帝劇コンにはな、言ってやりたいことが100個くらいあったわけよ。
のっけから前回記事と激しく違うテンションでごめんあそばせなのだが、配信をAプロ2回・Bプロ1回観た段階で、正直めちゃくちゃ文句言いたいことがあったわけですよ。
私の推し(スーパーセクシーお顔がきれい姿勢がいい歌うまお兄さんにして二郎の伝道師こと加藤和樹さん)、出番少なくね?!
Aプロの時はまだ(まさかの)ガイズがあったんですよ。ローマで組むからか、まぁ様とまさかのデュエット。これは良かった。本役が少ないから、何かしらやったことない曲をやるだろうと予想はしていたんですよ。で、本役ソングは皆大好きサイラだったと。私もサイラは大好きです。公演の時は4カップルをなんとか同時に摂取しようとして目が大変なことになっていた。DVDの特典映像には各カップルごとのアングルが本気で欲しかった。それはいい。トータルの曲数が少ないよ~!(号泣) せめてもう1曲ください!話がそれますが、そもそもフレンチミュージカル枠少なくない?!だったらせめてロナンの代名詞こと『肌に刻まれたもの』とかさらりと歌ってくだすってもよろしくってよ?!とお嬢様口調でお叱りも垂れたくなるというもの。
Aプロは同様に古川さんが1曲、花總さんが2曲と曲数が少なくて、ファンの悲しみの声を聞きながらも(いやいや私の贔屓も2曲ですから!!)と思っていたわけなんだけど。
やっぱ冷静に考えて2時間で1曲は少ないわ!!!!やっと気持ちわかったわ!マジごめんな!!!!!
大いに反省し、かつ憤り。これはガツンと東宝ちゃんに言って(アンケートにお手紙をしたためる)やらねばなるまい!と思ったわけです。そりゃいろいろな事情があることだろうし、元気に出て歌ってくれるだけでスーパー感謝祭なんだけど、でもあんな露骨に曲数少ないことある~?
かなりがっかりしてるけど、でもせっかくナビザーブちゃんが用意してくれたお席なので、足取りだけは軽く帝国劇場を訪れたわけですよ。
え、よく考えたらダンスオブヴァンパイア以来の帝劇…?嘘でしょ…?
01. オープニング「レビュー THE IMPERIAL」(山崎育三郎 ほか)
オープニングのマンマとママンの歌でもうちょっと泣いてた。嘘。めっちゃ泣いてた。Oh~~~ l understand…自分でも引きましたね…。配信で既に3回観てるんやぞ…。でも生で帝劇の席で観ると全然違うんだよ~!!皆さ~ん帝劇へ~お~いでな~さい~♪のところではもう大号泣。ミュージカル曲でやたらめったら泣ける性質の持ち主なんですけど、来たわよ~!!ってな感じでかなり感じ入ってました。ああ観に来て良かった…企画・制作の東宝さんに感謝…ってなってた。めちゃくちゃにチョロいです。芳雄さんがカンペを暗記してたから、いっくんも負けじと暗記した話、笑って聞いてたけど気が遠くなりそうだ…。観たことないけどStarsを勝手に感じました。
02. 「サウンド・オブ・ミュージック」より「サウンド・オブ・ミュージック」(平原綾香)
いくちゃんと全然違う良さ。力強い歌声~!マリア先生っぽいのはこっちかなぁ。ていうか調べたら映画の50周年記念吹き替えやってるんだね?!本役じゃん!
03. 「王様と私」より「シャル・ウィ・ダンス?」(瀬奈じゅん、藤岡正明)
藤岡さんの声がとても好きなので耳福だったー!!!チャチャチャ、に合わせてステップを踏むのがかわいらしい。いたずらっぽい優しい嬉しそうな顔で歌っていたのが印象的。WOWOWでやってたケリー・オハラ版、早く観ないとな…。
04. 「キス・ミー・ケイト」より「ソウ・イン・ラブ」(瀬奈じゅん、藤岡正明)
私/俺はあなた/お前のものっていう感じが双方向って感じでいいなと…。周知の事実ですが、藤岡さんはマジで歌がうまい。
05. 「屋根の上のヴァイオリン弾き」より「陽は昇り又沈む」(全員)
加藤和樹と海宝直人が前後に並んでくれたので、ひたすらその辺りをオペラでガン見しておりました。もう少しソロパート欲しかったな…。てかソロ曲ないんだから優遇してくださってもいいのでは?!??
