今日、お日柄もよく

心浮き立つ遊びがしたい

とんアルマンはいいぞ(マタ・ハリ②6/25ソワレ)

ちえかずとん回を観てとんアルマンにやられてしまい、どうしてももう一度観たくてリピーターチケットをほいほい購入しました。いや2回目のマタ・ハリめっちゃ楽しいんですけど!!初見とは段違いにストーリー展開がスピーディーなんですけど!!実は3回目もチケットを取ってしまいました。へへ…。こんなに沼るとは思わなかったぜ…。

 今回は清々しくほぼとんアルマンについてです。f:id:MyPetersburg:20210629082956j:image

【1幕】

♪人生と闘え

2回目だと、かなり不自然な登場シーンだとわかるな…。タバコ吸ってるときの目付きが全然サイン欲しがってないもん。完全に獲物を見つめる目付きである。いきなり脇から出てくる方がまだ偶然と思えそう。

襲われかけてる女性に向かって「手伝おうか」って声かけは、どちらの意味にも取れて双方ともに「なんやて?!」ってなるから、場の雰囲気をつかむにはいいのかもしれないな?

しかしやっぱり柱を使って後ろ手にされて蹴られるシーン良すぎるな。実際当たってないのに殴られてる演技がうまい。一応相手のことも殴ってるけど全然効いてなさそう。アルマンは手加減したのかな。だから後で手加減しろよ!って言ったのかな。

「3人に1人で立ち向かうなんて、リスクが大きすぎる!」

「そうかな、見て見ぬ振りをする自分と生きていく方がよっぽどリスクが大きい」

いやお前、仕込みの癖によく言うわ…カッコつけよって…とは思いつつ、これがアルマンの信条なのは嘘ではなさそう。世渡りうまいかと思いきや、結構行き当たりばったりタイプなのかな。

ちょっと痛そうだけど、おとなしくマタのハンカチで顔を拭かれているのがかわいい。ここは各マタによって、どのくらいされるがままになっているかが違っていた印象を受けました。

「僕はサインが欲しくてマタ・ハリを待ってた。その人が今家に来ないかって僕を誘ってる」

「誘ってるんじゃないわ!私は手当てするためにあなたを連行するの!」

捌ける時肩に手を添えるのいいよねぇ。

♪C'est La Vie~人生なんてそんなもの

1階からだと正直そこまで寝顔が観られないから、初回の2階A席は正解だった説がある。コーヒーを飲みながらちょっと嬉しそうにアルマンを見つめるマタ。この段階では全然恋愛しようとか思ってなかったんじゃないかなぁ。マタが起こすわけでなく、自分でワッ!と飛び起きるアルマン。軍隊だと蹴飛ばされて起きるとかあったんかなぁと思うとなんか悲しい。それとも単に寝落ちしてやべーっ!ってことなの?
「あなた、いつのまにか寝ちゃってたから…」

「ごめん…」
ごめんがかわいすぎる(気が狂う)。

自分の匂いを嗅いで嬉しそうなのもダメです。罪深警察。ここでマタがすごい至近距離で「いい匂い!」ってするのも罪深い。若干ファム・ファタールしぐさではあるのかな。ご覧ください舞台上に罪深い人しかおらんのだが?

「もう行かなきゃ」って立ち去ろうとするのは、今回は掴みだけで深入りする気はなかったってこと?いや普通に仕事だったのかもしれんが。でも寝落ちは想定外だよね、たぶん。絡まれて助けてからどう出るかで、人間性をとりあえずチェックしたかったのかな?家に行きましょう、の流れは考えてなかっただろうし。それとも前々から監視してたの?

