推しています!

とにかく今日で望海さんたちが退団するなんて、大千秋楽が終わった今でも信じられない…。私は雪組だと咲ちゃんが一番好きだけど、やっぱり望海さん体制自体も大好きだったんだなぁと改めて実感しました。無性に寂しくて今、シルクロードの音源を無限リピートしています。さて今回のだいきほ退団公演ですが、信じられないことに友会くんとe+くんのおかげで4回も観ることができました。本当に幸せでした。本来ならお芝居の感想から行くべきなんでしょうけど、シルクロードの感想から書きます。ここからはテンション上げていきます!

 

理由は簡単。大世界です。劇場で死んだら死因は大世界(大迷惑)。

いやほんと…何?誰?彩風咲奈に赤いロングチャイナを着せようって決めたのは?天才過ぎるんですけど?!Rayもそうだけど、赤チャイナを着るショーはもれなく良いですね。凪様とデザイン違いで対になっていて、殺しあい挑発的ダンスバトルをしてくれるというありがたすぎる時間よ…。最後の最後に並び立つ姿を見せてくれて感謝しかない。だって彩彩はシンメじゃん…。「ダラダラしないで♪」のあたりで2人が前後でカッコよく組んで踊るフリが死ぬほど好きなんですけどまっっったく言語化できません。あの後ろから顔を出したり手を出したりする…振り付けが…。語彙力がない。せめて絵で表現できないかとも思ったけど、絵心もない!!!円盤に彩風アングルがなかったら許さねぇからなTCA…!!!

仕方がないから生田先生のSSWとカフェブレを舐めるように観ています。先生がいろいろ話しつつも、最後「かっこいいじゃないですか!」で完全に説明を放棄するところ、わかりみが深かった。シルクロードで上海?とか気にすんな!かっこよさは正義!ってことですね!!(なおダビングしていたディスクが死んで、心が激しく死んでいます…つらい…)一瞬の背中合わせはいつみても変な声が出る。欲を言えば、大世界の「彩凪・彩風」舞台写真もう1枚くらい欲しかったナ!

また今回スーパーご縁によりSS席で観ることができ、このアングルで観た全てを録画させてくれ…と心がメチャクチャになりました。大世界での彩彩の絡みを見つめながら、死ぬなら今だな…と本気で思っていた。にしても咲ちゃんのありがたポイントが公演が進むごとに増えていってですね。①ウィンク(貴重らしい?)②凪様とバチッた後唇を拭う③敵対してるはずなのに顔が笑っちゃう(結構感情出がちじゃないですか?)を全部盛りでみれた日はね…たまらんかったですね…。

そもそもの我可愛的情人からして、ハットが決まりすぎていて目が離せない。上手前列の人間になりたかった…(3/4が下手だった女S)。CDは英語歌詞だったのでうろ覚えで、「愛しい人の面影探し」「男たちのレクイエムが」くらいしか思い出せん…と呻いていたがTwitterに歌詞を載せてる天才の方がいました。おかげでスッキリしました。しかしミュレボといい、咲ちゃんって雪組のジャズ担なんですか?似合いすぎる。ありがとうございます。いずれジャズのショーとかやってほしい~~~~。

咲ちゃんが素敵なのは当然として、とにかく大世界は見所が多すぎるんだ(息切れ)。Twitterでは大世界ビンゴなるものが流行っていましたが、とてもじゃないけど全部見切れません。まあやちゃんと羽織さんと有栖ちゃんのシンガー組はとりあえず見たい。片方と手を繋ぎながらもう片方の下腹部を撫でていたってマジ???この場面はまあやちゃんの歌唱力あってこそで、ラップもビシッと歌えるのかっこよすぎるよ。「寄る辺のない夜に踊る 命がけで!」がとにかく大好き。トップ娘役はキリッとしたキメ顔こそ至高という感性の持ち主なので大満足!貸切のボブも観ることができて感無量でした。いつものウェーブヘアもかわいいけどね!

もちろん望海さんと凪様の悪巧みももっと見たい。なんなの、咲ちゃんとの喧嘩をけしかけてるけどどういう関係性なの?バンドネオン観たらわかるかな。しかしお二人、のぞコンあたりから突然仲良しぶりをいかんなく発揮していませんか?(大喜び)話題になってたゆきのちゃんとの開脚絡み見たかったなぁ。あと殺しましたカウントも。のぞ凪が悪巧みしている間に、咲ちゃんが上手で眺めながら帽子をぱたぱた扇いでいる姿も素敵。

そして何より、凪様と絡んで離れた後「跳び跳ねよう~!!!」の間リズムを取って溜めてからの総踊りになだれ込むところが大好きです!!!ここは全員本当に本当にたまらないカッコよさ!!!ずっと観ていたい。大世界、トータル3分ないなんてバグでしょ…。

そして娘役さんたちのチャイナドレス!!!これまたすっごいカッコいいから全員分じっくり眺めたいんですけど目が足りない。上手にいらしたので、がんばって希和ちゃんはガン見しました。片側だけウェーブにしたロングヘアーとモーヴカラーのチャイナドレスがびっっくりするくらいお似合いなのに、画像がねぇ!!!!どこにもねぇ!!!お写真欲しい!どこかに残りますか…??Blu-rayとスカステに全ての希望を託しています。

直後のタンゴもだいきほ咲の目まぐるしい動きを追うのが楽しすぎる!まあやちゃんを取り合っているようにも、劉衛強と紅幇の頭目がお互いを求めあっているようにも見えて妖しくも美しい場面でした。3人のパワーバランスが対等な感じが良い。誰も譲らないというか。公演終盤、咲ちゃんがまあやちゃんの肩に噛みつくようになったのはなんだったんですか?!それにしても、なんでどのショーでも争いの最後は絶対銃が出てくるの?

さききわ好きとしては、もちろん夢幻蜃気楼の場面も絶対外せません。有栖ちゃんがゆらめく砂の中で歌い始めると、上手から競り上がってくる咲ちゃん…。ちなみに有栖ちゃんはかなり推しの娘役さんなので、ソロ場面があって嬉しい!エトワールも素敵だったので、これからもたくさん抜擢されてほしい~。

遊牧民っぽいこの衣装がまず好き!精悍な笑顔で草原を馬で駆けたりしてるでしょ!弓矢とか使って狩とかしてるでしょ!羊の世話もしてるし鷹を肩に乗せたり夜は星空の下で琴を弾いたりしてるでしょ!全部妄想だけど!希和ちゃんのお帽子もかわいいし、おさげも似合ってる!ベテランなのに初々しいってどういうことなの、好きです。

「遥か花の園で生まれた君へ/僕のもとへ来て欲しい 共に生きていこう」を聞いた時は思わず泣きました。こんなのプレプレお披露目じゃん。咲ちゃんから希和ちゃんへの恋文!(しかも後世に残っている…笑)宛て書き最高。2人で大きな花を咲かせてください。この2人、同じ衣装着てるけど、希和ちゃんは別の国や集落から嫁いできたって設定だと勝手に解釈しています。バックストーリーが欲しい~。

あすなろ抱きで青い宝石をつけてもらってからのデュエダンもとにかく幸せそう。おさげを押さえてあげる仕草にも優しさが詰まっている。おでこキスと思いきやフェイントでこツン、いたずらっぽい咲ちゃんの笑顔、そっと寄り添う希和ちゃん…。柔らかい雰囲気なのにダンスはキレキレなのがまたたまりません。ことなことはまた違ったダンサーコンビになりそう!衣装のすそがふわっとなびくのがいいんだぁ~。こういう方向性のショーをたくさんやってほしい。個人的に咲ちゃんは、ドシッとした男役よりも、軽妙洒脱なおしゃれな男役の方が輝くと思っているので…!

こんなに幸せオーラ溢れる場面なのに、彼らは亡国の青年と乙女で、今は砂の下で眠っているという儚さを感じさせるのがにくい演出すぎる。最後「2人で花を」のメロディーがリフレインするところ、何度聞いてもぐっと来ます。腕を絡めながら思い出として消えていくラストシーンも美しい。袖の長さの違いできれいに見えるように計算されている…のかな?

「いつまでもずっとあなたと/君と生きていくと誓う」とか歌わせるあたり、先生からの祝福・エールだと勝手に嬉しく思っています。どうか末永く、やりたいことをたくさんやって、素敵なトップ街道を爆走してほしい!通うよ!なおTwitterで「彼らの手元にあった時が青い宝石にとっての暖かい思い出」という天才の解釈を見て、最高かよ…となりました。他の場面だとだいたい物騒な出来事に巻き込まれてるもんね。

他にも、再生された世界で盗賊と宝石を見守る鳩の場面も大好き。慈愛に満ちた表情が泣ける。冒頭の銀橋の歌い継ぎも!

 

だいきほサヨナラ公演なのにさききわの話ばかりしてしまいましたが、とにかくショー全体を通して次世代への引き継ぎをはっきり描いているなと感じました。すごく円満なトップスターの引き継ぎで、望海さんと咲ちゃんの2人がハッピーなことがこれでもかと伝わってくる。

演目が発表された時、だいきほの最後のショーがアラビアンってどうなの~などと思っていたんですが、観たあとは最後のショーは絶対シルクロードじゃないとダメだわ!!!と思うようになりました。何よりもまず、だいきほは歌がうまいんですよ知ってる??と退団公演にしてなおぶつけてくる。もちろん知ってる。けど改めて知りました。既に言われ尽くしていると思うけれど、本当に稀有なコンビですね!!!人間に絶望していた宝石と悪事を働いてきた盗賊が出会ってお互いがお互いを救い、世界は光を取り戻す…というドラマチックな展開に説得力がありすぎる。ちなみにこれは菅野よう子かな?という楽曲はちょいちょいわかった気がします。

 

それでは改めて冒頭から簡単に振り返りをば…。

詳しくは芝居の感想で書きますが、この度笙乃茅桜さんがめちゃめちゃ好きだと気がつきまして!どんだけ遅いんだよという話ではあるんですが。なので、キャラバン隊にひーこさんがいて嬉しかった!退団者たちが先導して物語が始まっていくという構図が好き。ライビュで抜かれることはそんなに多くなかったけど、私の記憶にはばっちり残っています、ひーこさん!この場面では回を重ねて目が慣れてきたので、砂の娘役さんたちをじっくり見るようにしていました。一人一人髪型もアクセサリーも違って、こだわりを感じる。男役に比べてクローズアップされることは少ないけれど、やっぱり娘役あってこその宝塚だなぁと最近思っています。

砂が引いて行き、センターに望海さんが現れる瞬間はなんかもうそれだけで泣けてしまう。パンフレットで読むと、この場面は盗賊たちの潜窟なんですね。知らんかった…。刀の演舞はアラジンみたいで好き。そして神々しく降りてくるホープダイヤモンド様…。重責を背負って光り輝く姿はまさに宝石だと思いました。お芝居だと抑えた声だったけれど、ショーだと声量全開!重量がすごそうな青い衣装を凪様がエスコートしてあげるのも良い。凪様ってどんな役でも絶対気品が漂っているのが素敵ですよね…。

またオープニングのシ~ルクロ~~ド~のメロディーのキャッチーさがすごい!初見でも絶対覚えられる!銀橋での歌い継ぎでは、さききわがセクシーに歌い踊っていて眼福。清純もアダルトもどっちもできるって最高。歌詞の中では「砂原に描き出す 運命のアラベスク 美しき悪夢へ さあ」が好きなんですけど、最後の最後のショーに悪夢って単語をもってくるセンスよ!!!でも確かに盗賊と宝石の物語は悪夢が覚める話なんよ!!スゲェ!!少し毒々しくも美しいっていう宝塚ならではの表現だなと思いました。ラスサビはだいきほだけ「共に征こう」って歌っているのがオタク心をくすぐってきます。

夢幻蜃気楼はさっき散々書いたので割愛して、次はスリの場面ですね。一転してご陽気!諏訪・彩海の子分たちがお客にぶつかった望海盗賊さんを引きずる姿がかわいらしい。凪様とのアドリブも毎回楽しませてもらいました。鎖が取れちゃった!と、この宝石って今の服装にいいプラスじゃないですか?の回が印象的でした。千秋楽の今日は初舞台生口上のパロディで、映画館でクスクス笑ってしまった。

千夜一夜物語異聞では娘役さんのバッキバキの腹筋にどうしても目が行ってしまう。普段どれだけお稽古しているんだろう。かくありたすぎる…。白峰ゆりさんと沙月愛奈さんに特に目を奪われました。あゆみさん、かっこいいよ~!あーさシャフリヤールは狂気が見え隠れしていて、目力がうまく作用していた。トップスターもトップ娘役もしばく役どころって珍しいのでは?あーさってゲルハルトみたいな正統派イケメンももれなくかっこいいけど、狂気に振れているキャラクターでこそ光る気がしています。スカピンのショーヴランとかやってほしい~。いやでもゲルハルトの「大丈夫か?」は腰が抜けそうになるほどカッコよかったな…。シェヘラザードと盗賊の惹かれあってはいけないのに近づいてしまう様が良かった。シャフリヤールに黄金の奴隷が斬られそうになるも、全てはシェヘラザードの語るお話なのでした…。これはシェヘラザードがそういう設定に変えてしまった魔法のように感じました。もっとちゃんと解釈したーい。

ロケット~中詰はこういうのもあるのか…と少し意外だった。インド神話の神様大集合!なんだけど、パンフ読まないと役名が全然わからない笑 カタカナの歌詞の意味も調べてないからわかってないままなんだけど、「サイケデリック・マサラ・カーニヴァル!」って書いてあるのでそういうもんだと思って観てました。ダンスもちょっとひょうきんな感じで、なんとなく紅ゆずる感がある。ここのアドリブも毎回面白かったなー!特にe+貸切!

神様望海さん「a~b~」
皆さん「a~b~」
望海さん「c~d~」
皆さん「c~d~」
望海さん「いーぷらすー!!!!」

銀橋ソロでお口をイーッてしてから手でバッテンを作ってぷらす!とはけるきぃちゃんや、神様対決で同じくぷらす!ではける咲ちゃんも忘れがたい。

咲ちゃんと望海さんの羽ダンス対決は、最後の方2人ともニッコニコ過ぎて全然バトルを感じなかったけどそれもまたよし!カリさんとひーこさんの超絶技巧ダンスも見ごたえがありました。

上海も先ほど書きまくったので割愛。いや本当にこの第5章好きすぎる。音楽/太田健、振付/桜木涼介両先生のお名前、覚えましたよ~!!!!

いよいよフィナーレ前最終章の第6章『盗賊と宝石』。争いのコロスたちは正直目まぐるしくて全然細部を追えていないのだけど、金髪のあーさがかっこいいということは把握しています(アホの感想)。ここもまたまあやちゃんの超絶美声が轟く…。何も見たくないと言いつつ目隠しを取っていることは、うん、気にしない。

主題歌というかメインテーマのこのシーン、大好きです。倒れた人々の中に立ち竦むまあやちゃんと、静かに佇む望海さん。「君が見たいと望んだ未来を~」のくだりは正に菅野よう子!!!って感じがしました。素人だけど…。それに答えて「たとえ今は見えなくても~」はもう、聞いてるだけで2人の心が清浄化されていくところが見えるというか。トップコンビの今までのいろいろなことを思い返しながら歌っているのかなぁ。2人の歩んできた道が次世代の雪組の道しるべになる…という祝福を感じました。再生された世界で、2羽の白い鳩としてさききわが2人を見守る構図には思わず涙。穏やかな表情だけど、ダンス自体は結構ハードですね。

フィナーレの始まりであるディガダンの場面では、凪様のサヨナラ公演感がバシバシ伝わってくる。銀橋の真ん中で噛み締めるように客席を見つめる姿はとても美しかったです。このショーではすごく凪様の比重が大きくて、存在感を感じただけに、ご卒業が本当に本当に寂しい。もっといろんなお役で見たかった…!

キャラバン隊が去った後、銀橋に望海さんが現れて照明が切り替わる瞬間、いつも心の中で「絵画か?!?!」と叫んでいました。シンプルだけど、圧倒的に美しい。バイオリンのイントロが荘厳な雰囲気を醸し出している…。バラを背にしてステップを踏むところも、娘役さんたちと戯れるように踊るところも、流れがとにかくきれいで。『悲愴』はあまり聞いたことがなかったんだけど、今度フルで聞いてみようかな。
そして『ALL THE WAY』。しっとりしつつも盛り上がる!ここのチャチャチャチャッチャ…というイントロが好きで好きで!斜めに交差していく娘役と男役の並びが美しい。くるくる回りながら階段を上る娘役さんたちの背中のきれいなことよ…!最後に堂々と大階段をセンターで降りてくる咲ちゃん…!!!望海さん体制の、今しかみれない並びでの演舞は目に焼き付けておきたいよ~。バックハグで幸せを噛み締めてから、青いバラを手渡して一緒に前に駆け出す振り付けをありがとう先生…。望海さんに後を託されてキリリと踊る咲ちゃん。よかったね。大好きだよ。雪組の未来は明るい!と確信しています。
いつかまあやちゃんがおとめに「白いシンプルな衣装でのデュエダン」をしたいと書いていましたが、まんまそれやんけ…と初見時号泣でした。だいきほを最初から追っているわけではないので、あんまり知ったような口を利けないんですが、ファントムしかりだいきほコンビは夢を叶えることの体現のような2人だったんではないかなと思います。よく一緒に戦ってきたと表現されるお二人だけど、その裏にある努力を思うとオタクは頭を垂れることしかできません…。

エトワールが有栖ちゃんですごく嬉しかったし、希和ちゃんの階段降りにも思わずニコニコしてしまった。ほんと、どれだけ情緒がメチャクチャになっても、パレードがあるから最後は笑顔になれるのが宝塚のいいところ…。拍手させてください!!!とにかく、何度観ても楽しすぎるスルメショーでした。円盤楽しみ!雪組万歳!(ほんとに星担かよ)

 

大千秋楽のサヨナラショーについてはまた後日ちゃんと書きたいなーと思うのですが、取り急ぎMIMLで咲ちゃんと凪様が抱き合っているところを観られてめでたく昇天しました。本当にジェンヌさんたちの人間関係は推して知るべしというか、あくまで開示してもらえる部分のみを楽しませて頂くだけなんですけど、長い年月を共に過ごした人たちは仲良くあってほしい…と思っているのでハグとかされると軽率に喜んでしまう。

ご挨拶の中で素敵だったところをいくつか。

・凪様が望海さんに「何か言いたいことはありますか?」と振られて、超絶カッコよく言い放った「これからもずっと、世界で一番愛してんで」。彩凪担ではない私でさえ消し炭みたいになったので、凪様ファンの命が危ぶまれる。ずっと愛してくれる…?しかも世界で一番…?夢…?

・ゆめ真音くんの「ルートヴィヒ様失礼します!…皆様に感じて頂きたい愛の強さはfffでぇす!」がメチャクチャ好きだった。階段降りのご挨拶にも類いまれなる文才を感じたので、早花さんみたいに文章書いてくれないかな~!

・まぁ様のラストデイのぷるぷるゆりかちゃんが好きなので、とにかく絶対カテコで「咲ちゃん!!!!」をやってほしかった。望海さんが力一杯呼んでくれて本当に嬉しかった!!!!!咲ちゃんは呼ばれるとは思ってなかったのかな。お声が驚いてたね。出てきた時も泣いちゃうかなと思ってたけど、謙虚に落ち着いていて好きだな…となりました。望海さんがことあるごとに咲ちゃんの公演に出たい!って言ってくれるの、本気さが伝わってきて最高。ひらめちゃんも呼んでくれて、望海さんに紹介されて、ライビュではすぐ切れちゃってたけど2人で並んで笑顔で顔を見合わせてたの良すぎた。

・緞帳前の最後のご挨拶で、それまで本当に楽しそうだったまあやちゃんが「寂しくなってきちゃった…」と泣き出してしまったところ。ムラ楽ではニコニコだったからさすがだなと思ってたけど、やっぱりこらえられないものがあったんだな。望海さんが「寂しくなってきちゃった?あぁどうしようね~」とちょっと焦ってたのがかわいかった。そんでまた、変貌とか言ってちょっとお笑い感を出しておきながら、しれっと「私も大好きです」とか言っちゃう!言うんだ!そういうこと!えーんってお花で顔隠して泣いちゃったまあやちゃんがもうかわいすぎて。望海さんってちょっと塩対応感があるなと思ってたけど、のぞコンあたりから愛を私たちに覗き見させてくれて嬉しかった。2人が幸せで、私も勝手に幸せです!