06. 「ラ・マンチャの男」より「見果てぬ夢(騎士遍歴の唄)」(福井晶一)
福井さんバージョンもとてもよかったー!!!最後の高音は全員の中で一番好きかもしれない。福井さんはすぐラ・マンチャできそうだな。
あーやさんに全員がペースを乱されるの巻。これは司会力試される。がんばれ!楽屋の壁に台詞を貼って呪いの部屋みたいにして覚えてたけど、ある日(声の振動で)一斉にばさばさ落ちて怖かった…と。男性陣が総ツッコミになっていて笑った。
07. 「スイート・チャリティ」より「ビッグ・スペンダー」(朝夏まなと)
脳内で癖になる歌詞。めっちゃ主観だけど、まぁ様ってカッチリしたお衣装の方が似合うんでないだろうか。ちょうどアンサンブルさんたちが着てた黒ドレスのような。キャミソールタイプの薄いワンピースだと、どうしてもずるーっと見えちゃうというか。そんなことは百も承知でお衣装作ってるんだろうけど!!スイート・チャリティのお話を全く知らないけど、娼婦の歌っぽいし、敢えてだらしなく見せているのかな。それにしても手足が本当~~~に長い。まじまじと見てしまう。
08. 「アニー」より「明日は」(平原綾香)
好きだった!!シンガー!って感じの歌いかた。あーやさんは最後マイクが絶対上向くね。アニー未見だけど、わけわからんくらい泣ける歌ですね。子役ソングだからか…?
09. 「ナイン」より「グイードの唄」(田代万里生)
グイドって城田君がやるという事でかなりしゅっとしたキャラのイメージだったんだけど、40代の体には辛い~みたいなこと言ってたし、もしかしてとても頼りないキャラなのか…?はけ際のニヤリ顔が好きです。
10. 「シカゴ」より「オール・ザット・ジャズ」(瀬奈じゅん、朝夏まなと)
アンサンブルさんたちがかっこよくてつい観てしまう!そして気になる方が2人もいた。どうしてもプリンシパルを観がちな人間なので、オペラで追っかけるっていうのが我ながら新鮮だった。今後注目してこ~!
脇卓史さん(次はローマの休日に出られるらしい!)
島田彩さん(次はレミゼらしい!)
「ザ・ミュージカルコンサート」無事全公演終了致しました。完走しました…!!!!!!
— 島田彩 (@shimadaya413) 2020年8月25日
今日ばかりは涙腺が弱ってしまいました。
舞台から見た客席の景色、沸き起こった想い、一生忘れません。そして想いは目に見えなくても繋がっているということ。
心から、本当に本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/f0dlGV0T1R
11. 「レ・ミゼラブル」より「カフェ・ソング」(海宝直人)
すっすごい!!1人でレミゼをやっているのか?!と思う熱演。コンサートじゃなく、あくまで役をやっていますという気合いを感じた。海宝マリウス、コンサートとかテレビで聞くから勝手に観た気になっているけど未見なんだよなぁ。2ndアルバムに収録してくれないかなぁ。
12. 「レ・ミゼラブル」より「民衆の歌」(福井晶一、笹本玲奈、藤岡正明、山崎育三郎、海宝直人)
正直ワンデイモア派なんですけど、毎度びしょびしょに泣く。いっくんの目のうるみが最高潮。全員本役はやっぱり迫力あるなー。卒業したキャストが集うレミゼミュコン(リーヴァイコンみたいに同じ曲たくさんやる)やらないかなー。
笹本さんの「子役の最終選考の時、男の子を使うからって落とされてお母さんに『なんで男の子に生んでくれなかったの』って泣いた。その後レミゼで帝劇に立てた時『女の子に産んでくれてありがとう』って言った」って話、子役あるあるなんだろうか。笑って聞いていいのかなーって思っちゃった。海宝さんのレミゼの稽古の話(歴代キャストの前で新入りから歌う)は想像すると怖すぎる。そしてあれだけ技量のある人でも最初は怖いもんなんだな…。
13. 「エニシング・ゴーズ」より「エニシング・ゴーズ」(瀬奈じゅん)
これまためっちゃ歌詞が癖になる。瀬奈さんって宝塚時代は歌の人だったのかな?ダンスの人なのかな?まだよくわかってない。
14. 「オリバー!」より「愛はどこに?」(田代万里生)
去年やってたオリヴァー・ツイストとは違うんだよね。そしてディズニーでオリバーやってたけど、ディケンズが元ネタじゃんと今気づきました。しばらくやってないのね。子役メインだから、今はあんまりできなさそうな作品なのかな?