「僕を屋上へ連行してくれるの?」

「違うわ!誘ってるの!」
既にいちゃついていて最高。

「戦争が終わったら、何をしたい?」

「真面目な話、戦争が終わって生きてる自分を想像できない」

朝焼けのシーンは「踊っている時」「飛行機で飛ぶ時」にお互いシンパシーを感じたりして、めちゃくちゃいい感じ。「平和な世界になったらカフェを買って静かに暮らそう」って会話はこの距離感なら軽口かって感じだけど、アルマンは後で「パリの朝2人描いた夢」とか歌っちゃうし、この段階でかなり本格的に思い入れ始めてません?そこんとこどうなんですか?キスして警報が鳴って、「戻った方が良さそう」って言う時の残念そうな、でもキリッとした顔も良い。

屋上から降りる時はぁってため息をついたのは気が重いからですか!罪悪感からですか!!いいムードになるの早いなーって思ってたけど、戦争で明日死ぬかもって状態なら燃え上がるものはあるかもしれないのかな。少なくともマタの方は第一印象が最高だし。アルマンは素朴な一面を見て想定外に悪くないかも…とか思ってんのかな。

なおその後、めっちゃガバガバな報告をしてラドゥーを怒らせるの巻!が挟まれます。「私が彼女に好意を持っていることも、全て本当だと思っています」とか!なぜ言ってしまうのか!でもたぶん、ラドゥーさんが1人の女にここまで入れあげるのは初めてだろうし、1年前に部下になったんじゃわかんないか。ちなみに同僚に対する当たりからは何となく後輩っぽさを感じさせなくもない。けどピエールの上官なんだよねぇ?

♪一生の時間

アルマンに会いにリヨンに寄るマタ。ここでまっすぐパリに戻ってたらラドゥーもお冠にならなかったのに…とは思っちゃうけど、なかなか外出はできなかっただろうし仕方ないのかな。「戦争が終わったらリヨンに帰る」って言ってたから、アルマンは普段パリもしくはどこかの飛行場にいると見ていいのかな?それで、マタに会うためにラドゥーに内緒でわざわざやってきたと。なんでもお見通しな大佐に秘密を作ってまで会いたかったんやな…。愚かだけど愛ゆえに愚かなキャラは推せちゃう…。

ホテルにきゃっきゃしながら戻ってくる2人。出ました!!なぜか持ってるマリオネット(お土産に買ったのか?)。しゃがんで人形と握手するマタがかわいい。ちえマタは髪の毛下ろすとだいぶ印象変わるよね。

「確かにここはあなたが回ってきた街やパリほど大きくない、でも、だから好きなんだ」
「僕の人生もうまく操れたらいいのに」

マリオネットを見て自分の人生を操るって発想になかなかならない気がする…。家のなかで殴り合いが始まると見に行った場所ってどこだろ。カタカナが聞き取れず。職人街とか遊園地とか?

「僕とあなたは住む世界が違う」

「案外違わないかも」(まだちゃかした感じ)

「異国情緒溢れるマタ・ハリとの共通点なんて、僕には何にもないね」

「違わない。私の本当の名前は、マルガレータ・ツェレ。オランダで生まれたの。ジャワは暴力ばかりの実家から逃れてたどり着いた場所」

よくよく聞いてみると「父に汚され」ってマタの人生つらすぎるよ…。ここで本当のことを話してもいいと思えるほどにアルマンに入れ込むというか信頼してたから、アルマンの人たらし的スパイ力(ぢから)はあるのかも。
でもここで話を聞いている顔は、彼女の辛い過去に打ちのめされているようにも同情してるようにも見える。本当のことを言いたくない、本当はスパイじゃなければいいのにって感じで好き!確かここ、めっちゃ怖い顔して話を聞いてた。夫がいてビックリしたのか~いと思いながら観てました笑

私、とんアルマンはリヨンで秘密を告白されて落ちたと決めつけているので、この段階で本当にマタのことが好きになったんだと思ってます。りょんアルマンはまた見え方が違うんだろうな。「約束して、この瞬間は本物だと」って進行形で騙しててかつ惚れてしまった人に言われた気持ちを答えなさいアルマン・ジロー!!!過去を告白されたあと、思わず抱き締めてしまうところは想いを押さえきれてなくていいぞ!ここ捌ける時どうしてたっけ…。深刻な感じではあったはず。

将軍と部下の会話→スパイの歌から、また部屋に戻ってくる2人。そこにノックの音が。

「誰かと待ち合わせしてる?」「いいや」

マタを手で制し、部屋にとどめてからドアにもたれての「どなたですか?」がこわかっこいい。しかしさりげなくずっと腰にピストルがあったんですね…。この時代って誰しもが持ってた訳じゃないよね、軍人だからだよね。音を出さないで殺すのやたら手慣れてたけど、あんまりベテランではないんだよね?撃墜後に歌う「どうせもう人殺し」って歌詞からして、そんなに経験ないんだとは思うけど。

殺した男のポケットから紙(ホテルの台帳控え?)を発見して、怯えるマタを誘導し肩をガシッとつかんだところで暗転。二人が赤と青の照明に浮かび上がる…。強い目で見つめてるのは、ここで本当のことを話そうとしたからなの?