長々書いてきましたが、ありがとうシルクロード、そしてさようならシルクロード。明日からは新生雪組が始まります。だいきほの残した道を、さききわが軽やかに歩いていってくれることを願います。咲ちゃん、希和ちゃん、本当に本当におめでとう…!そして、退団者の皆様の進む未来がどうぞ明るいものでありますように…!

 

 

 

 

 

せおティボルト、どうしてあなたはせおティボルトなの(星組 ロミオとジュリエットB日程)

せおティボルトめっちゃ好き
せおティボルト顔がいい
せおティボルト報われない
せおティボルトオタクが好きなやつ
せおティボルト一生懸命パリスを牽制してるのに、横からロミオにかっさらわれてかわいそう
せおティボルトぴーキューシオを刺すんじゃない(絶許)
せおティボルト死に顔もきれい
せおティボルト…

 

冒頭から思わずせおティボルトの歌を歌ってしまうくらいに、ロミジュリ星組Bパターンが良かったです。今まで圧倒的にロミオタイプのキャラが好きだったので、まさか今回自分のオペラグラスがこんなにもティボルトを追うことになるとは思ってもみませんでした。なぜなら私の贔屓は礼真琴(次点で彩風咲奈、音月桂)。見事にロミオ経験者ばかりです。なお私の親ロミオはDVDで観た2011年雪組。ウオオけいみみが好きだ!!

しかしそもそも私は礼真琴を愛してやまないオタクなのに、こんなに瀬央さんについて書いていいんだろうか。もちろんいいに決まっている(自己解決)。というわけでキャスト別感想です。順不同です。

 

・ティボルト(瀬央ゆりあ)

最初に身も蓋もないことを書きますけど、とにかく顔がいい!!いいんです!!!元々せおさんのお顔がとても好きだったんですが、いよいよ本当に好きになってしまったかもしれない。まず目がとても大きくて目力があって眼光鋭いじゃないですか。鼻もすっと通ってるじゃないですか。口の形も綺麗ですよね。全てのパーツが小顔にキュッて収まってるの奇跡では???その顔で挑発されたり苦悩されたりするとたまらないんですわ!!ずっと観ていたい!歴代では清彦さんのビジュアルが最強だと思ってたけど、ティボルトで長髪もバチクソ似合うことが証明されてしまった。

始めて観た2019年梅芸版だと、え!叔母とそんなことに?!という点に驚いて、あまりキャラが入って来なかった覚えがある。その下地があったからか、今回はすごく孤独な人という印象を強く受けました。リーダーとして慕われていても、本当に心を許せる同等の相手が身内にいなかったのが彼の不幸だなと。モンタギューたちが仲良しだからこそ、対称的で余計辛い。まぁ仲良くてもモンタギュー3人衆のうち2人死んじゃったけどな!

ティボルトを見ていると、アダルトチルドレンとかヤングケアラーという言葉が連想されます。どちらの意味とも違うのですが、要は成熟する前に周囲に大人にさせられてしまった人だなと。伯母に憎しみを捨てろと言われて「無理だよ!」と叫ぶシーン、最初ティボルトの台詞とは思えなくてびっくりした。突然子供に戻ったみたいだったけど、これは本心の現れだからなんだろう。

だからこそ「本当の俺じゃない」は、彼の苦しみが真に迫っていて聞き応えがありました。お願い!音源ください!キャピュレットの唯一の跡取りとして家を守る義務があり、プレッシャーからか救いを求めたのかたくさんの女(伯母含む)と関係を持ち、しかし本当に愛しているジュリエットには想いを伝えられなくて…自分で選んだ生き方だけど、当然1人ではどうしようもなかったこともたくさんあったんだろうなと勝手に想像して辛くなってしまう。

ここが不思議なんだけど、ティボルトって反発はしても絶対伯父上に逆らわないんですよね。この手のキャラなら、逆上して家を乗っとるとか家を飛び出すとかそういう方向にも転びそうなもんだけど。不満はあれど、そのぶつけどころはモンタギューにしかならないように育てられてしまったというか。両親について一切言及はないけど、親代わりの伯父夫婦に逆らえない力関係もあったりするのかな。ヴェローナは家族がセーフティとして機能していない街なので、どうしてもティボルトも被害者に見える。

彼の中には、「ジュリエットとは一族の掟により絶対結婚できない」という諦観があると思います。たぶんもう本能的に理解せざるを得なくて、でも諦めきれないままここまで来てしまった。パリスを牽制してみても時間稼ぎにしかならないし、いずれ誰かに取られるという結果は変わらないわけで。ロミオは死ぬのが怖かったけど、ティボルトは長生きするのが怖かったんじゃないかな。

パリスの登場シーンでは舞台の端からどんどん近づいてくるのが、分かりやすい焦りとイライラを表現していてかわいかったです。婚約話にめちゃめちゃ嫌そうな顔をしつつ、叔父に反論しつつ、かつ仮面舞踏会でしっかり妨害しつつ、でもロミオにかっさらわれるまで告白はできなかった(しようとしなかった)んだよな~!!無鉄砲なようでかなりがんじがらめの人!ロミオの方が、よほどその場の勢いでいろいろこなしている。だから彼がヒーローなんだ…。

結婚の噂を聞いて何かがぷつっと切れたような「今日こそその日」。ジュリエットに裏切られた、と歌うところに、彼のどうしようもない子供っぽさがあると思う。だって彼女からすればティボルトの愛は青天の霹靂なんだから…。ロミオの屍の前で告白したって絶対うまく行かないだろうに、そう思わないとやってられないほど愛していたんだな。すごい判官贔屓だけど、かわいそうで応援したくなってしまう。具体的にどこが好きかは明言されていないけど、あの家の中で奇跡的にピュアに育った彼女を見たら、大事にしたくもなるのはわかる。乳母の育て方が良かったんですよ。

きっと彼女のことは、粗暴なティボルトにしては本当に大事にしていて、良好な親戚付き合いだったんじゃないかな。仮面舞踏会でもジュリエットから駆け寄って来てかばってもらってたりしたので、普通に信頼関係はあると思う。じっくり時間をかけていけば、禁断の恋ルートもワンチャンあったんじゃなかろうか。でもジュリエットからの言及がなさすぎて、うまく行く方法がわからない…。

どこまでもロミオを憎んでいる割に、なぜかマーキューシオにばかり絡むのは同族嫌悪なのかな。どちらもキレやすいし今のポジションが嫌で、互いへのすごいコンプレックスが強そう。たぶんティボルトは弱いのに仲間がいるマキュが羨ましくも小賢しくて、マキュはどうしてもティボルトのほうが自分より強いと認めたくなかったのではなかろうか。「マーキューシオお前は死ぬ!」はどう考えても本気で殺す気でしたよね。

マーキューシオを刺した後、興奮したのかナイフを手に走り回ったり女たちと酒を飲んだりしてますが、内心どんな気持ちだったんだ。全然嬉しそうに見えなかった。そしてロミオに刺されてから、息も絶え絶えにナイフをぐっと突き出すのが虚しい…。死に顔も美しすぎるのでまぁ観ますよね。「僕は怖い」でマーキューシオと踊らされる場面の絶望顔も大好きです。最後まで死に利用される男…!

今までこの手のキャラに魂を揺さぶられたことがなかったもんで、正直かなり動揺しています。悪い男というにはあまりに幼く、しかし善良とも言いがたい…。そのあわいで本人も迷い、張り詰めているむやみな勢いと色気が素晴らしかったです。瀬央・ティボルト・ゆりあ、恐ろしい男(役)…!!!!

 

・マーキューシオ(天華えま)

生まれながらの狂犬ちゃんというよりも、自分の境遇を忘れるために、わざと享楽的に生きようとしている人という印象。つまりティボルトの人物評は正しい気がする。ティボルトの項にも書きましたが、お互いを嫌ってるだけあってよく理解している2人だと思うので、何かきっかけがあれば仲良くなれたような気もしてしまうんですよね…。書いていて思ったけど、オタクがめっちゃ好きなやつじゃん…。

眉毛に剃りこみ、薄紫~水色の髪の片面にクモの巣みたいな刈り上げ、おまけに鎖のピアスとチャラさの権現様みたいな格好をしてるのに、あかベンに甘える姿を見ているからか、ティボルトの全員抱いたが?感に比べると母性本能をくすぐって懐に潜り込むけど直前でひゅっと逃げる…みたいな女たらし感を感じた(自分でも何言ってんだ?とは思っている)。装飾しまくってるのは弱さの表れの武装というか。マイルドヤンキー?

ぴーマキュの歌唱レベルは歴代でもかなり上位に食い込むのでは?!と思わせる「マブの女王」が良かった。しかしマブの女王って何?と思ったら、妖精の女王のことらしい。戯曲ではロミオたちの見た夢の話がちらっと出てくるみたいです。「仮面付けりゃわからないさ」の声が!好き~!「出掛けよう~!」でちゃんと高音が伸びるのがめちゃくちゃいい!ベンマキュどっちも歌がうまいとやっぱり聞きごたえがあります。劇団さん!!Bパターンの音源も!!!!絶対欲しいんですが!!!!

キャラクターとしては、死に際いきなり「ジュリエットを愛しぬけ…」って言うのに結構違和感があったんだけど、今回はロミオの裏切りに対して怒っているようで、実はずっと心配していて、最後だからちゃんと言っておこうと考えを改めた…ように見えました。中の人のキャラを重ねて見てしまっているからか、結局ロミオのこと大好きで大事にしてる感が伝わってくる気がする。

ロミオがあれだけぽやーんとしてるのに2人が仲良くしているのは、義務があるとしても単に好きだったからなんだろうな。手のかかるぼんぼんなのは間違いないので、周囲がもっと慇懃無礼になるパターンがあってもおかしくないでしょ。こうなると、マーキューシオとベンヴォーリオがお互いをどう思っていたのかもっと知りたかったなぁ。下手するとお互いロミオのお目付け役として、対ロミオより親しいよね…?冒頭とかすごい甘えてる感じあったもんね…?2人だけの会話シーンってあったかなぁ。やっぱり夫人にお説教くらうところくらいかなぁ。

なお同時に「くたばるがいい、どっちの家も」とも言ってるんですが…。マーキューシオは大公の甥だけど、モンタギュー家からしたら食客みたいなもんなのかな。どうしてそちらについたのかは、そういえばよくわからない。でもモンタギューのリーダーって紹介されるのは、跡取りのロミオじゃなくてマキュとベンなんですよね。二人がかりで初めてティボルトと拮抗できるというか、単体だとちょっと弱いところが萌える!くぅ~!ニコイチ!

話が逸れました。マーキューシオはあくまで家同士の争いに「くたばれ」と言っているのであって、「俺は憎む、お前の家を」だし憎いのは家だけだよね…。しかし彼をリーダーたらしめているのもモンタギュー家なので、アイデンティティーはぐらぐらなんだと思います。

あと書いていて思いましたが、マーキューシオとティボルトではっきりと違うのはリーダーとしての立ち位置かな。かたやはっきりと跡取りであるティボルト、一方正式にはモンタギュー家の人間ではなく、「飼い犬」呼ばわりされて単体ではリーダー扱いではないマーキューシオ。しかも自分より強い。これはコンプレックス生むでしょう…。だからこそそこを煽っているのだろうし。雑にまとめると、血気盛んな若者がふとした弾みで死んでしまう危うさを表しているキャラクターなのかなぁ。役者の解釈で結構変わってくるキャラのような気がする。

また誠にどうでもいい情報ですが、我が家では翔け!すみれんずのせいでぴーちゃんを近江兄弟社の人と呼んでいます。お菓子好きなのかわいいね…。いっぱい食べて、星組でどんどん成長してほしい!!!

あっあと、「きれいは汚い」のイケメンポーズがP-heavenさんのナルシストっぽいポーズだったのでめちゃくちゃ嬉しかったです!!ぴーちゃんはその顔がいいよね!!!!

 

・死(愛月ひかる)

一切台詞がなく、踊ってるだけなのにあんなに存在感があっていいのか。役替わりが発表された時は正直賛否両論だったと思いますが、これは超絶はまり役だと言って差し支えないでしょう。銀髪と青いメイクがあんなに似合うことありますか。2度のTwitterトレンド入りが全てを物語っている。すげーよ表情と身体表現だけで人のオペグラを盗んでくよ…。

基本冷めた表情で愚かな人間たちを見つめているかと思えば、不穏な予感がするやいなや嬉しそうに近づいてくる…いや、死が近づいてくるから不幸が起きるのか?どちらにせよ、にやりと笑う顔にぞくぞくします。無慈悲に魂を刈り取っていくというか、人が死ぬときに口元で何かを飲み込む動きをしているのが怖い。明らかに食べている。でも人間本体には興味なくて、絶望を与えて殺すためだけに動いていそう。ヴェローナ中のどこにでもいて、常に見られているようなスケールの大きさを感じるお芝居でした。ところで、愛とはお互いを認識しているみたいだし、どちらがより人間に影響を及ぼすか競いあう競争でもしてるのかしら…。

「僕は怖い」でのロミオと息の合ったダンスシーンが見事としか言いようがない。糸で操っているような演出が好き。これが円盤に残らないのは間違ってるよ!!!!それにしても薬売りに化けたり仮面を渡したり、結構いろいろできるのね。愛とは違って結構直接物語を動かしている。まぁ喋らないトート様みたいなもんだと思って観ています。中性的だけど、どちらかっていうと男性ぽく見えるので…。銀の長髪がたいへんお似合いです。あとね~スタイルがね~メチャクチャいいよ!!!!!(あたりまえ体操)

最後ヴェローナの民が2人の死をきっかけに和解していくところでは、すごく苦しそうにしていたってマジですか?私は舞台の端で興味なさそう~に見ていたところしか覚えていなかった…。

 

・愛(希沙薫)

カツラのせいかもしれないけど、すごい礼さんの愛とお顔が似てませんか…?つまりかわいい。ダンスもキレてるし、今後注目していきたい生徒さん!暖色の衣装がシンプルなのに綺麗で、思わず目が行ってしまう。なんでしょう、露出は少ないのにすごくセクシー…。

登場人物たちに優しい眼差しを向けているし、さりげなくロミオとジュリエットを誘導して結びつけたりしているけど、ヴェローナの不幸の前では無力というか、悲しそうに見ているだけなのがリアルな神様の使いっぽい。

愛と死って対称ってわけでもないし、その二つが反発しあうって結構不思議だな…と思いました。死が憎しみ、愛が生を兼ねているのだろうな。最後は愛と死が重なりあうように動きを止めて、ロミオとジュリエットが抱き合って物語は終わるけど、最後の最後で一つになったってことなのかな?

 

・ベンヴォーリオ(綺城ひか理)

あかさん、眩耀の時はその他大勢って感じでピンと来なかったけど、ベンヴォーリオはめちゃくちゃいい!!!微妙に不良、微妙に真面目な曖昧さがすごくよく伝わります。キャピュレット夫人にいろいろ頼まれているから3人の中で一番慎重派かと思いきや、あっさり舞踏会参加を決めたりそこまで優等生でもない感じ。マキュとニコイチなあたり、絶対不良だよねぇ。もうちょい皆の手綱を握れていたら話は変わってきたんじゃないかなぁという惜しいキャラクター。皆彼の手をすり抜けて去っていってしまう。

彼はモンタギュー一族なんですよね。原作だとロミオのいとこなのか。設定かぶるからもう少し別のにしてもいいのに…(シェイクスピア御大に文句をつける)。親友設定を噛み締めたいので、3人の力関係をどうかもう少し教えてくれ~!まずは全員同い年だと思ってていいんですか!あと、モンタギュー家は舞台としてまっっったく出てこないので、どういう風に暮らしているのか全然ピンと来ない。ベンヴォは親戚だしロミオと同じ家に住んでてもおかしくないかな。本当はメンタル的にマキュこそ一緒に住んでてほしいけど、たぶん違う家に住んでるよなぁ…。

そこまでティボルトに目をつけられなかったからか殺されなくて、ロミオのことも最後まで追わなかったから(もちろん案じていたけど!)、たまたま生き残ってしまった人。友達のいないヴェローナで1人生きていかなきゃいけないのかと思うとかわいそうすぎる…。マーキューシオと2人でやんちゃして、それをロミオがやれやれ…と観ていたり、ロミオの恋に2人がショックを受けていたり、常にどちらかとニコイチで行動していたので余計に。

「どうやって伝えよう」は安定のうまさ。毎公演どこかしらで裏声アレンジっぽいことをしてくれるので、余裕を感じられてよい!パリスはきっとめちゃめちゃナルシストに仕上げてくるんではなかろうか。

 

・乳母(有沙瞳)

有沙瞳さんは星組に今後も絶対必要な人です!!めっちゃ好き!!!

「パリス様に比べたら、ロミオなんざ雑巾ですよ!」という台詞、最初はジュリエット同様なんてこと言うんだと思っていたけど、友人に「敢えてそう言ってるんだよ」と諭されてようやく気付きました。ごめん乳母…。よく見たら言う時めっちゃ苦しい顔、腹をくくった顔をしているね…。

本当にジュリエットを大事に育てて来たんだなぁということが説得力を持って伝わってくるお芝居でした。「私にありがとうなんて言わないで」に込められた切なさと愛しさよ…。いつもきれいに下がっている眉毛が天才だわー。お顔がかわいいから正直おばちゃんには見えないけど、声色や体型はすごく繊細に作り込まれていると感じた。設定は50代くらい?「私はまだ男が好き」で周囲が驚いているので、当時からしたら結構歳いってるってことなのかな。

もちろん歌も抜群!「結婚のすすめ」のテンポの良さ、「あの子はあなたを愛している」のこぶしの効いた歌い上げ方、「神はまだお見捨てにはならない」の鼓舞する力強さ…。「きれいは汚い」でマキュに壁ドンされていたり、最後ベンマキュにハートマークで囲まれているのがかわいかった。「ピーター!」がいちいちドスが効いてて好き。

ちなみにシーンでは「明日には式を」が作中1,2を争うレベルで好きです。まず前奏のバイオリンが緊迫感を高めていていいよね~。キャピュレット卿・夫人がジュリエットの気持ちを全く慮らないのに対し、ショックを受けたり心配そうな顔でジュリエットを見やったり。最後は卿に何か言いかけそうでぐっと飲み込んでしまったよね。どっちが本当の親なんだろうと思ってしまいます。彼女からしたら割りきってパリスと結婚した方が幸せになれるだろうと踏んで勧めたのに、結果自殺してしまうので、ショックもひとしおだと思います。墓地でも崩れ落ち方が一番大きかったような。

 

・パリス(極美慎)

ちゃんとティボルトのお悔やみにも来るし、意外と嫌なやつではないのでは??と思わせるパリスでした。この顔でちゃんと愛を囁いたらワンチャンあったかもしれん。でもイケメンなのは間違いないんだけど、なんとなく結婚したいかっていうと、ちょっと…。

親への挨拶はしっかり?してるけど、舞踏会では「僕と踊るんだ!」と強要したり、あくまで名家の家柄目当てなんだろうな。歌劇のなりきりインタビューでもそんなことが書いてあったような。それともジュリエットはヴェローナでも有名な可愛い子なのだろうか。それならマーキューシオ当たりがロミオに話してそうだけど。やっぱり、どこの誰とも知らずに恋に落ちるロミオが1番だよね!