15. 「ガイズ&ドールズ」より「はじめての恋」(笹本玲奈、海宝直人)
ガイズやろうよ~。話はそこまで面白くなかったけど、歌うま同士のデュエットを聞きたい!!それにしても、みちふうのガイズでこの曲聞いたはずなのに全然思い出せない不思議。
16. 「回転木馬」より「もしも あなたを愛したら」(涼風真世)
涼風さん、どうしてこんなに高音が出るんだろう…。まごうかたなき妖精なんですけど…。マスカラの白いラメがきらっきらしててかわいかった。
17. 「シー・ラヴズ・ミー」より「バニラ・アイスクリーム」(涼風真世)
この曲が選曲された理由がいまいちわからん…!最後の高音で驚きな!という枠なの?それとも往年のミュージカルファンにはぐっとくるセレクトなんだろうか。
18. 「ミス・サイゴン」より「神よ、何故?」(山崎育三郎)
クリス誰かな~と思ってたらいっくん!衣装はクリスっぽくなくてもクリスだった~。幕に映る写真で、当時に思いを馳せるなど。サイゴンはロンドンキャストの映像しか観たことないから、日本人キャスト版再演楽しみにしてます…涙
19. 「ミス・サイゴン」より「世界が終わる夜のように」(笹本玲奈、藤岡正明)
歌ウマ同士の本気の殴り合いというか。互いに全く遠慮せずぶつけ合っている感じが見ていて気持ちよかった~。笹本さんはMAしか観たことないんだけど、キム観たかったな~!「あなたと~!」に気合こもってた。
20. 「42nd ストリート」より「42丁目」(涼風真世)
モリクミさんとはまた違った雰囲気。これまたアンサンブルキャストのダンスがかっこいいんだ~。
トートのかつらトーク。宝塚のトートって、他の人と髪色かぶっちゃダメなんだ?!どんどん選択肢なくなるじゃん。次の人大変だな…。短髪のトートも見てみたいな~。いっくんがイケコこだわりのセンター分けだから、次の帝劇トートは1:9分けという話でめちゃくちゃ盛り上がっていた。
21. 「ジャージー・ボーイズ」より「ジャージー・ボーイズ・メドレー」(中川晃教、藤岡正明、海宝直人、福井晶一)
最高。最ッ高。4人がめちゃくちゃ楽しそうで、観てて泣けた。なんたって始まりが海宝直人のソロ~~~~~~!!!!!!!ばしっと決まる高音~~!!!!このイントロ大好き。アッキーさんのソロパート、一人ですんごい踊ってる海宝さん、を見て思いっきり笑顔で会話してる藤岡さんと福井さん…を観て滂沱の涙を流す私。何喋ってたんだろ?ていうか作中の曲だとWho Loves Youがいっとう好きなんですけど、まさかこれで締めてくれるなんて、なんてありがてぇメドレーなんだ。WOWOWで絶対流してほしい。
22. 「ルドルフ ザ・ラスト・キス」より「愛してる それだけ」(笹本玲奈)
ルドルフは曲が好みなので、芳雄さんと海宝君のWとかでそのうち再演してほしいな。ロイヤルみのある人選でぜひ。
23. 「ダンス オブ ヴァンパイア」より「フィナーレ」(朝夏まなと)
高音の伸びはやっぱり聖子ちゃんの方が好き。でもまぁ様も似合うね!この曲!こんなご時世じゃなければ客席降りとかしてほしいし、一緒に踊りたかった!!とにかく手拍子はめちゃくちゃやったよ!
24. 「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」より「さあ、声を出せ!」(瀬奈じゅん、朝夏まなと)
フィナーレからの「マエストロ!」はテンションが収まらない!!このセトリは上がる。まぁ様がいつの間にかでっかいリボンをつけてて、ちょっと黒猫みたいでかわいい。あさこさんはまさにワイルドチャーミングって感じ。シスアクはSpread the Love Aroundも聞きたい!「とにかく歌えよ命がけ」が大好き。この曲もアンサンブルキャストの力をすごく感じた。
25. 「1789 -バスティーユの恋人たち-」より「サ・イラ・モナムール」(加藤和樹)
何も~かも恐れることなく…
バン!(拳を突き出す)
バン!(胸に引き寄せる)
バンバン!(噛み締めるように下を向き、バッと正面を見据える)サイラモナ~ム~ル…!
この一連の流れ、オペラグラスの中で鮮明に輝いて見えました。顔を上げた時の決意のまなざしがすさまじく力強かったです。ほんとね~!曲割りどないなっとんねんとか言ってやりたいことたくさんあったんですよ!!でもね!!この曲がかっっっっこいいからもうなんも言えないわけ。真剣な表情、ハチャメチャに良い姿勢、響く低音…。ぐわぁ~!好き~!この1分1秒が15,000円やぁ~!って真剣に思いながらガン見してましたよ…。これは1789まだ卒業しないってことかな(希望的観測)
26. 「ビューティフル」より「ナチュラル・ウーマン」(平原綾香)
ビューティフルはあーやキャロルで絶対観ますぅ…と誓わされるような歌声だった。ドスの利いた声大好き~!!かっけ~!