♪二人の男

いやすいません、1幕からラドゥーさんはマタ・ハリにあっちっち(死語)でしたわ。初見の私どこ観てたの?
「夢中なんだろ、あの香りに」とか言ってるけど、直前にアルマンの上着を嗅いでニタアッてしてるから、どう考えてもそっちがあの香りに夢中なんである。気持ち悪っ(褒めてます)!でもラストの方アルマンもあの香りに~歌ってましたね。しかし、絶対2人がメインで嗅いでる香りって違うよね。ラドゥーはたぶんステージでのオイルの香りだし、アルマンはその下の素肌の香りもわかるからね!(謎マウント)
「彼女が君から離れない」のメロディーはやはりクセになる!万里生ラドゥーはべらぼうにねっちょりしてるよね!「雨の音にも声を聞いて 鏡の中に姿を見る」のラドゥーにドン引きしてるアルマン、気持ちはわかる笑

ここで任務から外すのは、確かに勝手な行動のためだからまだ分かるんだけど、死ぬかもしれない僻地へ遠ざけるのは完全に私怨でしかなくて笑う。「今はこの国のため生きてる」と苦しい言い訳を続けていたアルマン、死地への任務を告げられて完全にキレるの巻。いやでもよくバレないと思ったね、というかもうバレてもいいでーす!みたいな開き直りすら感じるよ。台帳受け取って握りつぶしたり破りながら中身をスラスラ答えてますからね。「アルマン・ジロー、マルガレータ・ツェレ…(睨み付け)」じゃないんだよほんとに。煽ってるよね完全にね。

「彼女は意志を持って行動するタイプだと思われます」とか、完全にあの人そういうところが最高っすからね!お前にはわからんだろうがな!が隠しきれてなくてそりゃーラドゥーさんの独占欲に火をつけますよ。自分がちょっといいなくらいに思っていた女(実際はありえないくらい夢中になってしまっている)を部下に取られたとあってはね。でもなんだろう、そこで余裕がなくなってがっついて嫌われるのがとってもラドゥーさんだよね…。
「僕を殺しても何も変わらない 愛を奪われあなたを憎むだけだ(彼女の愛はあなたには向かわない)」って確信してるの多少うぬぼれ含むけど、まぁその通りすぎて何も言えんな!!!そして歌の途中で髪をかきあげるのなんなのー!!!たまらなくかっこいい。本当に上官と対峙してるのか…?ていうか2人の関係性ほんとなんなの?アルマンはやたらと上官に当たりが強いし、ラドゥーはなんで彼を採用したの?「死にも等しい任務だ!」「気をつけて臨めばいい(ハァン)」の時も胸ぐらつかんでたよね確か?何はともあれ「同じ幻追いかけている あの人は夢だから」でのハモりが最高~!

♪さよなら

初回は急だな~と思ったものの、2回目はしっくり来たこの場面。アルマンが悩みながら手紙をなかなか書けないでいたのが印象的。この水色のレターセット、宛先にマタ、末尾にアルマンの署名入れて売ったらいいのにって思っちゃった。買います。マタは手紙を見つけて「アルマンから?!」って驚いていたけど、この頃はどのくらいの頻度で会ってたのかな。

「終わりが近いと知ってて選んだ二人」

「言葉を選んで君を思ってる」
「最高だったね けして忘れない パリの朝二人描いた夢」

「再び巡り会えたのなら 二度と言わないさよなら」

この段階でも彼はまだ本当のことを話せてはいないから、綺麗な思い出だけでいなくなろうとするのはちょっとずるくない?とは思うものの、もうほぼ死ぬような任務だし、自分のことを覚えておいて欲しかったんだなぁ~~!!死ぬのは誰だって怖いよね…。同じ場面にいても2人の目線が合うことはなく、「さよなら」を敢えてマタに歌わせるところが好きです。空の色があの日と同じ薄ピンク色なのも良い。

♪英雄であれ

ピエールさんの逃げ方アクロバティックすぎて、これ完全に脱走できるやつの動きよ…とつい見とれてしまう。

クロネコチャンネルによると、初演より激しくなっているらしい。ピエールトークおもしろかった!