弔問客なのに「明日君の式を」と言われ「ヴェッ?!」とカエルみたいな声を出していたのが面白かった。イケメンがそんな声出すな。そしてすぐ「よろしいのですか?」ってグヘグヘ嬉しそうになっちゃうとこ!そういうとこだよ!よく覚えてないけど、最後の墓地に来てはなかった…よね?ちょっと薄情なと思ったり。見落としてたらごめんなさい。

 

・キャピュレット卿(天寿光悕)

・キャピュレット夫人(夢妃杏瑠)

なんてキャラの濃い夫婦!毒々しい?赤い衣装がよく似合う。キャピュレット卿は「夫を愛したことなどないわ」を暴露されても「冗談だろう」と返すのが意外だった。妻は自分を愛していると思ってないと出てこないよね?この台詞。それとも実は激おこなの?

終盤突然「娘よお前のためなんだ」みたいに歌われても、自分勝手さが散々示された後なのでちっとも心に響いて来ず。彼なりに娘を思っての行動なのかもしれないけど「私の年齢も知らないのよ!」って言われてるし気迫な関係なんだろうな…。あ、天寿さんはイケオジでしたよ!剣を抜くあたりはかっこよかったよ!

一方、夫人はかなり重要人物だったなー。恐らく家に縛られていて、本当は自由になりたかったはず。でも年月を経て、いろいろ諦めてどうでもよくなってしまったんだろうな。退廃感が漂って、色っぽかった。髪型とひらひらした髪飾りが好きです。肝心の歌は調子崩してたのかな~。

ティボルトとの情事は、ティボルトがかなり嫌がっていそうだったので絶対伯母からだよね…。年長者からの搾取を感じた。2人の共通点は諦めかな。せおティボ、ジュリエットとは結婚できない!もういい!って絶対ヤケクソになって関係を持ったでしょ。でも代わりにはならないし、どんどん嫌になっていったんだろうな…。

一方夫人は嫌がられているとは思ってないし、どうして私に冷たくてジュリエットを気にするのよ!って感じで、ティボルトの気持ちは全く理解できていなさそうだった。ジュリエットのことは愛している…のかな?「お母様がそんなことを仰るなんて!」から察するに、普段は比較的いいお母さんなのかなぁ。娘なんてこんなもん、ってなめてると言うか、ちょっと義務感で会話してる感じはあったけど。いや乳母に任せきりだから子育てはしてないのかな?

なお愛したことなどない割に、夫には逆らわないイメージ。パリスとの結婚式の話も、驚いた次の瞬間「お父様と決めた」とか言ってるし。時代設定的に女はもの申せないのかな。ところで子供がいなくなってしまったキャピュレット家はこの後どうなってしまうんですかねぇ。

 

・モンタギュー卿(美稀 千種)

・モンタギュー夫人(白妙なつ)

モンタギュー卿は影が薄かったな~!いつも大公に呼ばれてようやく出てくる感じ。キャピュレット卿は火遊びしてたけど、彼は何をしてたんだ…?仕事?ロミオともほとんど絡まないし、妻とは不仲ではなさそうだけど寄り添ってもない。ネームドキャラにしてはもう少し見せ場があってもいいんじゃないかな~。歌も特にないよね?!

一方夫人は、序盤から改心の兆しを見せているというか、大人たちの中では唯一子供たちの争いにしっかり目を向けて憂いている。しかし「過保護な母親だ」って言われてる割に、ロミオに説教は特にせず。ベンヴォーリオ任せじゃなくて自分からコミュニケーション取ってればなぁ。

キャピュレット夫人も同じく憎しみを憂う歌を歌っているけど、彼女はティボルトに執着しているので、終盤まで憎しみに囚われている方かなと。墓地でいち早く息子たちの死から立ち上がり、両家の和解を訴えるあたり、この人が今後のヴェローナをまとめていくのだろうな…。お歌はいつも通りの安定感がありました!

 

・ロレンス神父(英真なおき)

詰めが甘いんだよ詰めが~!!!と思わずなじりたくなってしまう笑 ロミオとジュリエットに対して「そんな無茶はせず、おとなしく親の決めた相手と結婚しろ」と言わないだけ良い大人だなと思う反面、もう少し先を見据えてサポートしてあげて欲しい。どうなるかくらい想像つくでしょ~!一貫して2人の味方をしてくれる頼りになる大人だけに、本当に惜しい!ロミオとは昔から知り合いみたいだけど、ジュリエットは深層の令嬢だから直接お話ししたことはなかったのかな。

 

ヴェローナ大公(遥斗勇帆)

「真実を!」の台詞が印象的。真実を求めているけど、人に聞いてばかりであまり当事者じゃないんだよなー。しょうがないかもしれないけど、ことが起きる→慌てて出てくるの繰り返しで。もう少し街を憂う場面があるといいんだけどなー。歌唱力は実力派だな!と思いました。

 

・ピーター(輝咲玲央)

・ジョン(天路そら)

正直、あんまり役代わりする意味がわからなかった…。特にジョン。出番少なすぎるよね?!ピーターはおつむが弱いというか、きれいは汚いでマーキューシオにくるくる回されているシーンが印象的。役にたたない系従者。感想薄くてごめんね…!

 

・ジュリエット(舞空瞳)

強い!このジュリエットは物語を動かすわ。直前のインタビューで礼さんが「ロミオはジュリエットに影響されて動く」みたいなことを語っていて正直腑に落ちなかったのですが、こういうことか。美海ちゃんのジュリエットとは全然役作りが違う気がするな。バルコニーに来たのは偶然だしロミオの意志だけど、パリスを拒否する、ロミオに結婚式を挙げるための使いを出す、神父に頼んで薬を飲むなど、彼女の意志が確かにロミオの行く先を定めてゆく。

舞踏会の衣装は最初写真で見た時ちょっと美少女戦士っぽいな…と思ったものの、舞台で観ると特に違和感なし!エメの赤い衣装は先行画像からめちゃくちゃ好きだったけど、生で観るとさらにかわいい。少女からの成長を示すような、やや大人っぽい衣装だと思います。透けてる赤かわいい。手首に薔薇がついてるのもいいよね~!エルアルコンでも思ったけど、歌が如実にうまくなっていらっしゃる。努力が形になって視える人って、応援せざるを得ない。

舞踏会も最初階段の上ではなんとなく笑顔でワクワクしてそうなんだけど、実際パリスを見たら嫌になったんだろうな。ロミオとぶつかって「あ、ごめん…」みたいなシーンのどきどきしている表情がリアル。おずおずと手を触れ合う場面の初々しさよ…。ロミオは遊びならば何人かと付き合ったようだけど、ジュリエットは下手すると初恋なんじゃない?

自分を待ち受ける境遇に絶望はすれど、絶対弱気にならないのが舞空ジュリエットだなと。「さぁ朝よ!私の命を奪うがいい!」は悲しみより怒り、憎しみが勝っているように感じました。それにしても「今行くわ!!!!」が笑いをとるシーンになるとは誰が思っただろうか。どんどん語尾が激しくなるので、このジュリエットは16歳になる前も親には反抗してたでしょ!

目覚めてロミオの死を知って愕然とする場面でも、悲しみながらも同じ場所に行くために必死だし。ロミオの胸に耳を当てる姿が痛々しいけれど。「約束通り愛の城築くの」がエメのリプライズになっていて、観客からすればどだい無茶なこどもっぽい約束でも、2人にとっては大事な誓いだったんだな…。

強気な台詞回しが多い(乳母の影響?)からこそ、ロミオとのシーンでは声色が優しくなったりするところがギャップがあっていいのかな。天国では満面の笑みでクルクル回っていて、ようやく幸せになれたのね…。抱きつく笑顔が本当に嬉しそうで良かった。ロミジュリって一目惚れからすぐ死んじゃう話じゃんと思っていたけど、すごく情熱的な恋の物語(ただし諸々のタイミングは最悪)なんだなと思わせてくれました。

 

・ロミオ(礼真琴)

星組ロミジュリが発表された時、絶対最高だろうけどこれが思い出新公枠というやつなのかしら…とかなめ腐ったことを考えていたのですが…お黙り!ロミオは礼真琴のためにあるんじゃい!!!というようなスーパーはまり役でした。三拍子揃った、と簡単に感想を終わらせてしまいたくない。先行画像は一目見て「なんて透明感のある2人なのでしょう…」と感動。スマホの待ち受けにして見るたびにやけています。かっこい~。かわい~。

歴代ロミオの盛髪と全然違うふわっとウェーブがしっくり似合う。青い衣装も素敵。こぼれる光の中からそっと登場するシーンは「いつか」のメロディーも相まって派手ではないけれど、紛れもなくこの人が主役なんだとビシバシ伝わってくる。タンポポをふぅっと吹いて柔らかく微笑む姿は、本当にこないだまでエロい声で「ウィですか、ノンですか」とか迫ってた人ですか?!演技の幅のメーターが振り切れそうな贔屓に乾杯!!!!銀橋で舞台のジュリエットと重なるような演出が好きです。

ロミジュリの代表曲といえばやっぱり「エメ」かな~と思っていたんですが、観劇した結果「僕は怖い」がぶっちぎって印象深かった。死に操られるように踊りながら歌う「君が爪弾くギターの音色」の一節が頭から離れない。ヴェローナには常に色濃く死の影が付きまとっているけれど、ロミオがこんなに怖がっているから、逆に死を招き寄せているんじゃないかと思えました。その割に結婚に向けて突き進んだり、結構明るい未来を夢見てるじゃんとも思ったり。リプライズの高音の伸びは一体どうなっているんだ…?!どこまでも成長し続ける礼さん…一生ついていきます…。

バルコニーのシーンを初めて観た時は、2人の背景にはっきりと(死)という文字が浮かんで見えました。我ながらニコ動みたいな衝撃の受け方をしている。戻ってきたジュリエットに不意打ちでキスをして「おやすみ…」と去るシーン、囁き方が優しすぎる。出会ったばかりだけど、ジュリエットへの愛しかない。超かっこよかった。これはいかんこれはたまらん死ぬ…。いや~あんなことされたら夢中になっちゃうよ。暗転してもジュリエットが「きゃ~!!!」と小芝居を続けているのもすごくかわいい。

先行画像がドンピシャ好みなので、エメのシーンは文句のつけようもありません。ジュリエットを待ち受ける時の優しい顔…。秘密の結婚式のこの荘厳な雰囲気が大好き。なんて幸せそうな2人。でもこの、愛してるし、パリスと結婚させられる前にとりあえず結婚だ!という焦りも含む何も考えてなさがつらい。だって、キャピュレット卿みたいに「バレなきゃ重婚させてまえ!」みたいな考え、両家ともすぐ至りそうじゃない?2幕から察するにロミオ、結婚してからも特に何もせずぽやんぽやんしてたんだろー!

「街に噂が」でものすごい不穏な顔つきの親友たちに平気でやぁ!とか言っちゃうあたりまさにそんな感じ。恋に全力というより、「ジュリエットを愛する」ことが突然すぱっと人生の最重要課題になってしまったと言うか。今までの自分とは変わるよ?と誰にも説明せず、しかし普通に皆のことは変わらず大好きだよ!という「わかってくれるでしょ?」感が坊っちゃんなんだよ~!とはいえ、ロミオは元々両家の争いにそこまで荷担していなさそうだからやむなしなのか…。でも親友2人からしたら、どうしちゃったんだよ!元に戻ってくれ!となるのもわかる。

戻ってきてみれば自分が発端でマーキューシオとティボルトが本格的に争いを始めており、間に割って入るも自分の不器用さのせいで親友を死なせてしまう…。でもあそこ、止めに入らないわけには行かないよねぇ…。唯一の救いはマーキューシオが最後にロミオ個人には恨み言を言わなかったことかな。やっぱり親友だったんだよー!!ウワー!

呆然と友人を看取り、ふと見ればそこには彼の命を奪ったナイフが。衝動的に握りしめ、叫びながらよろよろと近づいていき…「ティボルト…ティボルトォーッ!」の絶叫が、不穏な音楽とベストマッチで観客の胃を痛め付ける!刺した瞬間の我にかえる表情と、ベンヴォーリオの絶望した顔のコントラスト!太公のお沙汰のシーンは辛い気持ちでいっぱい。ベンヴォが一貫してかばってくれて本当によかった…。友達…。

終盤のロミオは本当に辛そうで辛そうで。マントヴァでベンヴォーリオを見かけた時の嬉しそうな笑顔が、ほぼ最後だよね。なお金をばらまく時、無表情なロミオの身体中に群衆が群がっているのが、怖くもあり妙に艶かしくも映ります。完全に死に魅いられてしまっている。もう死ぬしかないという一直線具合がひしひしと伝わってきます。ロミオはね、とにかくやることが極端なんだよね!!!(涙)

そしてまた、ベンヴォが伝えたからこそ、ジュリエットの死を疑わず死んでしまったのも苦しい。ストーリーとしてはありえないけれど、霊廟に行く前に神父様に一言相談できる余裕があれば良かったんだけどと思ってしまう。彼は最後毒を飲んで苦しみながら亡くなったけれど、せめて死後は幸せであると良い…。あんまり死は救いエンドって信じられないから好きじゃないけど…。とはいえ、「天使の歌が響く」で目覚めた時安心していそうだったので心が救われました。

「2人の死がヴェローナに和解をもたらしたけれど、それって別に2人が命を懸けて伝えたかったことではなくて、都合良く利用されているのでは?」という感想をTwitterで見ました。確かに…!と思ったんだけど、ロミオは「誰もが自由に愛し合える」と歌っていたので、そういえ世の中に近づいたとしたらまぁあながち間違いではないのかもしれない。ヴェローナが平和な街だったら、この悲劇は起こり得なかったわけだし。

どんな役の礼さんも大好きだけど、少年役もやっぱり絶品で、現役で推すことができて本当に幸せだな…と尊敬の念を新たにした。ほんと、好きなスターさんがトップになってくれるって奇跡だよなと昨今つくづく感じてしまいます。そして本当はフィナーレについても書きたかったんだけど、力尽きたのでA日程の感想で書きます!

 

そもそもロミジュリ自体そこまで好みの話というわけではなく、AB日程もあんまり気にせず観たらまぁこんなことに…。どうして。後日Aの配信も観ましたが、びっくりするくらい雰囲気変わるね!!Aの方が王道というか若干の陽気さを感じました。Bは初見でびっくりさせてきて、やみつきになる感じ。どっちも好きだよ…。

B日程がとにかく刺さってしまったので友人各位に布教したいんですけど、なんということでしょう、もう配信がないんだ…。せおティボルト(とぴーキューシオと愛ちゃんの死とそれからそれから)を皆に観てほしいのに…。というわけで後日円盤発売とか、スカステ放送とか待ってます…心より。なんてったって宝塚のいちばんいいところは、布教がめっちゃしやすいところなんだからね!()あいつもこいつも沼に沈めたいんです!よろしくお願いします!

 

少年少女と星のかけら(ピーター&ザ・スターキャッチャー)

昨年末の観劇納め!実は発表された時からずーっとタイトルが気になっていた演目でした。でもなんか発表画像めちゃくちゃ簡素だし(下記URLから見て欲しいけどマジで簡素である)、新国立劇場には馴染みがないし、キャストも入野さんくらいしかわからなかったのでためらっていた。児童文学を愛する私なら絶対好きなはずだけど、今いちドンピシャポイントがないからなぁ?と最後まで迷いつつ、チケットを取ったのが当日14:00くらいでした。感想ですが…弾丸して本当によかったなぁー!

ピーターパンの前日譚で、パッと見はハッピーエンド。でもそれって本当に?という奥行きのある物語だったと思います。


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名物らしいくまさん。ポスター画像は、今思えば嵐の中の子供たちだったんだなぁ。話を知る前は「なんの場面??」って思ってたな。

 

まず特筆すべきは舞台機構。

最初にドヤドヤ出てきた俳優たちの「皆さんの想像力をお借りしてここをいろいろな場所にします(ニュアンス)」という前口上からお話が始まります。キャストは総勢12名。場面によってクルクル多様な役を演じ分けられています。普段行くタイプの舞台ではお見掛けしない方が多かったけれど、その分役として見られてよかったのかも。次見たときにはあの人だってわかるようになりたいな。後からバッファロー吾郎の竹若さんがいたことに気づきました。

新国立劇場の小劇場(オペラいらなかった)にWのような格子状の舞台があって…こればっかりは観てもらった方が早いので動画を貼っちゃいます。もう非公開になってしまったけど、公式のバックステージ動画もおもしろかった!舞台監督さんのファンになってしまう笑

簡素な舞台は今までいくつか見てきたけど(例…グーテンバーグ、タイタニック)、大海原や島、2つの船…と本当に自由自在でした。人がドアノブを演じる姿は今後なかなか見れまいて。想像力でなんでも作れるというお手本みたいな舞台だったかも。

ストーリーは以下の通り。

ビクトリア朝時代の大英帝国。孤児の少年(のちのピーター・パン)は仲間とともに、卑劣な孤児院の院長により「ネバーランド号」に売られてしまう。船内で出会ったのは、好奇心旺盛な少女モリーモリーは、父アスター卿と同じく「スターキャッチャー」として、世界制覇を企む奴らから、地球に落ちてきた星のかけら「スタースタッフ」の威力を遠ざける使命を帯びていた。宝がつまっているトランクを狙う黒ひげたち海賊は船に襲いかかり、少年とモリーたちはトランクとともに海中に放り出されてしまう。やがて不思議な島モラスク島にたどり着いた彼らには、更なる冒険が待ち受け、そして......。(公式サイトより引用)

観たあと読み返すと、そこそこはしょられてるな~という印象。

 

主人公の少年は境遇のため結構ひねくれた性格で、かつ年相応の子供っぽさがある。入野自由さんが本当に10代にしか見えなくてすごい!!キャスティングした人見る目あるなー。孤児院仲間の少年2人とも別に仲良くはないので、天涯孤独感が強調されています。家族が欲しいと願うくだりもあり、序盤から切ない。最初は名前もなく、お前とかあなたとか適当に呼ばれている。

前半の舞台は2隻の船。いずれもランドゥーン国を目指しています。

【スピード自慢のワスプ号】

アスター卿、スコット船長、海賊黒ひげが乗っているスピード自慢の帆船。卿の目的は、確かランドゥーン国の火山火口にスタースタッフを投げ入れること。敢えて娘と離れたのはスタースタッフから遠ざけるため。しかし肝心のスタースタッフが入ったトランクは、ネバーランド号の悪徳船長によって既にすり替えられてしまっているのだった…。

【おんぼろのネバーランド号】

少年たち、そして父と離れてモリーと乳母が乗っている。スタースタッフを狙う悪徳船長ビル・スランクが支配しているが、求心力はなさげ。彼は少年たちを奴隷としてランドゥーン国の非道な王様に売り飛ばそうとしている。

この2つの船の場面が交互に挟まります。

 

少年たちはろくな食事も与えられず、奴隷扱い。豚のエサを食べさせられるシーンは演者の演技力(特に食いしん坊の孤児テッドの食べ方が汚かった)が高くて嫌だったな~笑 彼らを雑に扱う水夫は最初は冷酷なんだけど、いつのまにやら乳母といい感じに。ずるいな~。でも応援したいカップルです。なお女性キャストはモリーだけなので、乳母も男性が演じています。なかなか忠義心に厚く、途中でモリーそっちのけでロマンスが始まってもなんとなく憎めない人。ただ、乳母を男性が演じることでギャグになる感じはちょっと古いかなーと感じちゃう。意図的な演出なのかなー、どうかな。