この声を持った人が歌を歌うことを仕事に選んでくれて、かつ僕こそ音楽って歌うの、世の中のチョイスが天才では…。マジで唯一無二のお声だと思う。芳雄さん熱も高まってきたことだし、M!も両方DVD買うか?!
28. 「エリザベート」より「闇が広がる」(山崎育三郎、田代万里生)
いっくんトート!目が全くうるうるしておらず驚いた。単にまばたきをしないからかもしれない。それも「死」だからなのか…?トートって絶対目を見開いてますよね…?ルキーニの時はすごくナルシストっぽい役作りだなぁ~と思ってたんだけど、トートからはあまりそれを感じなかったような。不気味ってよりは普通に怖いトート。
おお、ようやくこの曲が…。当時のファンにはたまらないんだろうな。私にとってはどうしてもゾフィー様なので…。歴代シシィのこと全然知らないな~と改めて思う。
和樹さんの尊いエピソードが満載で、本当この回に行ってよかった!!
レディ・ベス初演の本番直前までお稽古をしていて、花さんが不安で泣いてしまった時「大丈夫だよ、一緒にがんばろう」って爽やかな風を吹かせてくれる和樹さん、相手役として最高過ぎんか?!いっくんとアッキーさんに「再現、321!」って振られた時は普通~の言い方してたけど、絶対本当はめちゃめちゃイケメンボイスで言ってたでしょ…。少女漫画かよ…。この話いる?!って照れてる姿も圧倒的に姿勢が良くて、とりあえず10000000000点差しあげます。
いっくんの闇広を聞きながら、袖で一緒に歌っていたのをアッキーさんにばらされてるのも最高だった。「かーくん、(トート)やりたいの?」って聞かれてこくこくするの、想像するけであまりにかわいくて無理でした。あとかーくんて呼ばれてるのも圧倒的弟感があって最高。前髪1:9ならぬ0:10分けでもやりたいなんて本気じゃないですか…。私は白い軍服姿が観たすぎるのと「私の妻だ!」と夜のボートが聞きたすぎるので初エリザはフランツ希望だったんですけど、推しがトートやりたいってぇんなら一刻も早くトートをやっておくんなせぇ!(号泣)「そのときはルキーニやるね!」って言ってくれてアッキーさんありがとうマジめっちゃ観たいっす。あとミュージカル紅白は絶対観たい。
30. 「マリー・アントワネット」より「明日は幸せ」(花總まり)
花さんの曲が増えた!何を歌っても気品が漂っている。
31. 「マリー・アントワネット」より「あなたに続く道」(笹本玲奈、田代万里生)
MAからデュエット曲やるんか~い!ってAプロを観た人が思わないかちょっと心配になった。私が観たフェルマリコンビだったので、観劇時のことを思い出すなど。
32. 「レディ・ベス」より「秘めた想い」(花總まり)
べス観た方がいいのかな~いいよね~でもDVD花總さん和樹さんじゃないんだよな~。と思ってなかなか購入に至らず。平野綾ちゃんでもいいんだとは思うんだけど、2人のエピソード聞いちゃうとその組み合わせで観たくなっちゃうんだよね~。
33. 「マイ・フェア・レディ」より「踊り明かそう」(全員)
やっぱりダバダバに泣いてしまうよ~。万里生さんと一緒にくるくる回ったり踊ったりしててめっちゃかわいい和樹さん。どうして海宝さんは正反対の端っこにいるんだぁー!私の目は1つしかないんだぞぉー!!!ちきしょー!
というわけで、東宝にガツンと言ってやるどころか、しとどに泣いて帰ってきたというわけでした。次は負けないぞ(何に?)でもアンケートは出したよ!あらぶるTwitterをフォロワーさんが面白がってくれたのでよかったです。すぐ呟かないと忘れちゃうからね…。
そして帰り道、Twitterを見て悲鳴をあげた私。
#帝劇コン マチネ終了!観に来てくれた皆さん、暑い中ありがとう!まだまだ暑いのでお気をつけてお帰りください💦
— 加藤和樹 (@kazuki_kato1007) 2020年8月20日
我々も屋内とはいえ絶えず換気をしているので暑さが襲ってきます。こまめな水分補給を忘れないようにしましょう!
終演後、#海宝直人 君と1枚。いい声すぎて震える🤤早く共演したい! pic.twitter.com/iHCCdfk3ZR
ぎゃー!今まで共演経験のない推したちが邂逅したー!私海宝さんのこと推しって言っていいのかなー!ファンクラブ入ってないけど、もう言っていいよねー!好きー!というわけで次はCプロに参ります。