「飛びたくないんです!!」

「この国のために戦いたい、でも怖いんです」

「誰だって…!」

怖い、と続けなかったのは上官として言えなかったからなのかなー。片や絶叫に近い心情の吐露、片やそれを受け止めつつなんとか気持ちを変えさせようとしていて、かなり見ごたえがある。役者同士は2人とも同い年ってことで、どんな気持ちで対峙してるのかな。ピエールくんが怖いけど飛びます!!って言ってくれる時、すごく「わかってくれたか…」って顔をしていた。アルマンも死にたくないけど、部下や同僚を死地に送り込まないといけないんだよね…。虚しい。

あまり身長のことは書くまいと思いつつ、どうしてもとんさんだけ等身がすごくて、これは上官としては頼もしく見えるんかなと。そんな上司がかつての恥ずかしエピソードを共有してくれたらそりゃピエールくんも信頼しますよと。なお軍服の時は髪型がかっちりしてて、それもいいよアルマン!(もうなんでもいい)ただし帽子は時期柄どうしてもドリームチェイサーって思ってしまう。
そして炎の中へって言われると、どうしてもおしゃれしがちな愛妻家のイギリス貴族が脳裏に(記録はここで途絶えている)。英雄であれ、と歌いながら敬礼して空に消えていく捌け方は好き!

【2幕】

♪あの日をもう一度

炎上する街、転がり落ちてくるアルマン~!!!ぼろぼろでもすごいかっこいい!!!インスタライブで、この紫の怪我メイクは自分でしてるとお話されてました。顔が汚れていても目だけギラッギラしているのが生命力を感じさせる。

「僕は死ねない 嘘を抱え」

「あいつはすぐに話すだろう」

「ひどい裏切り あの人が遠くなる」

「泳いで渡るか 溺れるか」

「必ず帰る 彼女のために」

「もう一度踊る姿を見て キスして眠る 触れあったまま」

「ただそばにいる」

「2人でもう一度」

自信ないけど、ここのメロディーは2人の男リプライズのはず?人生と闘えが入っていたかは円盤で確認しよう。「ただそばにいる」の後、無言でギラギラした目になる一瞬がたまらなく好きです!!!マタを見てるのね。あとお髪がいい感じに乱れていてそれも良い!!!時折痛む体を押さえるのも緊迫感が伝わってくる。肋骨折れてますからね!

それにしても、もうマタのことしか考えてないんだな~って歌詞だ。スパイ行為については手紙で告白しておけばとも思ったけど、死ぬ前になってやっぱり自分で言いたいと思ったのかな。裏切ったと思われたまま死にたくないと。そしてできれば許されたいと思ったのかな…。

「俺が撃たれる前に、1人は当てるぞ!」殺気だってて良い。でもたぶん気力の限界が来たところで背後から殴られて連れていかれる。ここでは肩を借りてたね。そうだよね、引きずるのは死体だよね…。ところで、一人称が敵の前(もしくは激昂した時)だと俺になるの良いですね。二人の男リプライズも俺だよね…。

なお「パイロットは殺さない!」そうだけど、パイロットじゃなくて普通の兵士だったら殺されてたのかな…?

♪無名兵士の死~あなたなしでは

ベッドについている認識表?を読みたくてオペラでガン見していたけど、綴りが全然読めませんでした!!なんて書いてあったのアレ?