3人1組で扱われてはいるものの、少年たちは孤児院で相当すさんだ暮らしをしてきたこともあってか、微妙に反目しあっている。プレンディスは自分がリーダーだと主張するけど少年は取り合わず、食事のことばかり考えているテッドはどちらかというとプレンディス寄り。かと言って全部言うことを聞くわけではなく…。プレンディスの「リーダーになりたいけれどなれないことがわかっている」という紹介文が切ない…。皆悪い子ではないんですよ…。

そこへたまたま船の中を探検していたモリーがやってくる。あっという間に少年たちをまとめて、部屋の外に食べ物を探しに行くことに。「アスター家は誰も置いてきぼりにしない!」とカラッと言いきるモリーには不思議な力強さがあり、豊原江理佳さんの演技が光っていました。多少こまっしゃくれているけれど、男の子たちより上手でリーダーシップに優れている。序盤は少年がかなりつっけんどんなので、観客はモリーの方が親しみやすいのではなかろうか。

船の中をモリーについてこっそり移動するシーンは、前述の舞台の上を廊下と部屋に見立て、ところどころドアノブ役の人が立っているのがおかしい。ドアノブ役を押したり引いたりすると各部屋が開き、賭け事、礼拝など様々な部屋の様子に切り替わります。

散策がてら、モリーが首から提げているペンダントに興味を示す少年たち。スターキャッチャーであるお父さんとの通信機器であること、スタースタッフは願いを叶える星の欠片で、スターキャッチャーたちが守っていること、モリーはまだ半人前であることが説明されます。スタースタッフの不思議な力の説明のために猫が宙を飛ぶんだけど、この猫もおじさんの俳優(確か竹若さん)が演じているため全然かわいくないー!笑

一方ワスプ号には悪名高き黒ひげが船員として紛れ込んでおり、正体を現してスタースタッフを奪おうとするも、トランクの中身はすり替えられた土くれ。急いでネバーランド号を追うことに。2つの船が嵐の中で交錯して、人々は不思議な島モラスク島に漂着します。船の小さい模型を使って2艘の接近を表現したり、いろいろと人力で乗りきっている感じ。嵐も人力で表現されて、なぜか全員で見栄を切る場面があったりしておかしい。海に投げ出されたスランク船長は、実は孤児であった悲惨な境遇が明らかにされるんだけど、誰にも助けてもらえずあっさり死んでしまうのでちょっとかわいそう…。

 

というわけで2幕の舞台はモラスク島。冒頭では、なぜか人魚になってしまった元魚たちが歌ったりするよ!全員が一列に並んで、人魚の扮装でお気楽な歌を奏でる謎場面。正直雑な女装シーン過ぎて、そういう仕様なんだろうけど笑っていいのかわからなかったな…。

スタースタッフの入ったトランクを守りつつ、お父さんと合流したいモリー一行。そしてそれを追う黒ひげたち…という構図だったはず。記憶が曖昧になってしまっていて悲しい。そうそう、忘れてはいけないのが島の先住民たち。王の「空飛ぶアサリ」とその息子「戦うエビ」です。王がかつてイギリスで奴隷にされていたことから、イギリス人は皆殺し!と少年たちを追いかけてくる…。息子が乳母と同じ屋敷で働いていたため最終的に和解できるんですが、この人たちの存在は結構唐突に感じた。でも島があったら人が住んでるよね。処刑道具として登場する、ピーターパンでお馴染みチクタクワニもはしごで再現されていたりして、子供も怖がらずに楽しめそう。

途中残りの3人を逃がすため、少年が囮に。その場でうおおおおーっと全力ダッシュする演出が強く記憶に残っています笑 そして逃げる途中迷い込んだ泉(入江だったかも)の金色に輝く不思議な水の中で、彼は「まだ子供でいたい」と無邪気な願いを呟く…。実は嵐で投げ出されたトランクからはスタースタッフが漏れてしまっており、近隣の水は願いを叶える魔法の水になっていたのでした。(このせいで魚たちは人魚に変身した)そのため、彼は意図せず永遠の子供になってしまったのでした…。というのがことのあらましです。

その前後に、追ってきた黒ひげとピーターの対話場面がありました。この黒ひげというキャラクター、お笑いおじさんとヤバいやつの境目が曖昧な感じで面白くも怖かった。スミーに冗談を言ってげらげら笑ってたかと思うと、突如人殺しの暗黒面が出てくるんだもの…。少年を仲間に率いれようと(?)あの手この手で誘惑しようとするので、え、乗るなよ乗るなよ…と念じていた。

この二人、悪役とヒーローにしては妙に距離感が近いのが見ていて不思議でした。特に、「君に名前をあげよう!」と言われた少年がすごく喜んで、もらったピーターという名前をあっさり名乗るあたり。普通敵につけられた名前とか嫌がらない?黒ひげはずっと「本当の悪党になりたい」と願っていて、相対するヒーローを求めていた。だからこそ、ピーターを気に入っているんですよね。お互い敵であるために生かさず殺さず追いかけっこを続けていくのかと思うとちょっと不気味。なんかジョーカーとバットマンみたい。九州公演のチラシには、まさかの「俺が欲しいのは、この俺を完璧にしてくれる真のヒーロー」という黒ひげの台詞がチョイスされていました。主題そこかよ!

 

さて無事にモリーたちと再開したあと、2人でちょっといい感じになる場面があり、めちゃくちゃ微笑ましかった。確かここで「僕はピーター!」と名乗る場面があり、名前ができて本当に嬉しかったんだろうし、モリーに聞いてもらいたかったんだよなぁと思いました。

この写真大好き。本当に年齢相応の少年少女に見えるんです。

モリーが思わずピーターにキスするくだりがあるんだけど、ご時世を反映してかまさかのサランラップ越し!キスシーンになると、床に置いてあるラップをサッと取って、ピーターの顔に押し付けてそのままキス。いや結構びっくりしました。そんなあからさまな対策あるだろうか。お客さんは笑ってたけど。子供向けでもあるから分かりやすく…ってことなのかな?他のカンパニーでは宝塚式に手で隠してキスとかをしているだろうところ、異色の演出でした。さすがに本家は普通にしてるだろう…。ピーターが「今キスしたの?なんで?したかったの?」と聞きまくるところが子供だな~。2人はまだ子供なので、お互い素直になれず全然進展しません。じれったい。けどいいの、2人にはまだ時間があるのだから…。

 ともあれ最終的に登場人物が勢揃いして、舞台上でひと悶着(モリーが人質に取られたり、ピーターと黒ひげが対決したり)あったあと、黒ひげが去ってひとまずめでたしめでたし。一番最後「お前がいることで俺は完璧な悪人になれる!」と笑いながら去っていくところはかなり怖かったです。物語は続いていく感じがひしひし。

アスター卿たちは一度本国へ戻り、その後スコット卿は北極へ新たな冒険に出掛けるぞ!ということで、史実を知っている観客はあ、死んじゃう…と微妙な気持ちになる。そういえばランドゥーン国ってどうなったの…悪い王さまとやらはいったい…と思ったら、原作小説は続きが結構出てるみたいですね。舞台だと回収しきれないから仕方ない。

 

さぁこれでハッピーエンド!ピーターも一緒に家に帰ろう!と言うモリーに対し、「スタースタッフに浸かってしまったピーターは連れて帰れない」とアスター卿。良い感じに説明していたけどあんまり論理的じゃなかったし、絶対やっかいごとを家に持ち帰りたくない、モリーとの暮らしには他の人を入れたくないって思っているのが見え見え。「アスター家は誰も置いてきぼりにしない!」がここで効いてくるのか。辛い。お父さんが家に連れて帰れないということで、ピーターたちは島に残ることに。

ピーターの名字「パン」とは「すべて」。島も鳥も人魚も友達も全てがあなたの家族!(だから寂しくない)とモリーは解釈したけれど、結局モリーと家族にはなれないってことで…。ピーターが心底欲しがっていた家族という形ではないという気がしてなりません。少年たちともまだ大親友!って感じではないし、どの媒体でもピーターパンとロストボーイズって親分子分で対等な仲間って感じがしないんだよね。だから一層孤独感が強まる。アスター卿の計らいで、最後のスタースタッフを使ってティンカーベルが生まれるのですが、それだって妖精だし。ティンカーベルの作り方、スタースタッフを帽子中でこねてるのがねるねるねるねみたいで、人外感ありありだったな…。

モリーと再会の約束をしたとしても、きっと2人はもう一緒に冒険しないでしょう。小さい頃遊んだ友達と再会しても、そのままの続きには戻らないという、誰でも体験しうるであろう経験が思い出されてグサッときました。既に終盤のモリーは精神的に大人に近づきつつあって、「もう歳をとったみたいだね」というピーターの拗ねたような冷めたようなセリフが怖かった。大人になることは自然で、何も悪くないことなのに、大人になるとピーターとは分かり合えなくなる。同じ時間はもう過ごせない。

一度お父さんの元に向かったモリーが、ピーターのところに戻って来て、ぐいっとキスをして去っていきます。少し前のピーターの疑問に答えて、最後の台詞は「そうよ、したかった!」。この答えを出したことで大人に一歩近づいた感じがしました。モリーはずっと素直に言いたかったのに、最後にならないと言えなかったんだな。そして彼はこの先もこの瞬間を覚えているのかな。覚えておいて欲しいな…。

幕間にパンフレットを読んだ時、ピーターの人物紹介「もし大人になることがあれば、モリーと大恋愛するだろう」の文にえーかわいい~とニコニコしていたのですが…。終演後改めて読み返すと、当たり前だけどピーターは大人にならないんですよね。でもモリーは「素敵な女性になるだろう」。ifの話だから、2人は絶対に大恋愛しないんですよね…。ここでさりげなく別れを匂わせるのやめてよ…。わかってて書いてるなスタッフめ…。ドキドキな冒険活劇!じゃないよほんとに!でもその切なさが私を魅了する!

彼らが普通の少年少女であったなら、淡い気持ちは少しずつ昇華されていつか形になったかもしれない。けれど少女は日常に戻り、少年は永遠に大人にならなくなってしまった。一緒に冒険した2人はもういないし、思い出も同じようには分かち合えないのが残酷だなぁ。

ラストは記憶がかなり曖昧になってしまったんだけど、モリーの娘がウェンディで、ピーターはウェンディの娘、またその娘と冒険に出掛けていくだろうということがさらっと言及されていました。あとは、ピーターはやっぱり昔のことをどんどん忘れていく…ということも。一番最後はピーターが(ほかの俳優たちに持ち上げられて)夜空へ舞い上がり、ときの声を上げて暗転。拍手ー。

 

総括して淡い恋も含んだ冒険物語であることや、楽しく見えてかなり切ない世界観がとっても好き。ただ、ピーターは人間の世界とは切り離されて永遠に子供として生きる…というのがどうしても悲しく思えてしまう。彼はそれで幸せなんだろうけど、わかりあえない生き物になってしまったというか。小説のピーターパンってやっぱり少し異質な存在扱いじゃないですか。いずれああなってしまうんだなと思うと…。一緒に過ごした記憶がお互い薄れてしまうことが寂しい。普通の人は一瞬で通りすぎてしまう子供時代がずっと続くから、仕方ないかもしれないんだけど。モリーたちとの冒険を観てきたこっちとしては辛い。まぁでもモリーの娘たちのところに来ているから覚えてはいるんだよね…。なお舞台の主題としては「想像力で翼が持てるよ!」という明るいものもあったはずなんですけど、そっちは全然印象に残っていない笑

こういう題材のミュージカルってほかにあったりするのかな。本家のピーターパンも観てみようかな。子供も一緒に楽しめるといううたい文句の演目で、確かに子供が見ても楽しい内容だったと思うけど、実は大人にぐさぐさ来るストーリーじゃないかと思います。

 

自分の記憶が薄れてしまったので、上記の感想にもきっと間違っているところはあるんじゃないかと思います。(ネットで見つけた英語のスクリプト読むか…)だから人の感想が読みたくて読みたくて。いろいろ検索しまくったんだけどなかなか長い感想を書いている人がいない…我こそは!という方がいたら、真剣に読ませて頂きたいです。

検索してるうちに公式の舞台写真ページを見つけました!ありがたい!!上のツーショットもばっちり入ってます!

しかも、よくよく調べたらシアタートークとかあったんか~~!!!聞きたかった!!!しかも司会中井さんじゃん!!!!カフェブレイクでおなじみの!!!うっそ~~~!!!!

 

このキャストでの再演って正直望めないのかなって悲観しちゃうんだけど、待ってます!!入野ピーターと豊原モリーだけでもなんとかスケジュール空けてほしい。いやでも、多彩なおじさまたちが脇を固めているこの布陣だからこそ子供たちが引き立つのであって…。やっぱ丸っと再演しましょ!!次はサランラップはナシね!さすがにちょっと萎えるから。

食わず嫌いをせずに、今後も新国立劇場に足を運んでみようかな。今年のラインナップが既にピンと来てないんだけど、来年の今頃には同じように感想を上げているような気もします。

 

違いを楽しめ!宙組アナスタシア②

今日はアナスタシア大千秋楽!!昼からライビュだよ!13:00までチケット買えるよ!こんにちは!回し者です!

1幕ではおよそ冷静でないツッコミ合戦(愛は感じてほしい)を繰り広げてしまいましたが、深夜に書いた感想は勢いが大事ということで2幕も張り切って参りたいと思います。

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パリの幕は華やかなピンクでかわいいね…。

第1場 シャンゼリゼ通り

パリの街でミラーボールが回る…!回る…!(演目違い)

水色ドレスのみねりちゃんがかわいくて、そこばかり見てしまう。しかしまどちには、もっとウエストがキュッてしたドレスが似合うんじゃないか?!周囲の女の子たちが着てるような。なぜこの黄色の衣装。なぜ謎のサスペンダー。ドレスアップした時との比較で、今はもっさり感を出したいのならわかるのですが。いやでもせっかくパリに来たんだから、まず1段階アップデートさせてあげてくれよと。ここは素直に梅芸衣装のままでよかったのでは?!

梅芸では、途中ディミトリがアーニャを誘おうとしてもだもだしているうちにアンサンブルにかっさらわれて結局踊れない(ちょっと残念そうな様子がキュン)という演出がありましたが、まかトリとまどーにゃは普通に踊ってたな。ところで最後メイン3人以外がハケる時、なぜか1人だけダンサーさんが残ってちょっとディミトリと絡んでいましたが、あれはなんだったんだろう。少しでも出番を増やしてあげようという宝塚的配慮?

エレベーターでエッフェル塔を昇る演出は、梅芸だと四角くぎゅっと集まるのでわかりやすかったけど、宝塚ではそうでもないかな。あと、花火に合わせてダンサーが飛び上がるのもなくなっていた。ちょっとアホっぽくて好きだったのに…。

それにしてもパリはえらく治安がいい。命の危機を感じさせたロシアとの差よ。時代背景的には第一次世界大戦戦勝国なので、そりゃテンションも上がるしイケイケなのかなぁ。こんな風にざっくり語るのはよくないけど、アメリカから観たパリっていつも陽気で恋人たちの街のような。パリにだって辛いことはたくさんあるはずなのに…(雪組…)。

第2場 アレクサンドルⅢ世橋

crossing a bridgeは梅芸に引き続きカット。いよいよ探していた人に会えるかも!っていう歌詞なので、歌っても構わないような気がするのだけど。ネヴァ・クラブに行く前に、ウラドが高いところからチケットをほれほれ~っと渡してるアドリブを見ました。仲良し!

梅芸に橋はなかったので、視覚的に橋があるのは強い。橋の名前を聞いてもアーニャの表情にさほど変化はなく、まだおじいさまの橋だ!ということは思い出せていない様子。「川面に夕日が揺れて琥珀みたい…もう少しだけ眺めていたい」の台詞は詩的でgoodなので、もうちょい滑舌が良いといいかも!そんなアーニャを置いて、ディミトリはいそいそとホテルに退散。「お湯を使いきらないでね!」に対して「気を付けろよ」とはこれいかに?彼はバスタブにかなり憧れているけど、ロシアはお湯が止まってるのかな。路上生活だからお風呂にはたまーーにしか入ってなかったという解釈をしました。

第3場 マリア皇太后のサロン

手紙の内容を聞くすっしぃさんの演技、麻美れい様にも劣らない名演だと思います。ロマノフの残滓(言い方は悪いけれど)として威厳があって、皇族としてのプライドは今も残っている。でも心はくたびれきってしまった老婦人という深みのある人間性が皇太后の魅力。あと麻美さんはお歌が壊滅的だったので、すっしぃさんはノーストレスで聞ける。メインキャラの少ない作品の中で重要な役どころだけど、おばあさん役って路線の人はあんまりしないんですよね。もし星組公演だったら、万里柚美さんだったのかな。

太后が物思いに耽る時のリリーのセリフには、

梅「もう聞こえていらっしゃらないようね…」

宝「(あら~)もう聞こえていらっしゃらないようねぇ」

くらいのニュアンスの違いを感じました。そらリリーの方が根がさばさばしているのかな。あと「明かりをつけますね」の明かりが小さすぎないか?と毎回思ってしまう笑

あと、確か梅芸では「愛するリリー、難しい女であるわたくしについてきてくれるのはあなただけ…」って台詞があって、ああリリーだけはずっと側にいてくれたんだな…態度では飄々と見せてるけど、2人の間には強い絆があるんだなと思えてすごく好きでした。宝塚では「愛する」はカットされていたような。

閉じよう扉をでは4姉妹が登場。どうにか出番を増やそうと苦心しているのが伺えます。お姉様たち、名前すら呼ばれないもんな。アレクセイも呼ばれないけど、まだ台詞があるから印象には残る。「かくれんぼして、ほほにキスを」の、みねりちゃんが手で顔を隠してからそっと指を頬に添える仕草がかわいいったらない。

これは天才のカメラマンが撮ったスーパーかわいいみねりちゃんです。ドレスの翻り方が素晴らしい!娘役さんももっと舞台写真ください…。

第4場A ネヴァクラブのエントランス

初回は気づかなかったけど、しどりゅーセルゲイがリリーを見た瞬間パッと嬉しそうになるのがかわいい。お得意様マダムにかわいがられる若いイケメンギャルソン…。背徳の香りがする。ネヴァクラブのセットは豪華で、本当に建物の奥行きが感じられる。これは絶対宝塚版の方が良い。大道具さん毎回大変なんだろうな。

客とリリーが「来週は白鳥の湖で助かった~」と会話するくだり、かつてロシアで流行っていた演目と、当時台頭してきたバレエ界の新しい流れを表しているという考察をどこかで見たんだけど見つけ出せない。もう一度読みたい。

それにしても、グレブはせっかくネヴァクラブまで来たのに、腹を立てて帰るなんてスパイとしてどうなんだ。うまいことギャルソンを買収するくらいしてほしいもんである。ぷりぷりしながらずっと外にいたんだろうか…。堅物にスパイさせると死んじゃう(例…ジャベール)から、適材適所にして!そもそも何を目的にネヴァ・クラブに来たんだろう?宝塚でたまにある心の声でもいいから(良くないけど)「ここなら彼女の情報が手に入るかもしれない…」くらい目的を語ってほしい。アニメの悪役ラスプーチンだったら、どこに出たとて「まぁラスプーチンだもんな」ですむけどさ。

第4場B ネヴァクラブ

ソラカズキは最高だぁ!!!ソラカズキがいれば、舞台は素晴らしい!!

梅芸リリーは酸いも甘いも噛み分けたおばちゃまって感じだったので、宙組では誰がやるのか全然ピンと来なかった。娘役っていうより女役って感じのお役だし、元雪組の舞咲さんとか向いてそう~って思っていました。が、発表されて実物を見たらまぁ~和希さんにぴったり!そらリリーは何歳設定なんだろう?衣装も梅芸のモスグリーンから、真っ赤なノースリーブドレスに。髪型も赤毛のおばちゃまスタイル(近いイメージはヘレナボナムカーターの赤の女王)から金髪美女に。やっぱり若い役作りになっていると思う。

過去の国へはかなりの難曲だと思われますが、高音が伸びる伸びる。これは歌も喜んでいますわ!!「ここーはー♪」「ローシアー!⤴️」の上がり方が最高。しかしラストのサビ前をちょっと削ったのはなぜ!?!!?そのままで良くない?ソラカズキの歌声を1秒でも長く聞いていたいと思わないのか。もしやこれがフィナーレのための都合というやつ?

梅芸再演があるとしたら、数年後に仙名彩世リリーとかいいかもしれない。切れのあるダンス、迫力の歌声、あだっぽく色っぽいかつコミカルな演技!全部できそうじゃん!見たい!はい唐突な話終わり。

メイドさん(の割に衣装がめっちゃ豪華)やギャルソン、お客も相まって、宝塚らしい賑やかな場面になってました。ダンスの系統はかなり梅芸から変わっていた印象。最後にしれっとずんウラドがいるの、かわいいけど腹立つ顔してるな。ギャルソンたちがたいへん冷たい目付きで早く椅子から降りろよと促していたけど、うさんくささが滲み出ているからか、ロシアでの評判が悪すぎたのかどっちだ。そんな一大詐欺師ならネヴァクラブに現れた時点でシバかれているだろうし、お得意様のマダムに俺の女面するから不愉快だったんだな!

第5場 ネヴァクラブの中庭

歌の途中、我慢しきれず「ん~っ!」と溜めてから「愛してた」と歌うリリーに対し「愛された」と返すウラドはさすが詐欺師!ずるい!受け身!一見人畜無害でちょっと頼りないおじさんに見えて、本当に人の心を操るのがうまいんでしょうね…。

なんかそらリリー、「あなたの知っているリリーかしら…」のテンションといい、梅芸に比べてデレるのが早いというか素直。若いから?梅ウラドはやたらめったら腕にキスしていたけど、ずんウラドはそうでもなかったかな。これすみれコード?熱烈にイチャついてるし、リリーって肉感的(ソラカズキはありえんほど細いけど)なキャラだし、わりと直球にエロいシーンですよねここ。また秘密の合図は梅芸では腕を払う→手を目元に当てるの2段階だったと思うけど、腕を払うのみになってましたね。

カップルたちが楽しそうにしていると、永遠に眉間にシワが寄り続けるグレブさんが登場。貴様今まで何をしとったんだ。梅芸ではウラドが落としたバレエのチケットを運良く手に入れて劇場に足を運んでいたが、ずんウラドはチケットを落とさない。(梅ウラドはその後リリーに工面してもらったんだろうか…?)きっとキキグレブはチケットを求めて奔走したに違いない。ギャルソンと仲良くなってたらご厚意で譲渡してもらえたかもしれないのに。とにかく無言でアーニャを追っかけることに集中している。彼女がアナスタシアかを見極めて、極力殺さない方向にリードしたいんだろうけど、いちいち方法が迂遠だぜ!

第6場 ホテル アーニャの部屋

ロマノフたちの悪夢にうなされるアーニャ。家族の夢だし、彼らの話す内容はそこまで怖いものじゃないのに、誰だかわからなくて怖くなってしまうのが悲しい。ららアレクセイが初めてセリフを発しますが…声がかわいい!!表情も全部かわいくてすごい(彼の台詞だけ怖いっちゃ怖い)。もふもふのお帽子もかわいい…。そしてららちゃんをずっと片腕抱っこしているこってぃの筋肉もすごい。ぽっぷあっぷのトーク面白かったです!

梅芸ではディミよしの上腕二頭筋に驚いたこの場面、さすがに宝塚でタンクトップはダメですよね!でもあのゆったり仕様のパジャマ、もうちょい男物っぽいデザインでも良かったんでは。そして2人とも互いに心を許しあっているのか、やたらと距離が近い。梅芸ではちょっと近すぎて一瞬離れてどぎまぎ、みたいな描写がありましたが、宝塚の2人はそんなに気にしてなかったな。無意識に近いというか。

「俺が皇太后だったら、君みたいな子がアナスタシアだったらって思う」って、金儲けの裏でずっとアナスタシアを追いかけて来たディミトリが言うと最大級の誉め言葉だよなぁ。彼の中ではアーニャはきっと完璧ではない。口喧嘩もするし、反りの合わないところだってあるはず。でも、彼女の強さ、気品、それらがアーニャをアナスタシアたらしめていると強く確信している(いつからかは明確にわからないけど)。

小さい頃ディミトリが見た皇族のパレード。馬車に乗っていたのは、かつての皇女アーニャだった…。実は2人が幼少期に出会っていたことがわかるロマンチックなシーン。2人だけで描写としては地味かもしれないけど、静かに記憶が甦るところがいいと思います。アナーキストの父は収容所で死んだとのことでしたが、少年ディミトリは皇族のパレードをどんな気持ちで観たんだろう。もっと皇族を憎んだりしても良さそうだけど、すさんだ生活の中でも綺麗なものは心に残ったのかな。

歌の途中からかなり演出が変わっていたので驚いた。ここは梅芸の方が好み。

梅…「でも私覚えてる!」で駆け寄る二人。至近距離でデュエットしてから、見つめ合ってキスしそうになって、でも直前でディミトリがスッとひざまずいてからの「皇女様」。好きになっちゃったけど、自分が手を出しちゃいけないという()諦めを感じる。
宝…近づかないからわりと距離が離れたまま。(もしや長い脚でひざまずくスペース確保用??)曲が終わると同時に「皇女様」。この時点では恋心より、アナスタシアに会えた驚きと敬意の方が強いのかな?まかトリはとにかく紳士。

この場面でディミトリは完全にアーニャをアナスタシアだと確信しているけど、アーニャも一部記憶を取り戻して、ほぼほぼ自分をアナスタシアだと思っているんですよね。ディミトリとしてはもうお金は目当てじゃなく、とにかく彼女を家族に会わせてやりたい。でも計画はあくまで詐欺の形をしているから、後々気持ちがすれ違ってしまうんだなぁ。

第7場 バレエ

ここもかなり演出変わってましたね!

ウラドとディミトリが談笑しているとセンターから青いドレスのアーニャが現れて、周囲の人々がざわついてた気がする。アーニャは周りの視線が気まずいのでディミトリを手でくいくいっと呼び、エスコートしてもらう。そもそもディミトリはウラドに指摘されて靴ひもを結んでいるため気づいておらず、顔を上げてアーニャに見とれる(パンフレットとかでもよく使われているシーン)
他の観客がはけたあと、袖からアーニャが登場。ウラドとディミトリだけが彼女を見つける。ディミトリのネクタイを直そうとするも、大丈夫だから!と手で払われてエスコートされる。

結構雰囲気変わりますよね?というか、敢えて変えなくても良かったんじゃないかな~って思っちゃったよここら辺は。周囲がざわつくことで、アーニャがアナスタシアらしいってことを表せるのでは?

さて件のバレエですが…いやロットバルトよ!!!

歌ってる4人の表情、まさかの立ち見グレブさん(まじで立って観てるし、アーニャが歌うときだけオペグラ上げてて本当に笑う)と見所たくさんあるんですけど、まぁ~~~ロットバルトさんが出てきた瞬間何を差し置いてもこの人を見なければ!!!!となってしまいますね。跳躍力半端ね~!!!優希しおんさんね!どうしてキヨちゃんなのかわからんがとにかく覚えました!私カンパニーもニジンスキーも観てないんで、もっとばりばりバレエしまくる公演があるかもしれないんですが、礼真琴のロクモ爆踊り以来の衝撃だぜ…。東京から拍手できるようになって嬉しい!

第8場 舞台、そしてボックス席

ティアラがかわいいそらリリーだけど、「ご機嫌の良い時はないの(ゴゴゴゴ…)」という書き文字が背景に浮かんで見えるようだ。

Everything to Winもいい曲ですよねーー。そわそわするディミトリの心情がよく伝わるシーン。全てを勝ち取れても、ただ一つだけ失うものが…それは…。詐欺師だったディミトリが、自分の幸せより相手の幸せを願えるようになったんだなぁ。でもたぶんその気持ち、全くアーニャに届いてないんだよなぁ。

戻ってきたアーニャは、しかしディミトリの期待とは裏腹に皇太后に顔を向けてももらえなかった。ショックだったのはわかるけど、ここでアーニャがディミトリにキレる理由はやっぱりわかりにくいと思ってしまう。

だってディミトリたちの「偽アナスタシアで報償金をもらう計画」にアーニャが気づかないはずないのでは?出国許可証をもらいに来ただけなのに、突然君は記憶喪失のアナスタシアかもしれない!一緒にパリに行こう!なんて苦しいじゃん!少しは疑いませんか。ストーリー全否定になっちゃうが。そこはさすが詐欺師ってことで、全く悟らせなかったのかもしれないけど、ロシアを踏破する女はそんなにチョロくないのでは?いやもしかして、アーニャめちゃくちゃ鈍い…?ピュアなのは間違いないけれど。

しかも「嘘をつかなかった」ことがアーニャ的なポイントだとしても、最初は自分がアナスタシアだとは思ってもみなかったし、詐欺師と呼ばれる不安はあったんだから、ある意味嘘をついていないとは言い切れないんじゃないかなぁ。その辺の自意識気になる。

自分が誰か自信がなかったけれど、ディミトリとの会話で子供の頃の記憶が甦って、自分は本当にアナスタシアかもしれない…と思い始めたタイミングで皇太后に全否定されたのがショックだったんだと思いたい。まぁでも、お金じゃなくて「私を待つ誰か」に会いたい一心なら、報償金狙いの詐欺師呼ばわりされたら普通怒るか…。

せめて台詞で「私はお金なんかいらなかった!家族に会いたかっただけなのに!」「偽アナスタシアで報償金をもらうなんて話なら、参加しなかった!」くらいにフォローしたらどうにかなるのかなぁ。

第9場 皇太后の控室

アーニャが「大嫌い!」と吐き捨てて走り去った後、「もう行きました?」と皇太后が現れるのは一緒。ディミトリが話しかけるも無視されて、梅芸ではとっさにドレスの長い裾を踏んづけて止めていましたが、またトリは前に回り込んで通せんぼ。そして、結構痛そうだった皇太后の平手がない!!やはり宝塚ナイズされるとお上品になるのかな?(でも、ばあさん!と捨て台詞は吐く…笑)

そういえば、皇太后のドレスは黒基調から白基調に変わってましたね。

第10場 ホテルの部屋 

ディミトリはそのまま舞台に残って、場面はホテルの部屋に。怒り心頭のアーニャが何よこれ!と投げつける謎人形は宝塚でも謎。絶妙にかわいくないし、本当なんのために買ったんだ。え、それプレゼント…?20代女性に?なんで??それこそバスタブトークの後にでも「喜ぶかな…」とか言いながら買い物するシーン足してくれたらいいのに。

アニメだとディミトリが皇太后の車をかっ飛ばして無理やり連れてくるという力業を見せていましたが、舞台の皇太后は自分から来てくれる。ディミトリの去り際の捨て台詞が効いたってことなのかなぁ。「歴史がこのゲームに決着をつけるように要求していると思います」ってカッコいいけど、なんで来たかはちょっとわかりにくい。「あの青年が無理やり…まったく、どうして私がこんなところに!」くらいにしたら、ディミトリの熱意が伝わって良かったんじゃ?

アナスタシアの白眉はこのシーンだと思っています。自分は誰か、という問いに決着が着くからこそ、後々のグレブとの対決が効いてくるのでは。静寂の中で2人だけのお芝居は見ごたえがある。皇太后が自分を「おばあさんよ」っていうのが、いかにもくたびれていて良かったんだけど、ちょっと台詞変わってた気が。「あのさよならが最後になるなんて思いもしないでしょう?!」は、梅芸ではコロナ禍を感じさせたし、宝塚では異動を感じさせるし、2020~2021年に無駄に親和性が高い!

結局、アーニャが本当にアナスタシアなのかは、いまいちはっきりしないままだと思います。終盤リリーも同じようなことを言っているし、初見時どうしてもそんなにあっさり認めてもらえる~?!と思ってしまって。お話だからと言ってしまってもいいんですが、それだと身も蓋もないので…。

もちろん観客はみねり→まどかの交代を観ているし、アーニャの記憶が戻りつつあることもわかっています。メタ的にもアーニャはアナスタシアでしょう。ただ相対する登場人物たち(特に皇太后)は、アーニャの記憶が見えるわけでもないし確信を持てないと思う。というか、本人の記憶だけが根拠っていうのがもう弱いと思ってしまう。曖昧なものだし、妄想かもしれないし、勉強したり思い込みだったりするかも。たとえ今までの幾多の偽アナスタシアたちに比べたら、遥かに正確であっても。

だからこそ、自分は、彼女は「アナスタシア」だと「信じる」ことで本物になっていくのではないかと。そこを疑ってどうする?っていう話だとはわかってるんですが、正直梅芸からずっと引っかかっていたので…。ディミトリが彼女が本物だと思った理由は直感です!と言って皇太后が鼻で笑う場面がこの後にありますが、本当信じるって直感だよね…。説明つかないよね…。

第11場A ホテルの控室

梅芸だと抱き合うアーニャと皇太后にガラス越しに一礼して去っていき、しばらく出番のないディミトリ。アニメではもう一度アーニャやウラドに会って別れを告げる場面があるものの、舞台では終盤「彼は報奨金を断ったの」の一言で説明されてしまっていました。ここを増やさないと影が薄いままなので、追加シーンはまぁあるだろうな~って感じ。

宝塚では「オレンジの香り…!」の後ろでガラス越しに佇んだ後、「home,love,family…」と口ずさんでパリの街を歩き出します。ここ、アニメ版の「夜のお屋敷に向かってお辞儀するディミトリ」を拾ってくれていて、とても良い!背景の夜景もきれい!she walks inのリプライズもベストな使い方。もう会えないけれど、死ぬまで思い続けるよと歌うのが泣かせます。これを本人に言えないのがディミトリなんだよなぁ!言わないのがかっこいいんだけど!!

お芝居はお芝居として、本来余計なノイズは入れずに観たいもの。というか、感想はあくまでその舞台のみの情報で書きたいと思っています。でもこの公演中に発表されたトップコンビ解散・まどかちゃん異動には、どうしたって言及せざるを得ない。現実のお別れと作中のお別れのリンク感がすごくて、余計に切なさが増すなと。作中では再会してずっと一緒にいられるであろうのがまた…。

太后とのシーンは、梅芸みたいに想像で補えなくもないから、あってもなくても良かったのかな。でもアーニャを信じた理由が直感だとわかったり、「俺は人生で初めて褒美をもらった気分だよ」「彼女を認めてくれてありがとう」などなどディミトリの善性を補正しているからあってもいいのかも。

第11場B ホテルの広間

歌っているリリーの後ろからウラドが割り込んできて歌う「ポ・ポ・フ💕」の方が「POPOV!」よりわかりやすいから、梅芸も再演はこっちにしては?やたらとウラドは名字を強調されるけど、何か意味があるのかな。ディミトリなんか名字の話かけらも出てこないのに。ところで記者のあきもさんもかわいいね。

なんて思っていたら、ちょうど昨夜Twitterでそんな話題が!!めっちゃタイムリー!領地なし貴族だとか、皇太后に叙任されたとか、普通にリリーのでまかせ(しかも、リリーに言わせるウラドが仕向けたんではないか、さすが詐欺師)だとか、皆さん考察力高いなぁ。やっぱり当時の制度とかちゃんと調べないとだめだぁ。

「静かに!」「そう!」のドスの効かせ方が天下一品で、再演リリーはかなり人選が難しそう。今劇団にいる人でできそうなのって誰だ?今後出てくる歌うま下級生とか?

最後にウラドがこっちを向いてぺこっとお辞儀する場面は梅芸にはなかったかな。お騒がせしました~ってこと?笑

第12場 ホテルの控室

ナナとアナスタシアの最後の会話。「あのさよならが最後になるなんて想像もできないでしょう?!」と言っていたナナが、別れを悟ってアナスタシアに告げる「私たちはもう二度と離れない」が優しくて辛い。でもここ、梅芸だと「どこにいてもずっと一緒よ」みたいな台詞だった気がするんだけど、気のせいかなぁ。

アーニャのピンクドレスは後ろに(なぜか)ブーケがついていてかわいいね。まどかちゃんはこういうデコルテが出るドレスの方が似合う!絶対!!カフェブレイクを見て、いっそうその思いを深める私であった。

宝塚のはい陛下、本当にひどい男です!より、梅芸のはい陛下、彼はクズです。の方がシンプルに悪口で好き。

第13場 ホテルの大広間

アナスタシアからディミトリに主人公変更ってことで、最後の対決に乱入してきたりしたらどーしよ…と懸念していたがそんなことはなかった!!アーニャは自分の因縁には自分でけりをつける!し、ディミトリは彼女の幸せを願って身を引ける男だった!疑ってすまん!