アルマンを見てあぁっ…と声をあげて愛おしそうに見つめるマタ。目が覚めた時、めちゃめちゃ嬉しそうだったね。かすれ声の「マルガレッタ、どうしてここに」からの強めのハグ。2人、絵か?
そういえばアルマンってマタに向かってマタって呼んだことあったかな?一番最初はそうだったけど、途中から君とかあの人とかマルガレッタとしか言わなくなったよね。

やっと真実の愛に巡り会えた!と喜ぶマタと、愛しているのに裏切っていたことを告白しなければいけないアルマン。アルマンの話を聞きながら、どんどん取り乱していく様が辛い。愛している気持ちだけは嘘じゃないんだよマタ!会いたい一心で生き延びたんだよ!!と思うけど、それは観客として見ているからであって伝わるはずもなく…。

ちなみにアルマンは一年前に採用されたとのこと。さらっと言ってたけど、あ、そうだったんですか?!初見の時完全に聞き逃していたよわたし!それまでは普通のパイロットで、ラドゥーが諜報要員としてスカウトした…ってコト?どこに適性を感じたんですか大佐!

「いけ 全て僕のせいにして」
「かまわない 生きていてくれたら」
「行くがいい1人で」「行くわ」
「マルガレーテ!あぁっ!(頭を抱える)」

ほんともう~~~~このすれ違いがつらい!ばか野郎!!!!!って感じ。特に「生きていてくれたら」がもうこの関係はダメだけど、せめて…という気持ちが出ていて辛い。ここでもう少しお互いの話を聞けていたら…。アルマンも説明する気があるなら突き放すんじゃないよ!!どちらも生きていて欲しい、愛してるという気持ちは同じなのに。

アルマン「マルガレッタ!あぁっ!」
ラドゥー「くそ!あの女ァッ!」
ビッシング「(溜めてからの)…ああっ!」
歌い終わりのアルマンの悲痛な絶叫はすごく好きなんだけど、そのまま見ているとマタ・ハリに人生を変えられてしまった男どもの三者三様な悲鳴3連発になっていて、ちょっと笑ってしまいました。

♪普通の人生

やさぐれぎみに地べたに座るアルマン。タバコは本当に好きなのね。しかしこの場面、初演は車椅子だったんか!立ち上がって拳を掲げる演出が好きなので、初演からどう変わったのか気になるな~。初演の映像も欲しいな~!!!ちらちら舞う紙吹雪は何を表してるんだろう。雪?コートも着てるし、季節は冬なのかな。「神よいるなら彼女を運んで」とか、もう会いたさが募ってますね。時間はどれくらい経過してるんだろうか。

「ちっぽけすぎて嫌っていたありふれた暮らし」
「今それがほしい 手を取り合い世界に向き合う」「普通の幸せ それだけ」

いい訳詞だぁ~~!!!2人ともただ一緒にいることだけを求めたのに、戦争下ではそれがいちばん難しいのだった…。

最後拳を掲げる時に、ジャケットが落ちそうで落ちないんだよね。絶妙なコントロール(?)医者?との微妙な間の後に、ダッと走っていくアルマン。「おいっ!」って言われているから病院を脱走したんだよね。しかし怪我はある程度良くなったのかい?!あとどうやってパリまで来たのかめちゃくちゃ気になります。

♪二人の男~リプライズ

裁判シーンでは完全に「アルマン…早よ来て…」と思いすぎて、フライングオペグラで虚無を覗いていた。舞台中心を観なさいよ。下手から出てくるはず…と思ってたけど、マタの躍りが挟まることをすっかり忘れててタイミング合わなかったな笑

「よくそんな嘘がつけるな!!!」がもう完全に怒号。アルマンはどこから聞いてて、どこで出てこようとしてたのかな。本当はもっと穏便にマタを助けようとしたけど、聞いてられなくて思わず…なのかな。ラドゥーパートは二人の男だけど、アルマンパートは一部人生と闘えだよね?わかんなくなるから歌詞カード欲しいし、とりあえずCD出して???

二人の男リプライズが好きすぎて忘れたくなさすぎて、初見でピンと来なかったのが嘘のよう。とりあえず脳内に覚えている限りを書き出してみます。円盤が来たら答え合わせするんだ~!歌詞はうろ覚えです許して!

アルマンが銃を取り出し(観客の悲鳴)、「どけ!」で観客が下がる。

兵士がマタを取り押さえるのを見て、銃をしまう。
悔しそうに上手に行き、観客に向かって「こいつの言っていることは全て嘘だ!(闘え人生を)」

「ゲームのように犠牲増やし 自分の罪覆い隠す」

ラドゥーが笑い、アルマンに近づく。

「女で国を裏切るか」「兵士のなれの果て」(2人の男)

「恥を知るがいい」「黙れ」

「信じるなこいつの言葉を」

「バカな芝居に幕を下ろせ」

「お前にだけは黙らない」「静かにしろ」
「俺の目を観ろ」「見る価値もない」

ここー!!ここの掛け合い超好きです。息詰まる。迫るアルマン、逃げるラドゥー。
「今ここで終わらせよう」

再び銃をラドゥーにつきつけるも、ラドゥーがアルマンの首をしめ、蹴飛ばす。銃が床に落ちる。
アルマンが立ち上がり銃を拾いにいき、ラドゥーが背中越しに腕をつかむ。
向き合う姿勢になり揉み合い、銃声が鋭く響く。アルマンの目がラドゥーをじっと見る…。この時何を考えていたの…。
ラドゥーがよろよろっと崩れ落ちる。一拍おいて、アルマンが目を閉じて痛そうにあえぎながら倒れる。マタが駆け寄る…。

「ごめん、あの時…」「医者を呼んで!!!」

「許して…」「許すから!」

「マルガレッタ、愛してる」「私も!」

「全部違ったらよかったのに」

「すぐにそうなるから!」
この台詞は解釈が欲しいな…。出会ったきっかけが違ったらよかったのにってこと?普通にパリで、ダンサーとファンとして出会えていたら良かったのにってことかな。アルマンが死んだのはラドゥーのせいだけど、ラドゥーにスカウトされなかったら二人が親密になることはなかったんだから因果な関係性だよ!!!それに対するマタの返しは、私もすぐ死んで、全部なかったことになるからってこと?

とんアルマンは、すっとそこからいなくなってしまうような亡くなり方だった。撃たれたら、人ってあんなに早くあっけなく死んでしまうのか…。辛そうな表情ではなく穏やかに眠っているみたいだったので、マタの囁くようなC'est La Vieリプライズが余計悲しい。死んでしまった後もぎゅうっと抱きしめて、顔を拭いたり髪を撫でてあげたりしていたな。たぶんマタの美しい衣装にもたくさん血がついて、はたから壮絶な場面なんだろうけど、芝居では美しく見えていいな。かくてアルマンはマタから引き離されて、死体としてずるずる引きずられて行くのだった…。魂が抜けたようなマタ、見ていてつらいよ。

♪この命の最後に

アルマンいないじゃんって???私には見えたからいいんです!!!!ちえマタの笑顔の先にいたのは!!!!とんアルマンだって思いたいの!!!!(限界オタク)

【カテコ】

とんちゃんは2回目に出てくるとき、万里生さんといぇーい!ってハイタッチしててかわいかったー!万里生さんは初回いっさい手を振らず、ただそこにいるのみ…と思いきや、2回目は普通ににっこにこで振ってたし、なんならかがみこんでギリギリまで振り続けて笑いが起きてたのが印象的。 

ちえまりとんも並びがいいですねぇ。 万里生さんの感想は次回!

 

リピする予定は当初全くなかったんだけど、好きな芝居は何回観たっていいですからね。っていうかちえかずとん観に行って、贔屓抜きのちえとんをリピートしてしまうくらいこのカップルが好きなんだけど…!!年の差とか関係ないです。運命の恋人たちにふさわしいお二人でした。今回はとんアルマンの感想に終始したけど、ちえさんのマタ・ハリも最高なんで!やっぱり主役はマタなので!! なお円盤と逆の組み合わせを好きになりがち芸人です!!!つらぁ!!!

そして遅蒔きながら、マタ・ハリ東京千秋楽完走&DVD発売おめでとうございまぁぁぁす!!!結局配信も観ましたぁぁぁ!!!わーい!!!私のマタ・ハリは終わったけど、まだ大阪公演がありますんでね!皆さんぜひ!! 一人でも多くの人に観てもらいたいな。

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