キキちゃんの流れるネヴァ河リプライズは声量豊かでとても良い。グレブはアーニャがアナスタシアになってしまう以上、「父の仕事=皇族を皆殺しにする」を完遂させなくてはいけない。しかし、思い詰めた表情で銃を向けながら、やっぱり引き金を引くことはできないのだった。崩れ落ちながら私は父の息子にはなれなかった…って言ってるけど、結局アーニャに情をかけてるから立派に父の息子だと思うよ…。

グレブ父は、皇族を皆殺しにできなかったこと、皇族を手にかけてしまったこと、どっちを悔いていたんだろう。「父は自分を蔑んで死んだと母は言った」なら、本当は軍人として守るべき皇族を手にかけたことを後悔した方がわかりやすいかな。だから、自殺したと。

アニメの悪役ラスプーチンは出したらギャグになってしまう。だから代わりに作られたキャラがグレブ(たぶん)。いまいちキャラがボケていることが否めない彼の存在意義は、とにかくこの「君は誰だ」という台詞にかかっていると思います。アナスタシアは主人公アーニャの自分探しの物語で(稲葉先生ごめん)、そこが終着点。皇太后はアーニャをアナスタシアだと認め、ディミトリはアーニャを肯定してくれてしまう。でも最後までグレブは彼女に問いかけ続ける。二段階認証とでもいうか、皇太后とのやりとりで一度自分でもはっきりと信じることができて、なお疑問を突きつけられて、その時初めてアーニャは自分が誰かを高らかに宣言できたのだと思う。だから彼はこの物語にいていいの!OK!なんか、ようやくグレブというキャラクターに自分なりの答えが出せたような。

絞り出すような「あなたがアナスタシアだと信じている…」も良い。しかしこれだけでかい感情を抱えているにも関わらず、グレブが去ってからアーニャが走りだすまでのタイムラグがなさすぎる。いかにアーニャからの思い入れがないかがわかってしまってかわいそう。とことん本命に印象を残せない男…。長い人生を、同志。

第14場 アレクサンドルⅢ世橋

トランクキスあれへんのかい!!!!!(大声)

絶対やると思ってたので、かなりびっくりした。まかまどの身長差でこそやるべき演出だったのでは…?なんで??アーニャからの背伸びキスもかわいいけどさ。

夕暮れの橋の上で、ディミトリを見つけるアーニャ。ディミトリはアーニャは皇太后と暮らしていくと思っているので、わざとつっけんどんに別れの挨拶をするも…。「パレードから俺を見つけても手なんか振るなよ。お辞儀もダメだ。人生を一緒に過ごせない相手に、恋なんかしたくないから」が「手を振っちゃだめだぞ」になっててびっくりした。まかトリは最後まで語気が優しい。ぶっきらぼうさがない!ここの演出はかなり違いが際立っていたように思います。

梅芸…トランクに座っていたディミトリが立ち上がる。「ずっと夢だったの。初めてのキスは、パリで素敵な王子さまとするんだって」「俺は君の王子さまじゃないよ」「さようなら、皇女さま」からの、「皇女アナスタシアは、異議を唱えるでしょう!」。近づいたアーニャがトランクを手に取り、床に置いて乗る。上からディミトリを見つめて「ディマ!」でキス。トランクを持って舞台奥に二人は歩いていく(ウィキッド…)。
宝塚…「ずっと夢だったの。ファーストキスは、パリで素敵なプリンスとするんだって」「俺は君のプリンスじゃないよ」「さようなら、皇女さま」「大皇女アナスタシアは、許しませんよ!」からのアーニャが背伸びしてキス。二人はセンターの橋のたもとで踊り続ける。

橋が実際にあるのとないのでは、だいぶ演出が変わってきますね。そして宝塚はなぜ単語をいちいちカタカナにしたのか。ごめんね…梅芸が親だからいちいちケチをつけてしまって…。

第15場 ホテルの広間/政府事務所/そして…

何回観ても、途中さすがに飽きたかなと思っても、皇太后とアーニャの対話グレブとの対決エンディングは絶対泣いてしまう。皇太后の最後の台詞「それでも!」に万感の思いが込められていて号泣ポイント。それでも、彼女は私のアナスタシアだった、なのかな。

二人がセンターにいる間に、袖から皇太后とグレブが出てくるのは同じだけど、舞台の色合いが全然違うので印象が変わってくる。梅芸は白っぽく光っていた記憶があるけど、宝塚は紫っぽい場面だったような。

梅芸では、アーニャとディミトリは舞台奥で後ろ向きに立っていて、『遠い12月』に合わせて盆が回って正面を向いていた。同じタイミングでロマノフたちが現れて踊り始める。最後舞台上に全員集合して幕。

一方宝塚。二人がセンターで踊り続けていると、次第にロマノフ家の面々だけが橋を渡って現れる。なんとなく、橋を渡って死者たちがやってくると、異界との繋がりみたいなものを表現したいのかな~なんて思ったり。家族写真の構図でシャッターが鳴り、最後はshe walks inのメロディーにあわせて、本が閉じる映像でfin.〆のメロディーにShe walks inが入っているから、梅芸とかなり違う印象。ディミトリの入った家族写真は、きっとアーニャの夢なんだな…。

梅芸は「愛(恋愛)」宝塚は「家族愛」を主題にしているのかな?私は最後ディミトリが写真に写らなくてもいいんじゃないのかな~と思うので(皇室に入るわけじゃないから)、梅芸の方が好きかな~。でも、よりおとぎ話っぽさを強調しているのは宝塚だと思う。

【千秋楽後追記】

結局なんでこんなにアナスタシアに惹かれるのかうまく説明できない…。曲が良くて、ロマンチックなストーリーで、キャラクターが良くてハッピーエンドだから…だとかなりがばがばした判定になってしまうなぁと。散々書いてきたように脚本にもツッコミどころはあるし…。でもやっぱり、主人公アーニャが自分探しの旅を終えて、皇女としてはなく何も持たないディミトリと力強く生きていくことを選び、歴史の表舞台からは消えていくもきっと幸せになるだろう…という幻想的な結末がいいんだろうな!とにかく好きだー!!!

 

第16場 フィナーレA

エメラルド色のずんさん、歌うめ~!!!そして鼻筋がキレイ~!!!とても10分前までヒゲのおじさんだったとは思えません。というか、この準備のために最後はロマノフたちだけなんですよねきっと。ロケットちゃんたちを指し示しながら、銀橋の端でキラッとポーズを決めるところがやっぱりかっこいい。目力ある。

第17場 フィナーレB

このロケット衣装と髪型は素直にかわいいと思うぞ!時々トンチキなやつあるじゃないですか。山吹ひばりちゃんという衝撃。エッめっちゃかわいい…。正直1回しか観れてないけど、すごく印象に残っています。ショーケースが降りてくるみたいな演出も、少ない人数だからできて結構効果的なんじゃないかと!

第18場A フィナーレC

Mypeterburgをあんなにかっこよくアレンジして頂いて、本当に本当にありがとうございます。まさか2パターンもアレンジがあるなんて~!!どっちも神!娘役群舞も男役群舞も大好き!!

エッフェル塔幕の丸い穴からバァーン!と登場する真風さんはねぇ、もうなんかこれぞトップスター!輝き!!という感じでファンの人感涙でしょ。贔屓じゃなくてもこれはもう文句なしにマジでカッコいいです。ららちゃんみねりちゃんが真風さんと絡んでいて嬉しいぞ!そしてカズキソラもきれいだぞ!もう一人のえびさまって方は初めまして。娘役さんの投げキスだのスカートさばきだの見所たくさんなのに、上からは男役がずんずん降りてくるし、なかなか娘役さんだけに集中できないのが辛いところ。

第18場B フィナーレC

まかキキのオタクを殺す気か!!ご本人たちも唯一の絡みの4小節と仰ってましたが(by宝塚グラフ)、ファンにとっても大変ありがたい一瞬です。ほんと秒なのに、肩を寄せあって見つめあって微笑むだけで伝わる信頼感よ…。本当に芝居では絡みがなかったね…。いやなくていいけど…。

この場面をクリアポスターにして売り出しましょう!って言った人、ボーナスもらった方がいいと思う。気がついたら売り切れていた。悲しい。

階段でのキキずんの対象的な表情(笑顔と挑戦的な顔)、毎度どっち見ていいか迷う。銀橋にオラオラしながら来てくれて、「殴り~蹴られ~逃げて~」をあんなにカッコよく決めてくれたらもう言うことないです。アレンジ最高。あれは…音楽的にはどういう種類なの…。後ろはピアノなの…知識がなくて使ってる楽器すらわからん。詳しい人教えてください。ブロードウェイの作曲家も付して拝んでいると思います。CD聞くと1人ものすごい巻き舌でおらついている人がいるけど誰だろう?

第18場C フィナーレC

The Neva flowはキキちゃんを見たいのに、どうしてもずんららを見てしまうよ~!!だって円盤には残らないだろうから~!!ずーっとニコニコしてるららちゃんと、ららちゃんと目線が合わない時まじで「俺の女」みたいな顔してるずんさん。いや誰も取らないから!笑顔からの切り替えにものすごい圧を感じる。顔を首筋に寄せるの、他のカップルもやってるんですか?観てないからわからない…。

個人的には上手側を観ておくと、ずんららもキキちゃんもあきもさんもいい感じに観られるのでそっちばかり観ていました。俺得。でもそうすると下手のみねりちゃんが見えないんだわ…。なぜ人間の目は2つしかないのか…。

第19場 フィナーレD

まかまど解散なんて嘘だろ~!!!鼻ツンは、劇場であっタカニュで観たやつだ…と進研ゼミの面持ちになった。本当に間に合わないことあるんですか?あれ。水色~紫の淡い色のドレスが、円形にふわっと広がるのがものすごくきれい…。一番重い衣装らしいけど(by宝塚グラフ)、全然そんな風に見えない。そしてラストの銀橋でのバックハグ!畳み掛けるような一連のシーンが大好きです。

第20場 グランパレード

パレードめちゃくちゃいいです。絶対泣きます(突然語彙力が失せる)。なんたってアナスタシアは全体的に曲がいいのでね。手拍子も指がちぎれるほどしちゃうってワケ。home,love,family…

総じて今回、フィナーレの出来が死ぬほど良くないですか?スカピン星組のフィナーレも好きなんだけど、それを超えて一番好きかもしれない。

 

なんとなくお察しかもしれませんが、私はもともとそこまでまどかちゃん推しというわけではありませんでした。宝塚箱推しなのでトップコンビは基本みんな好きだし。歌うまだけど、今一つ魅力がピンときていなかった。

でも、アーニャの強さや気品をばっちり見せてくれて、真風ディミトリとの相性もぴったりで(真風さんも今の5人で一番ディミトリが合っている)、今の5組でアナスタシアをやるなら宙組だったんだなぁ…とつくづく思いました。他の4組のアーニャも考えてみたけど、強いていうならさくらちゃんとかかな?くらい。

公演中にいろんな発表があって、宙担の皆さんの心が千々に乱れたことは想像に難くありません。星担の私ですら衝撃を受けたもんな…。まかまど体制の集大成にふさわしい大作だったと思います!円盤とCD買ったよ!これからもたくさん見返すよ!そして、今後も宝塚で長く再演されることを願っています。

でもやっぱ梅芸オタクとして言わせてほしい!梅芸も円盤とCD出してください!!今回の記事も記憶を捻り出しながら書いたけど、結構きつかった。変に曲を分けないで、ちゃんと全員網羅できるやつがほしいな!!!!next timeまでオタクは待っています!!よろしくお願いします!

 

そして、せっかくなので大劇場の公演メニューを。おいしかった。
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アナスタシア大千秋楽の配信チケットまだ買えますよ!!!私はこれから映画館に走ります!皆観てくれよな!

違いを楽しめ!宙組アナスタシア①

明日は宙組アナスタシア大千秋楽!!!!もっと早く書き上げる予定だったけど、ギリ公演中に間に合ったからヨシ!

最初に断っておくと、総じて私は梅芸版アナスタシアのオタクです。いつだって再演をお待ち申し上げている。だけど宝塚も大好きなので、いい感じにやってくれ~!と思っていたら安心と信頼のクオリティですごくいい感じになってました。サンキュー宝塚!!!ありがとう稲葉先生!

せっかくどちらの公演も観ることができたので、違っている点などを挙げて語ってみたいと思います。というか、どうしても梅芸はこうだったな~と考えてしまうので…。宝塚は円盤も出るしいくらでもリピートできるけど、梅芸はそういうわけにも行かず。なんかどんどん記憶が薄れてくるのが悲しくて…。

梅芸4回、宝塚6回観ましたが、それでもうろ覚えなところがあるので、間違ってたらご指摘頂けると嬉しいです~!!!

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ロシアの幕。白鳥。厳かな雰囲気がありますね。

Introduction①王宮の小さな寝室

ファンファーレに合わせて、スクリーンには本が浮かび上がる…。宝塚オリジナルの演出です。薄い幕が上がるとそこにはみねりちゃん~~~!!!すっしぃさん~~~!!!2人が座っているのは梅芸版だとソファーみたいな長椅子だったけど、完璧ベッドですね。みねりちゃんがベッドから足が出ないようにして子供身長を表しているという感想を見て、そういう細部に気づきたいものだと思いました。「私は大皇女アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノフよ!」の言い方とニコニコ笑顔が好きです。宝塚版は「大」皇女にこだわっている様子。

太后がアナスタシアをお気に入りな理由が、かわいいからとかじゃなく「強く、何者も恐れない」なのがいいな。プリンセスってのは強くないとね!!

マリア皇太后の衣装は紫メインではなく薄いクリーム色。パリでアーニャが着るドレスとなんとなーく似ているような。あと、梅芸はLEDで窓に割と明るめの夜空が映っているけど、宝塚は普通に暗かったですね。このせいか結構印象が違う。

Introduction②舞踏会

梅芸版では別の女優さんがアーニャを演じていましたが、お父さんとのダンスの途中みねりちゃんが後方に全力ダッシュでまどかちゃんとチェンジ。アーニャ=アナスタシアをにごす気は全くない。まぁぼかさなくてもお察しなところではありますが。

娘役さんがたくさんの華やかな場面ですが、私の視線はららちゃんアレクセイに釘付け…。びっくりするほどかわいい!!!!!丸くて小さい頭がたまりません。あときれいな鼻筋。横顔天才か?最初膝ついてるのは弟の小ささを表すため?お姉さんたちに混じって踊ってばったり転ぶのは、血友病で病弱だったことを示しているのかな。

梅芸版のボリシェヴィキは映像のみでしたが、宝塚ではボリシェヴィキたちが踊りながらなだれ込んできます。おびえるロマノフ一家の芝居が細かくて、ついついそちらに気を取られがち。アレクセイは潤花ちゃんのマリアとよく絡んでいたような。「坊やって呼ばないで!」ってぷんすかしていた回があったらしい。聞きたかった~!!そういう会話ってやっぱりSS席でしか聞こえないのかなぁ・・・。

混乱の中オルゴールを取りに来たアナスタシアを、1人のボリシェヴィキが横向きに抱き止める形で暗転。この人がグレブの父なんじゃないのかという考察をTwitterでよく見かけました。確かにそれだと、グレブ父がアーニャを逃がしたのでは説や、そもそも皇帝一家暗殺を恥じて自殺した(?)理由づけにもなるような。梅芸版では1人で手を伸ばして暗転だったので、ポーズ自体は同じ。花道から皇太后とリリーが出てきて、皇帝一家が皆殺しにされたことを嘆いてすぐ引っ込みます。その頃スクリーン上ではロマノフ家の家族写真が燃え尽きていく…。これも宝塚オリジナル演出。

第1場A プロローグ(動乱)

これこれ!この最初に一踊り入れるのが宝塚って感じ。曲は流れるネヴァ河のアレンジですね。薄暗かったので、正直群衆の皆さんはあまり見分けがつかず…。複数回を重ねたらあきもさんはわかるようになりました。そして銀橋から出てくる真風さん。初回は全く気づけず、2回目以降はひたすらオケピをガン見していました。注目しておくと、よいしょっと上ってくるお姿がわりとよく見える。この時は帽子をかぶっているためか少年ぽく見えますね。

梅芸版だと詐欺師であってもあまり泥棒ぽくなかったディミトリだが、まかトリはめちゃめちゃ財布をスッている。これは悪い。仲間たちとわちゃわちゃしていると、ずんちゃんウラドが逃げてきて、なぜかウラドとあきもさんを入れ替えて助けてやる。後々「柄にもないことしちゃったよ」と語っている通り、結構かつかつな暮らしをしてそうなディミトリがわざわざ助けてあげたのはイレギュラーだったんだと思う。でもその後悪友たちを差し置いてウラドとコンビを組んでいるから、何かびびっとくるものがあったのかな?哀れ悪友!とにかく2人の馴れ初めが描かれたことで、ユスポフ宮殿でのセリフが説明だけにならないから、ここはいい追加シーンだったんじゃないかと!

ちなみにアナスタシアを観ているうちに、秋音光さんの顔面が完全に好みということが発覚しました。あきもさんあまりに美少年。ボリシェヴィキに布を取られた後、違いますけど?としれっとしてる顔が良い。掴まれているあごがシャープ!もともとイェンの時から気になっていたんですが、つくづく少年顔が好きだな私。

第1場B ネフスキー大通り

キキちゃ~ん!(一斉に上がるオペグラ)軍服がよくお似合いで…。梅芸だとグレブが手を振ったタイミングでLED背景がパッと切り替わってレニングラードになりますが、さすがにそこは手動だった。パンフレットの解説で「グレブの演説を聞いているものは誰もいない」って書かれてるのちょっとかわいそう。若いから威厳が足りないのか?

アナスタシアの脚本の弱いところが集中しているキャラことグレブさんですが、キキグレブは梅芸キャストに比べて若々しい。「どうして急いでるの」と、口調も若干柔らか。悩み多き青年将校~って感じの役作りで、アーニャへの恋心と任務の狭間で揺れてても違和感がない。パンフレットに記載があったけど、ご本人も一目惚れ設定で演じてらっしゃるそう。あの短期間で一目惚れってことは、①シンプルに顔が好み②自分になびかないところが良かったの…?仕事を理由に速攻立ち去られているのに「私は毎日ここにいるから!」と呼び掛ける様がちょっと不憫。そんなこと言われたら来ないって。

というか、梅芸版グレブがイマイチ何がしたいのかわからないんですよね…。どう見てもアーニャよりそこそこ年上なので、恋心とも一概に言えず。かといって父の果たせなかった任務の相手にしては、なんか個人的な思い入れが見えすぎるっていうか。キャリアも長そうで汚い仕事もある程度やってきたんだろうなと思わせるので、もう少し掘り下げが欲しいんだよな~。

場面の感想に戻りますが、宙組さんってまじでコーラスうまいですね。コーラスの宙組とかほんとかよ、と思っていた過去の自分を殴りたい。他人とタコ部屋でぎゅうぎゅう詰め~♪とか、すごく歌詞が聞き取りやすくてノンストレス!

人数の多さを生かした演出も良し。ディミトリを囲んでぐるぐる回ったり、銀橋の上に役者が勢揃いするのはやっぱり迫力がある!次オーブでやる時はいっそ客席降りとかしたらいいんじゃないかと思ったけど、人数足りないかなぁ。なお、まかトリさんは緑のコートにお召し替え。いっきに青年みが増します。

第2場 ユスポフ宮殿の劇場

街の男に「出国許可証が欲しいならディミトリのところに言ってみな(ニュアンス)」と言われ、「ユスポフ宮殿…ディミトリ…!」と呟いて花道を走り去るアーニャ。全体的にまどかアーニャは動きがパワフル。ここも良い追加シーン。梅芸だと突然アーニャが部屋に入ってくるので、ちょっと雑かなと思ってました。それにしても、神々の土地のオタクにユスポフ宮殿という言葉はよく刺さりますね。また…会うのかな…(吐血)

まどーにゃの髪型と衣装は、梅芸(BW)とはまたちょっと系統が違う。おでこ出しと茶色の服のトーンは似てるんだけど。髪型はまどかちゃんのほうがかわいいかな~。梅芸はコートを脱ぐとブラウスとスカート姿になるけど、下はワンピースでしたね。

偽アナスタシアオーディションは、噛み煙草を吐き出す勢いが強すぎて笑った。役が少ないから、こういうところで芝居力を見せていかないといけないんだろうな。

真風さんのための新曲She walks inはここで披露。オリジナル曲を作ってもらえたり、演出も結構変えられたり、すごいことのような気がするけど普通にあることなのかな?まるでバイオリンが突然~♪で本当にバイオリンの旋律が入ってくるところが好きです。あと「空を覆う雲が 消え去り晴れて光るように」のメロディーがとてもドラマチック。これ梅芸にも逆輸入したらいいと思うな。梅芸ディミトリーズにもぜひ歌って欲しい!

ディミトリが「アナスタシアを探すためなら、シベリアだって行く」とまで執着強めなのは、歌詞のとおり久々のでかいもうけ話だからだってことでいいんですよね?別にアナスタシア連れじゃなくても国外脱出はできるけど、出た後の食いぶちがないから?情勢は不安定でも今までロシアでやってこられたなら、無理に国外に出なくてもいいんじゃと思ってしまうので、なんで出たいのかもう少し台詞を追加して欲しい~。あ、でもShe walks inでアナスタシアへの憧憬を表しているってことで説明付くのかなぁ。

アーニャとディミトリのファーストインプレッションは梅芸に負けず劣らず最悪。でも「水とチーズをひとかけ!」って言われて割とでかいチーズを複数持ってきてくれるまかトリは優しい。なおガツガツした食べ方は、梅芸アーニャたちより激しい笑 

まかトリの「アタマおかしいよ」は、直前の「パーリだあー!」のために、いやお前さんの言い方もなかなかトンチキやで…と思っていましたが、なんとペルミからペテルブルグまでって東京から宮古島までと同じ距離らしい。Twitterには有益な情報が転がっている。確かにその距離を徒歩で踏破したと主張されたらヤバいやつだなとは思っちゃいますね。というかその設定は盛り過ぎじゃないか?!よく無事だったねアーニャ…。

まどかちゃんって歌姫タイプではないけど、高音がよく出て聞き取りやすい声だなぁ。宮殿を幻視しているお芝居の表情が好き。

第3場 政府事務所

アルバイトのみねりちゃんを目で追ってました。腰が、腰が細すぎる。あと潤花ちゃんもつい目に入ってくるんだけど、もしかして宝塚と東京でかつらが変わってませんか?宝塚のウェーブショートが好きだったな~。それにしてもせっかく椅子と机を持ってきたのにすぐ持って帰っちゃうのおかしい。ここ梅芸だとどうなってたかな~。

アナスタシアオーディションのお姉さんたち、ハンサムじゃなかったら通報してるって言ってたのに結局通報してるじゃん!!よほどコケにされたのが悔しかったのか。この辺が、知り合いにしてはドライだなあと。通報してもお金にはならなさそうだけど、混乱期のロシアは密告が常だったことを表現してるのかな。

第4場 ユスポフ宮殿

みんな大好きLearn to do itタイム。「皇太后が私を詐欺師って言ったら?」の台詞、やっぱりアーニャもこれって詐欺かも…って意識があったのかなぁ。だとすると、ディミトリを後で責めるのはどうなんだ。

まどかちゃんのバチコンウィンクがとってもかわいい!娘役のウィンクを浴びることでしか摂取できない特殊な栄養素がある。あと梅芸と違って、野郎どもではなく自分でハッ!て掛け声を入れるのもいいな。しかし早口言葉のところは、誰が歌ってても噛まないかやっぱりドキドキしてしまう。

その前にダンスを~♪で2人が踊るシーンはだいぶ変わっていた。梅芸ではディミトリが(たぶん)うっかり足を踏み、怒ったアーニャが思いきり踏み返して一触即発の雰囲気になるところ(グレブが「アーニャ~」と仲裁する)。あれ、順番逆だったかも?でもまどかアーニャは転んでも素直に謝るし、なんならえへへって汗かいてる感じだし、まかトリは足を踏まれても「~っ!…(はぁやれやれ)」って許してあげる。2人ともかなり丸くなっている!!というか、まかトリが大人。ここはトップスターをかっこよく見せるための改変なのかなぁ。黒板に頭をぶつけたりもしなかったし…。ダンスシーンは2人が楽しそうで、観ていて幸せ。

「私ができれば♪」のまどかアーニャの声が思ったより低くてびっくり。裾をつまんでぴょんぴょんする姿がかわいい!!!!後ろで鳴ってるのはピッコロ的な楽器なんだろうか。アーニャはとにかく元気でへこたれないのがいい。

「ロシア語で話せよ!平民のために」の後、ディミトリがコートを羽織って「ありったけの残り物を売りさばく。もしくはそこらじゅうの人のポケットから頂いてもいい…」と一人ごちて出ていくシーンが追加されてます。まぁ確かに2人ともお世辞にもお金持ってなさそうだもんね。今まではかなりその日暮らしだったのかな。ところでウラドはスリはしないのね。詐欺専門なのか。

第5場A ネフスキー大通り 

宝塚版の追加シーン。ペテルブルグの噂のアレンジに合わせ、ディミトリが夜の街で決意のスリ行為を働きまくる!夢を叶えるには金がいる、ってまぁその通りなんだけど、あんたキリリとした顔でやってることは犯罪だよ!!!!と毎回思ってしまう。やればできるのフレーズをここで使うのはどうかなぁ?でも、梅芸に比べて悪だせアピールにはなるかなぁ。

「あんな良い女優を手に入れたんだ!」のセリフは、この時はアーニャを駒としか見ていないことを示すのによかったと思うので、梅芸再演の折はどこかに入れてほしい~。

第5場B 政府事務所

キキちゃんのアドリブシーン。私が観たときはシェー!、刀が刺さって苦しむ姿、親指取れちゃった、肩外れちゃった、東京宝塚劇場公演のチケットを電話予約などでした。どんだけ変なことをしても笑わないまどかちゃんと部下、ウケないとなるとスンッと押し黙ってシリアスに移行するキキちゃん、大変だろうな。梅芸グレブたちは笑っていいのかよくわからん小ボケだったので、振り切って笑いを取りに行く方が分かりやすくていいのかな?世界観を壊さない程度にお願いします。

流れるネヴァ河は声量豊かで良い…んだけど、やっぱりグレブ父とグレブの気持ちが分かりにくい。父はボリシェヴィキとして皇帝一家銃殺の命を受けた。そして実行したが、己を恥じて死んだ。つまり自殺?もともとは皇族を守る側だったのに、裏切ったのが耐えられなかったのかな。それとも、良心の呵責でアナスタシアだけを見逃してしまったことを恥じた?その辺もう少し説明してくれ~。

少年グレブは銃声を聞いた。直接見てはいないけど殺害現場の近くにいたから生き残りはいないと思っていて、偽アナスタシアが許せない。単に現体制下で皇族が生きていたら困るし、父の仕事が不完全だと思われたくないから…と解釈しました。後のシーンで「父の仕事を完遂させろ」みたいなことを言われているので、グレブ父の死は上層部には知れ渡っているけど、その息子と言われつつ実力でのしあがって来たのかな~。

アナスタシア脚本の良くないところはセリフを途中で切りがちなところなんですが、グレブも君の瞳は…って言いかけたなら、最後まで言ってほしい!!!なんなんだ、ロマノフ朝独自の青い瞳だとでも言うのか。少なくとも日本の観客には…わからない!勉強するけど!!

そして「君は私の運命か」は邂逅2回目とは思えぬ激重セリフだが、全くアーニャに伝わらないのがかわいそう。怖がられてるより嫌われてる感じが半端ない。一応内心で大葛藤しているのだから、もうちょい自分の気持ちを吐露してほしいところである。守りたいの?消したいの?

第6場 ネヴァ湖畔の公園

酔っぱらいたちの歌詞が宝塚版でようやく聞き取れた~!「ロマノフは死に絶えた 今はウォッカ飲んでるさ 地獄で!(爆笑)」ね!めちゃくちゃひどい!まぁでも「ロマノフは全てを与えられ、何も与えなかった」から庶民からしたらついにくたばったぜ~!となってもむべなるかな。グレブは「ロマノフは潰えた」って歌うけど、酔っぱらいは下品な言葉遣いってことなの?しかしべろべろでもあきもさんは素敵だ。

海宝ディミトリがよわよわだったことはつとに有名(局所的に)でしたが、まかトリはさすがの身のこなし!正直イケメンが隠せない。よっ!ペテルブルグのプリンス!伊達に戦い慣れしてません。なおまどかアーニャは想像通り強い。当時のロシアで女性の一人旅ってリアリティーがあるのかわからないけど、ものすごく危険なはずだから強くならざるを得ないよね。

アーニャが振り回していた棒は、ディミトリが受け取って火にくべるのではなくその辺のベンチ脇に放置。曲に入る前の「誰があなたを育てたの?」への答えは「誰も!勝手にでかくなった!」から「ずっと一人でやってきた」へ変更。やはり少年ぽさより青年ぽさが増している。まぁ確かに設定は30ちょい前くらいのはずだから青年でいいっちゃいいんだけどね。

ここは作中一番好きな場面なのですが、ちょっと期待値が高すぎたかも…。いや曲は変わらずいいんですが。そしてディミトリをキラキラした目で見つめるアーニャはとってもかわいいんですが。空の色がピンク~紫なのはやめちゃったのね。梅芸版ではパンフレット表紙にもなってたし、象徴的な色だなと思ってたんだけど。いくら夕方~夜とはいえ、宝塚版はなんか暗いよ!そしてMypeterburgの高音ロングトーンはないのか~!聞きたかった…!真風さん出そうとすれば普通に出るんじゃないか??なぜやめた?あと、この曲めちゃくちゃ好きなので、いつか贔屓に戯れに歌ってみて欲しい…。無理だと思うけど頼んます…。

梅芸との相違としては「ようこそ俺のペテルブルグへ!」の台詞が追加され、最後アーニャが鞄を渡してあげる演出はなくなってたかな。

宝塚版だと後ろでカップルたちが踊ってくれるから目が足りない。みねりちゃんが出てくるので嬉しい。でも正直2人だけの場面にしておいて欲しかったかも。だって恐らく2人が初めてお互いの過去を思い合って、心が通い始める場面じゃないっすか…。「私たち2人とも、家族がいないって訳ね」「君はまだわからないだろ」のくだり、確実に今までとはテンションが違うもんね。

第7場 ネヴァ湖畔

君の家族のことをもっと教えて、と促されて喋り始めるも、突然「あなたが思うほど私は強くないわ!」と叫ぶアーニャ。ここはちょっと唐突に感じる。彼女自身は切れ切れの記憶はあるものの、恐らくまだ自分を完全にアナスタシアだとは信じきれていない。まぁそりゃそうだ。自分でもパリで誰かが私を待ってる、きっと思い出すいつかって歌ったり、詐欺師2人には君は本物!思い出せるよ!と言われたり、グレブに「君の目は…」とか限りなく匂わされてはいるものの確証はない。辛いだろうな~とは思うものの、ちょっと説明が欲しい。「私は本当にアナスタシアなの?わからない!自信がないの」とか?

ご褒美のオルゴールを渡される時、梅芸では最初手のひらをグーにして差し出してディミトリがやれやれ強情だな…ってなっていた気がするけど、記憶の捏造かも。遠い12月に合わせてロマノフたちが出てくると、ディミトリも彼女の記憶に迷い混む…。梅芸だと「アーニャ?」のあとフェードアウトしていたような。

このオルゴールが偶然ディミトリを介してアーニャの手に渡り、最後は皇太后との再会の後押しになる…のはとてもロマンチックだと思うのですが、ちょっとご都合主義なのは否めないかも。アニメ版の「パリで会いましょう」と書かれた鍵、それでしか開かないオルゴールの方が特別感ないかなぁ。でも皇太后謹製の一点ものだろうし、中の歌もオリジナルなんだろうな、きっと。歌詞を知っているのは2人だけだったんだと思いたい。

どんどん国境が封鎖されてる、お金はあとどのくらい?と尋ねるアーニャに、実はまだ全然足りないから、他の誰かを頼った方がいいと告げるディミトリ。いくらなのか金額を明示してくれた方が観客にはわかりやすいかも。どう考えても自分が稼いだお金を「あなたのお金なんかいらない!!」と叫ぶアーニャはやはり強情だし、わりと短気で勢い任せなところがあるなと。でもディミトリも「今謝っただろ!」じゃケンカになるだけだから、もっと他の誰かを紹介してあげるとかしようよ。アーニャのお金を返したんじゃなくて自分の分も渡してるんならこの台詞には納得できるけども。この時点で「君は行くべきだ」と言っているので、アーニャが本当にアナスタシアだと信じ始めているのかな。

ところで、やたら伏線ぽい「訳ありな赤子の下着に縫い付けられたダイヤモンドに気がついたけどガメずに取っておいてくれた看護婦」は何者だったんだ。いい人過ぎるだろう。Twitterではグレブ父の差し金説を見ましたが。グレブ父、情報がなさすぎて妄想をねじ込むのにちょうど良い立ち位置。

まかトリの「ダイヤモンドぉ~!?!」はなかなかクセになる言い回しだなぁ。それを受けたずんさんの「なんじゃこりゃ~!!!?!」もどんどんアドリブが進化していって、長期間公演ならではの楽しさがありました。なおディミトリの「パリ、ホテルの部屋、バスタブ!」にロンロンの「シンガポール、夜景、デートスポット!!」を思い出すなど。

梅芸で謎だった「君が女の子じゃなかったら…」の続きは「俺はそうするぞ~!」でした。女の子じゃなかったらお金持ち逃げするんかい!!笑 いや反語なのはわかるんですが、もうちょいわかりやすい言い回しにできないかな~。

第8場 サンクトペテルブルクの駅

電車のセットが素晴らしい!!LEDだけじゃなく装置との組み合わせで、かなり奥行きを感じました。本当に駅にいるような臨場感と、盆を使った演出が良い。梅芸のスケスケトレイン+映像が好きだったのでどう再現するのかなーと思ってたら、また全然違う感じで攻めてきたな~。列車が縦長なので、座席感がすごくありますね。りんきらさんはあまり知らなかったけど、声が朗々としていて迫力あった。イポリトフ伯爵は名ありキャラなのに出番が一瞬過ぎて、もう少しロシアの現状を喋らせたり「彼はフランスに亡命するつもりなんだろう」みたいな台詞を足しても良いと思う。アーニャ=アナスタシアに気づいた貴族なのに、ちょっともったいない。この出会いを受けて、アーニャは車中で私はアナスタシアよ!って自称してみようと思ったのかなぁ。

「我がふるさとに愛を」の順番はアーニャとディミトリが逆転していたかな。ところで宝塚でアカペラって珍しい気がしますが、そんなことない?

第9場 列車のコンパートメント

ちょっと子犬のように飛びはねおじさんのインパクトが強すぎて、梅芸の歌詞があんまり思い出せない笑

梅芸ほど背景が動かないかと思ったら、宝塚も動く動く!ちゃんと電車に合わせて角度も変わる!そして電車が広い分生徒さんの動きがはっきり見えて良いかも。うろ覚えの歌詞は以下の通り。

梅「ちょっと老けたけれど シワも(白髪?)増えたけれど」

「年こそ重ねたけれど 魅力も増えたと言われるし」

宝「白髪も増えた でも関係ない」

梅「これが最後のチャンス」

宝「このチャンスしかない」

宝「ここから始めよう」

梅「新たな旅立ちだ」

子犬のように飛びはねおじさんを、若者2人が「なんやこいつ…」と非常にしらけた顔で見ている様子がばっちりライビュで抜かれていて笑いました。あそこ、どうしてもおじさんに着目してしまうからなかなか気づけない。

梅トレインだと席に立っちゃうお行儀の悪いディミトリが見られたけど、まかトリはちゃんと座ってるし、窓からちょっと顔を出すだけなので躾が行き届いている。あと、今更だけどまかトリは帽子をかぶらない。ウラドもモフモフ帽子をかぶらない笑 観客たちも曲に合わせて一緒に揺れているのがかわいい。グレイヘアのマダムなららちゃんがまどかちゃんと一緒に嬉しそうなのが眼福。そして、初見では絶対気づけないソラカズキ!こんなにもさもさしてるのに2幕では…という振れ幅がすごい。なんかヒモ男って設定を見たんだけどほんとですか?

イポリトフ伯爵が撃たれた後、電車から飛び降りようとする3人を周りの人たちが止めようとして「危ないからやめなさい」みたいな台詞を言っていたらしい。そういうマイクに入らない会話聞きたい~!歌劇とかに載ってるかな?宙組でジャーンプ!と言われると「お前は~跳べる~」と歌いたくなってしまいますね(にわか)

公演ポスターは、この汽車から降りて徒歩でパリに向かっているところなのでは?という説を強く推したい。

第10場 政府事務所/様々な場所

確かに様々な場所だけども!笑 わちゃわちゃ踊るボリシェヴィキたちは追手なの?グレブだけが単独でアナスタシアを追っかけているはずなんだけど。そもそも根本的に、偽アナスタシア捕獲作戦にしては人員が足りてなさすぎる気がする。新政府側からしたらそんなに重要視していない案件なのかな。でもロマノフに関する噂話ならなんでも集めているくらいだしなぁ。その割に銃一つで何とかしてこいやという雑さがある。役職持ちなんだから、アシスタントを一人くらいつけてあげてください。ここをもっと説明してくれないと、グレブが使いっぱしりみたいに見えちゃうよ。

「急げアナスタシア~♪時間がない」の背景はやっぱり地図の方が良かったな~!遠くに来ました感が欲しい。実際、日数にするとどのくらいかかるのかな。直後の「あの命は お前次第だ」の言い方がどうにも気になってしまう。それにしても、アナスタシアじゃなかったらロシアに連れ帰って見せしめに処刑/アナスタシアなら父の仕事を完遂させろ(パリで殺せ)なの、さほど違いのないご提案では…?

第11場 田舎町

ほぼパリだと思っていたけれど、あそこは田舎町なのかそうか…。「ロシアみたいだ」「フランスなんだよ」のやり取りはアメリカン…なのかな?笑いは起きてました。ちびウラドのアドリブはいつも面白かった!でも放り投げられたり、放置されたり不憫。あと、突然運転手が出てくるのはやや唐突。「車に乗せてもらって楽できたな!」とかウラドあたり言ってくれそうでは?

ウラドの「彼女がアナスタシアだったら、お前は寂しくなるな(ニュアンス)」に対し「(どうして寂しくなるんだよ、)意味がわからないよ」と返すディミトリ。計画が成功すれば、もう彼女に会えなくなってしまう。梅芸ディミトリたちは自分の気持ちに自覚がある/ないが人それぞれに感じたけれど、まかトリは若干気づいてそうだったな。でもまだそこまで強い感情じゃないから認めたくない、そんな感じ。

ウラドは2幕で2人のロマンスは想定外だった~やっちゃったな~と歌うのですが、この時点では人生の先輩としてなんやかんやディミトリを心配しているのかな。恋が成就するかはともかく、傷ついたらかわいそう的な?相棒の割に、最後はあっさり別れるドライさがある2人だと思うのですが、意外と情がある。

宝塚版はディミトリ主人公ではあるものの、やはりこの物語の主役はアーニャなのはどうしようもない。それを踏まえるとJourney to the pastはぶっちゃけソロ、もしくはアーニャ比重もっと重めにして欲しかった気はする。あれはあくまでもアーニャの歌なので…。でも宝塚だから仕方ないか。訳詞はさほど無理なく宝塚ナイズされていたように思います。ところで最後、キキちゃん草むらから飛び出してくる必要あった???笑 ここでも背景は紫ではなく陽射しの色(うろ覚え)。あの色は使っちゃダメだったのかな?

 

なんだか梅芸と宝塚の比較というより、脚本全体へのツッコミ感想になっちゃった。好きだから辛口になるのか、辛口に書けないとべた褒めしてるだけみたいで嫌なのか…。2幕は次の記事で!

ここまで読んでくださった方は、ぜひぜひ明日の千秋楽ライビュorライブ配信を観てください💕まだ間に合うぞ!

 

2020年現場まとめ

(とっくの昔に)あけましておめでとうございま~す!あっという間に2021年になってしまった~!!!今年はコンスタントな更新を心がけたいものです。とりあえず去年観劇したものをまとめつつ、個別の感想はおいおい書いていこうと思います。 特に宙アナスタシアは絶対感想書くぞ…!!!

El Japón -イスパニアのサムライ-/アクアヴィーテ!!(東京)

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ご縁があって、貸し切り公演の1列目で観ることができました。一年の運を使い果たした感ある。真風さんと乾杯(お散歩の方ではないシンプル客席降り)できたので、グラス大事にします。

しかしこのポスターめっちゃ詐欺じゃないですか?笑 蓋を開けたらマカロニウエスタンどころかとんだトンチキチャンバラミュージカルであった。アレハンドロさはまだいい。ずっと帽子被ってたから。おいにっちゃ、その帽子いつかぶってたか言ってみな!!!(天下の真風涼帆様に向かって)

ここで天彩峰里ちゃんを知る。はるちゃんがかわいすぎた。

フランケンシュタイン

加藤和樹を観に行ったはずが、まさかの音月桂にはまった回。「あのえらく歌のうまい女優さん気になる…」と思ったら元トップスターだったので、終演後すごい勢いでけいみみについて調べ倒し、桂さんの写真集も買っちゃった(美海ちゃんの素敵なラブレターが載ってるやつ)。やはり少年顔のジェンヌが好き…。

シャボン玉とんだ宇宙までとんだ

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超よかった…。歌うまい人しかいなかった。ストーリーがかなり予想外の方向に飛んでいくので、かなり引き込まれかつ胃が痛くなった。思ったよりしんどいラブ(ばかでかい感情)ストーリーだよこれ。そして咲妃みゆって天才じゃん…。見てよ今の私たちは~♪のジャンプ力、笑ってしまうくらいすごかった。あと吉野圭吾さんがあんなにかっこいいってしらなかった。私のなかでは永遠のアルトワ伯様なので…。

KING OF PRISM SUPER LIVE

好きなんですキンプリ。こんなに素敵にイカれたアニメはなかなかありません。常に全力でトンチキ面白いことが起きているが、結局何が起こっているのか観客にはサッパリわからないが勢いでついていける…というキレキレ具合が宝塚のショーに似ていると思っています。観たら元気が出るのも一緒。

2年ぶりの声優さんライブということで現地マチソワしたものの、マチネの段階で「コンテンツの終わり」をビシバシ感じてお通夜みたいな気持ちになりました。MCとかトークタイム全然なくて次から次へ歌って終わりだし、恒例次回への匂わせが全くなかったから…。正直泣きかけました。でもソワレでずんたさんが「(続編を)22世紀まで待ってられるかー!」と叫んでくれたことで本当に救われた。本当にね、こちとら22世紀まで死ねないけど生きられないんですわ!早く作って!!!

ドリームガールズ

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4人目、すごく不憫なのに腐らず偉いなー!って思って観てた。海外ミュージカルあるあるの、そこそこ素行が悪いから擁護するのが難しい主人公だった。曲は好きだけどはまれなかった…。

眩耀の谷 ~舞い降りた新星~/Ray -星の光線-(宝塚)

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初ムラ!何もかもが楽しかった~!!テーマパークばりにワクワクしました。殿堂でシャンシャン持って写真を撮ったり、食聖の小道具を観られたこと忘れません。瀬央うちわ…。何度でも言うけど、有沙瞳天女の舞台写真を売ってくれ~!!!芝居の脚本にはあまり満足感が得られなかったけれど(正直65点くらい)、贔屓がトップスターとして光り輝いていたので、本拠地で観られて本当に良かったなぁ。あと黒髪の瀬央さんに赤チャイナはやばいです。

ラヴ・レターズ

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またちょっとクズっぽい男をやっていますね和樹さん…。そんなに多くないはずなのになぜかそういうイメージがある。幼馴染みのうまく行かない恋愛模様という触れ込みだったものの、想像以上にどろどろしていたな?!幼少期のアンディはアホかわいいラブレターを贈ったりして微笑ましいのに…大人になったらお前、お前…。引き込まれる話であったのは確か。パンフレット掲載は次回公演とのことなんだけど、もう一度行くかは悩ましいな~。キャストによっては観たいなぁ。

天保十二年のシェイクスピア

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浦井健治かっけ~~~というシンプルな感想。客席を割って登場してきたシーンが今もかなりはっきり思い出せます。普段のぽわぽわぶりは鳴りを潜め、荒々しくも精悍な若者がそこにはいました。お芝居は王次がかなり早く退場してしまうのが驚き!高橋一生演じる三勢次の悪事もかなり度を越しておりそれもまた驚き。

アナスタシア

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圧倒的今年のマイベスト。楽曲がどれも本当に大好き!ディミトリの3キャストが自分達のライブで『My Peterburg』を歌ってくれたりしたので、演者さんにも意味深い作品になったと思いたい。観劇が厳しくなってきた時期に、幸せを与えてくれたミュージカルでした。こんなにはまるとは我ながら驚き。梅芸版の再演は近々あるって信じてる!!極力同じキャストでまた観たいです!!

★劇場4回

ONCE  UPON A TIME IN AMERICAf:id:MyPetersburg:20200607205632j:image

ちょうど東京公演が休演に入る直前の回だった。緞帳が降りないのでどうしたのかと思ったらご挨拶が始まって、本当に驚きました。観れたのは本当に奇跡だった。トップコンビはスターアングルがあると思って、ずっと咲ちゃんを観てしまった。男役群舞カッコよかった~!射殺すような鋭い目付きが好き~!!!ちなみに両親のヅカデビュー日でした。初観劇が雪組だなんてついてるぞ!

いつか(限定配信)

劇場で観損ねていたので、ありがたく配信を観ました。曲がよかった!話が思ってたよりしんどかった!テルの最後の選択はめちゃくちゃ賛否両論だろうな。こちらを先に観ておけば内海くんのことを知った状態でアナスタシア観れたななどと思ったり。

私の頭の中の消しゴム(限定配信)

加藤和樹しんどい。いつも幸せになれない!序盤の生駒ちゃんとのツンデレ掛け合いがかわいいよ。

「なんかこんなの素敵!」かわい~~~

「ラーメンでいいよ」もかわい~~~

「そんなの、楽しかった!」もかわい~~~

手作りチョコに震える加藤和樹めっちゃかわい~~~

「こんなので私が喜ぶと思ったら、大正解よ!」もうめっちゃかわい~~~

わかってはいたが終盤本当につらい。涙声になる薫…わからなくて焦るところとか。かずやさん、って呼び続けられるのきついよなぁ。「初めまして」はさらにきっつ~~~。和樹さん、焦燥する演技がなんてお上手なの。あれ、なんかいつも焦燥してるような…。ラストは希望と取るのかはっきりと絶望と捉えていいのか難しいところですね。

井上芳雄 by MYSELF」オンライン・スタジオライブ(配信)

YouTubeでの視聴は珍しいスタイルだったな~。好きな人が最近冷たいんです、と好きな人(芳雄さん)に相談する浦井健治という訳のわからんものを観られて楽しかった。わかってやっているのか?

浦井健治Dressing Room Live at Streaming+(配信)

伊礼彼方にも愛される浦井健治!愛され力高ぇ~!楽しかったので追いチケしてマチソワにしてしまいました笑 確か王家の紋章再演が発表された頃で、浦井くんがポロリをしないか人々が心配していたような。

Precious moment 朝夏まなと×浦井健治(配信)

歌より何より、即興ショートコントミュージカル『サザエさん』が面白かったことはよく覚えている笑 芝居がかった演技が上手い二人だな~。陽×陽の組み合わせで常にハイテンション。司会の平方さんはお疲れ様でした!この企画、発表された時メンツが豪華ですごく嬉しかった記憶がある。

Precious moment 加藤和樹×柿沢勇人(配信)

これ途中までしか聴けなくて悔しかったー。かきかずだとどうしてもフランケンシュタインメインになりますが、私フランケンあんまりハマれなかったんだよね…。なのでロミジュリのトークが聞けて良かった!和樹さんが出てた頃のロミジュリの映像が欲しいよぉ。配信だと劇場ほど拘束力がないから集中するのが難しいなと思い始めた頃。ほんとはエル+Wエメット回も観るはずだったのに、時間間違えて撃沈した。キューティ観たいよ~!

リーディングシアター「緋色の研究」(配信)

矢崎広ホームズ×相葉裕樹ワトソンの組み合わせ。矢崎ホームズの理知的な変人ぶりと、苦労人相葉ワトソンの掛け合いに名コンビ感を感じました。話は知ってるはずなのに全然犯人を思い出せなくて、普通に謎解きを楽しんでいた…。配信時間ぎりぎりに観終わって、すごく焦った思い出。

Tohoミュージカルラボ (配信)

海宝くん出てる!と思って視聴したけど、Happily Ever Afterがすごく好きだった~!いつかライブで聞きたいな。いつになく早めに感想を書いてしまった。

THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE

久しぶりに劇場に行けて、とっても幸せだった。歌割にはめちゃめちゃ文句を言いたいけど、和樹さんのロナンがまた観れたからヨシ!

★劇場2回、配信3回

眩耀の谷 ~舞い降りた新星~/Ray -星の光線-(東京)f:id:MyPetersburg:20210110003756j:image

東京公演は、とにかく幕が開いて本当に本当によかった!!!!脚本イマイチ~と思っているにも関わらず、涙腺が壊れたのかひたすら泣きながら観ているやばい奴になっていた。贔屓のお披露目公演だったのに、2階席でしか観られなかったのが心残り…!

★劇場2回、配信1回

THE MUSICAL BOX

平方元基さん回に行きました。万理生さんとのトークいじられキャラ全開でとってもかわいかったけど、もう少し歌が多い方が嬉しかったです!!!なんとなく元基さんは相葉くんと同じ匂いを感じるぞ。星組とのマチソワでちょっと疲れてしまい、体力の衰えを感じた夏。

スペシャトーク&ソングイベント “ダディトーク

ダディ・ロング・レッグスはチケット取れないだろ…と思っていたら本当~~~にチケットが取れなかったので、イベント配信が嬉しかったですね。あれキャストのファンクラブ先行とかじゃないととれないのでは???一般全く取れる気がしません。

チャリティー、幸せの秘密、マイ・マンハッタンの3曲も芝居つきで見せてもらえて豪華~!とにかくマイ・マンハッタンが気に入りました。でも今出ているCDには入ってないんだよね。英語版を聞いたけど何かしっくり来ず…。新演出版のCD出して欲しい!!!芳雄さんの「このトランクがね、真綾を転ばすんですよ」って言い方がすごくツボで今でも覚えている。ずっと躊躇していたけど、ついにDVDを買いました!たくさん観るぞ~!

海宝直人 舞台芸能活動25周年記念コンサート

セトリのド頭が全力『MyPeterburg』で爆泣き。一番聴きたかった曲を速攻聴かせてくれる海宝直人マジありがとう…。ご本人も「3回しかできなかったけどいい作品」とおっしゃっていたので、ぜひまたやってね。イントゥザウッズの巨人の歌もメロディーが好みだったし、海宝くんのコンサートは選曲が結構幅広いのでいつも新しい発見がある。ヨゾラノムコウもとっても良かった。まさかの生誕の瞬間とか、少年~青年期への変遷とか、結婚披露宴でもなかなか見せてもらえないような量の海宝家ヒストリーを見せて頂けました笑 市川、横浜、青年館と3回も行ってしまった。だってWOWOWで放送あるかわからないし…。

★劇場3回

NOW ZOOM ME!!(ライビュ)

面白かったぁ~!欲を言えばミュージカルの名曲をもっと歌ってほしかった。リクエストコーナーもう少し長くても良くない??パロディは雪組作品をたくさん観ていたのでクスクス笑えて面白かった。またの名をエリック源太!一番好きな場面はやっぱり一幕ラストの黒燕尾ですね。アカツキ、覚えたぞ…。

井上芳雄 The Amazing 3(配信)

芳雄さん×海宝さん×相葉さん回を視聴。何度も言われていたけど、このメンツでトークだけって新しい試みだな~!?趣旨から逸れるけど歌って欲しかった~!!!

ばっちは基本ネガティブなんだね笑 3人のLINEグループが生きていることを願います。イメージと違ってややびっくり。海宝さんは突き抜け方がなんとなく万里生さんと似ている気がするので、海宝×田代回と平方×相葉回があると、なんとなく似ている雰囲気になりそうな。

芳雄さんの感想、暖かくて好き…。

ローマの休日

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いや私の推しかっこよすぎません????円盤は無理でもCD出してもらえませんか?????頼む!!!!

和樹さん、スカウトなのかオーディションなのかわからないけど、とにかく出てくれてありがとうございます。楽しそうに踊る姿も、街中をこそこそ移動するコミカルな動きも、最後王女がいなくなった席を見つめてから去る姿も、最高にカッコよかったです!!あとスーツ素敵です!『それが人生が』の音源PVにもないのはどうして…。どこにも残らないの間違ってると思います…。加藤×朝夏2回、平方×土屋1回観ました。まぁ様のお腕が長くて毎度新鮮に驚く。個別の感想書きます!

★劇場3回

はいからさんが通る(東京)f:id:MyPetersburg:20210111002537j:image

大正浪漫恋歌が大好き!!!ラスサビはどうしたって泣いてしまう。生で観る花組のビジュアル力強い~。音くり寿ちゃんのエトワールが最強でした。パレードの音源買おうかな…。原作好きな友人をデビューさせたのが楽しかった。

★劇場2回

ビリー・エリオット

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今年のベスト3に入る衝撃。アングリーダンスでボロボロに泣きました。子役で泣かせるのはちょっとねーなんて斜に構えていましたが、役者の才能がビリーの才能に完璧な説得力を与えていて、素晴らしかった。大人たちも苦しい役どころが多くて刺さりました。お父さんがスト破りするの、観ていてとても辛い。最後皆で炭鉱に戻っていくのも。炭鉱夫たちは負けたけど、守れたものはある…。方言はちょっと笑っちゃうから、演出どうにかならないかなぁ。

海宝直人 舞台芸能活動25周年記念スペシャルコンサート『Break a leg!』with オーケストラ・アンサンブル金沢 

遅刻して冒頭聞けなかったの本当に悔しいから、WOWOWさん放送してください…。来たときちょうど日差しのなかへでした。海宝さん×オーケストラ×ディズニーは強い。Defying Gravity聴けました。感無量。あとゲッセマネは初めて聞いたんだけど、あんなに肺活量が必要なヤバい曲があるだろうか。歌詞とかメロディーはちっとも思い出せないのに、ヤバかったことだけ覚えている。

35MM:A MUSICAL EXHIBITION

ソングサイクルミュージカルは苦手かもしれない。トータルのストーリーがない上に歌詞が聞き取れなくてとにかくストレスだったんだけど、TLを追う限りアクトシアターって音響微妙なんですね?!歌唱力に定評のあるメンツのはずなのに、成河さんがいなかったらだいぶ苦しかった印象。

今まで歌を聞くのが好きだからミュージカルが好きなんだと思ってたけど、私はストーリーがあっての歌が好きだったんだな…。全然話に乗れなかったから、途中からこれは宝塚のショーだと思うようにしていた。ハッピーにしてあげる♪とかキャレリー♪とか細切れに思い出せるのに、どれが一番良かったかなぁ?印象深いのはダンドイ舞莉花さん。歌うっま~!内海くんとのデュエット良かったなぁ。

いつか(コンサート)

神田明神ホール初めて行ったな。席がちょうど内海くんの立ち位置の延長線上だったので、とりあえずひたすら見つめていたらカテコで目線をもらえた…と思っておく。そういう時の目線のやり場、皆どうしてるんですか?天文学者になりたかったの歌かわいかった!話の筋は補強してもらえるけど、コンサートなのではっきりとはわからない感じ。これは観てから行ってよかった。終盤のナンバーはやっぱりどれも重いですね。『いつか』が好きなので、生で聴けて嬉しかった~!普段よく観るのは藤岡さん内海くんだけど、キャスト全員歌がうまくて、普段何に出ていらっしゃるのか気になりました。そういえば藤岡さんが一回出とちってました笑

WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-/ピガール狂騒曲(東京)f:id:MyPetersburg:20210102010447j:image

ウェルタカは正直眠かったですごめんなさい!!歌詞…歌詞がないと寝る…。私にとってショーとはトンチキソングがあってこそなんだな…と実感しました。ピガールは月組子さんたちの芸達者ぶりが光って個々のお芝居はとっても面白かったんだけど、「ガブリエルは顔だけ同じで全然性格の違うヴィクトールの相手役に据えるくらいなら、ジャンヌ/ジャックとくっついてほしかった」「最後のジャンヌのセリフを女言葉に言い換えさせたのが強烈な違和感」というモヤモヤが残りました。脚本~!!!令和だよ~!!!

エル・アルコン-鷹-/Ray -星の光線-

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贔屓がクズ役をやると、さすがに役としては応援できないという学びを得る笑 ティリアンは何も裁かれずにうまくいっちゃうのか?!とハラハラ。七つの海、七つの空で終わるのかと思っちゃった。勧善懲悪ものでよかった…。同行の友人は「悪いやつすぎるけどかっこいいから許す!」とのことで、人それぞれ。ショーは追加場面がことごとく良く、特にひっとんの歌唱力が急成長を見せていて、俺たちのトップ娘役…!!と勝手に感動しました。羽扇持って踊るシーン好きで~す!円盤はよ!

アナスタシア(宝塚)

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梅芸版が好きなので、めちゃ改変されたらどうしよ…と思っていたのだけど、綺麗に宝塚ナイズされていた!フィナーレのMypeterburgアレンジが良すぎたので毎回しとどに泣く。宝塚版を観たことで、アーニャがアナスタシアであるかは、本当にそうかということより、信じることに意味があるのかなと思うようになりました。遠征2日で3回観たけど、たぶん円盤買っちゃうな…。でも梅芸の記憶がだんだん曖昧になってきてるから、上書きされちゃうのは嫌だな…。

★劇場2回、ライビュ1回

The Musical Day ~Heart to Heart~(配信)

メンツが豪華~!!芳雄さんのI Got Rhythm聴けると思わなかった。エマちゃんの司会、テキパキしててすごく良いのでまたビシバシやってほしい笑 身内だけのイベントってグダグダしがちな気がするので…。次に繋げるという意気込みを感じたので、また配信があれば観たいな~。

ピーター&ザ・スターキャッチャー

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今年の観劇納め!児童文学原作ということで見て参りました。ギリギリまで迷ってましたが、観て良かった!ストプレ的な?要素も多く、普段観ている舞台とは違った面白さがありました。箱が小さいから舞台と近くて嬉しかった。ストーリーは、思ったより大人になってしまった自分に突き刺さる…。パンフレットの人物紹介書いた人はだいぶ悪意あるでしょう!笑 大恋愛してよーーー。

観劇するはずだったもの

・アナスタシア×3

・ヘアスプレー

WSS×2

・ニュージー

・VIOLET

ミス・サイゴン

・熱海五郎一座 Jazzyなさくらは裏切りのハーモニー
~日米爆笑保障条約~

ビリー・エリオット

結局取り直して観られたものもあるけど、公演ごと中止のショックは半端なかった…。東宝系がまとめて中止発表された日はしばらく立ち直れなかったな。特にヘアスプレーとニュージーズが取れたのは奇跡だと思っていたので。救いとしてはテレビやYouTubeでパフォーマンスを残してくれたこと。なかったことにはしない、という主催側の様子があると嬉しいよね。ヘアスプレー、中止直後に上演問題が持ち上がっていたけど、いつか公演できるだろうか。

【マイベスト3】

1位 アナスタシア

2位 ビリー・エリオット

3位 ローマの休日

アナスタシアは梅芸・宙組合わせて7回観ており、ぶっちぎり一番観た公演でした。今年の1曲はMy Petersburg一択です。何回聞いただろう。状況があんなでなかったらもっと多くの人に観てもらえた作品だと思うので、梅芸にはずっと再演希望を出していくぞ。

ビリーは想定を遥かに超える素晴らしい出来で、ショックを受けた度だと1位かも。アングリーダンスの衝撃はしばらく忘れられそうにありません。ローマの休日は、静かに癒しを与えてくれた。加藤和樹だし、名作だし、まぁ安定していいだろうと思ってたんですが、しみじみと良かった。大きなことが起きない作品ほど役者の演技力が試されると思うので、推しはいい役者さんだと思えて嬉しかった。

本当は星組公演も入れたかったし、いつだって礼真琴は優勝しかしていないんですけど脚本が…。ちなみにスカステで観た演目だと、龍の宮物語、神々の土地、星逢一夜が良かったです。かなりウエクミが好きなのね私。

 

2020年は観劇ができないってこんなに辛いことなんだ、と痛感させられた年でした。いかにいつも舞台から力をもらっていたことか。配信だと集中力が持たないという課題はあるんですが、少しでも業界を応援したいのでライビュとか配信とか手を出して行きたい所存。後はもう円盤とCDは躊躇わずに買うぞ!えい!

今年も早くも先行き不安ですが、観たい演目がたくさん観られたらいいな。正直観劇することについては賛否両論あると思うし、行ける人/行けない人の分断が進んでいる気はする。感想を呟くのを躊躇う時もあるけれど、自分が気に病まない程度に、かつ楽しめる限り舞台を愛していこうと思います。まずは星組ロミジュリのチケットがんばるぞ!